私訳・源氏物語

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June 10, 2010
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カテゴリ: 源氏物語

秋の夕べは常にも増して藤壺の宮への思いがつのり、
宮とご縁続きの姫をも求めたい御心が勝るようです。

 北山で尼君が「消えむ空なき」と詠まれた夕べをお思い出しになられて
姫を恋しくも思い、また、見たならばがっかりするかもしれないと、
さすがに不安な気持ちにおなりなのです。

「手に摘みて いつしかも見む紫の 根にかよひける 野辺の若草

(いつか野辺でちらと見かけた若草を我が手で摘んで、早く見たいものだ。
恋しい藤壺の宮と縁続きの若草を)

 十月には朱雀院の御幸が予定されていました。


舞楽にふさわしい人たちをお選びになりますので、
親王たちや大臣をはじめとして、それぞれの練習に余念がありません。

源氏の君も久しく北山の山里人を訪問なさらなかったのですが、それをお思い出しになって、
わざわざ御文をお遣わしになりますと、僧都からのお返事だけがありました。






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最終更新日  March 7, 2017 06:14:08 PM
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