私訳・源氏物語

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January 8, 2009
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カテゴリ: エッセイ

 朝キッチンに入ると、ガス台とシンクとがL字になっている角の調理台の扉が、10センチほど開いていました。ちょうど角の部分なので扉の幅は20センチほどですが、中は広い回転式の二段の棚になっています。

 私は一瞬「あれ?」と思いましたが、その時はあまり気にしませんでした。

 ところが二三日するうち、また同じ角の調理台の扉が10センチほど開いているのです。うちは夫と二人家族なので夫に聞いてみましたが、開けていないと言います。

 私は上から何かの圧力がかかって自然に開いたのかもしれないと思い、扉を閉めて上から押してみましたが、そんなことでホーローの扉が開いたりはしません。しかも不思議なことに、開くのは決まって夜間です。

 寝ている間に地震でもあったのかしら。それにしてはこれで二度目です。それとも調理台の下にネズミがいて、扉を押して出てきたのかしら......。

 いろいろ考えて薄気味悪くなった私は、その小さな扉が開かないようにと、重いごみ箱をドン!と置いて寝ることにしました。






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最終更新日  March 21, 2017 05:23:04 PM
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