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January 29, 2005
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カテゴリ: My journal of Book
正当なことばかり並べても、世の中きれい事ばかり言っては生きていけない。


『相克の森』での自然保護団体の集まりでされた教授のせりふである。
相剋の森 ( 著者: 熊谷達也 | 出版社: 集英社 )

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「最近、自然との共生という言葉をよく耳にしますが、共生という言葉が、私は大嫌いなんです。共に生きるなどという、いかにも耳あたりがよい部分に、胡散臭さとまやかしを感じてしまうのです。」

「共に生きる前に、厳然として我々に突きつけられている大切な事実を忘れちゃいませんか、と言いたいのです。生き物は、他の生き物を殺すことで殺すことで生きながらえている。互いに殺し合うのが生き物の本質なのです。死を見つめるという部分が抜け落ちた議論は、なんの意味もない。他者を殺す覚悟と、自己が殺される覚悟。この二つの覚悟がはじめにあっての共生の思想であれば、私にも頷ける。いかにして共に生きるかの前にあるべき、いかにして共に死ぬかの思想、いわば『共死』の思想とでも申しましょうか。これに真正面から向き合わない議論は、あまりに空虚です。ところが、このところ巷に溢れている共生という言葉には、最近流行りの『癒し系』にも似た心地よさと、それに便乗した清浄なイメージばかりが先行している。どろどろと汚れた部分が、すっぽりと抜け落ちている。言葉は悪いですがね、そんな議論は、私としては、ちゃんちゃらおかしいと言わざると得ない。よろしいですか、はじめにありきなのは、『共生』ではなく『共死』なのです。それを忘れてもらっては困るのです」

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昔は当たり前だった自分の食べる分を得る行為。
食べる動物を飼育し食べる時には殺す。

そんな行為は今では ほとんどの人にとって自分とは無縁のように思える。
誰かがやってくれているだけの話である。
実際には食べるために生きているものを殺すことをして人間は生きながらえている。

だから動物を保護しようという考えは安易なことではないのだ。
保護しようと思う時点で 人間の優位性を誇示しているとさえ言える。

生きているものは遠かれ近かれ死に向かっている。
共に生きるのでなく、共に死ぬという考え方。
決してネガティブではない。

北海道は自然の宝庫と言われている。
しかし私は自然と『共生』するという考え方をしたことがなかった。
また自然とどう『共死』するかももちろん考えたことがない。


いかしまた自然とはいったい何か。
手つかずの自然が自然なのか。
人間が手をつけて歩きやすく見やすく観光地化されたきれいな自然が自然なのか。
人の手によってきれいに整備された北海道の畑や風景か。
私には分からない。




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今日の「人生の楽園」は北海道が舞台♪

私の大好きな番組「人生の楽園」
今日の舞台は北海道であった。港町苫小牧である。
この番組は普段は一緒にがんばる夫婦を紹介していることが多いが
今日は父と息子の居酒屋物語であった。
時々映る雪景色の北海道の風景も重なって
自分が残りの人生を打ち込める何かを持った生き方にほれぼれするのでありました。

そこの居酒屋さんはお客さんが来ると「おかえりなさい」ってかけ声をかける。
「いらっしゃいませ」じゃないんだな、これが。
確かにねぇ 「いらっしゃい」じゃぁ 他人の家におじゃまするみたいな気がしないでもない。
そんでもって父と息子、息子はまだまだ「おかえりなさい」というかけ声に違和感があるようである。
まだその居酒屋は父の居場所で父が言うから「おかえりなさい」なんだろうねぇ。
そんな父のようになろうと日々励む息子。

家族それぞれがそれぞれの家族の形を築いてる、
小さい頃は小さな国だって思っていた日本だけど、全然小さくないよね。
人の営みって大きくて広いのだと感じます。

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フォト散策ページ プチ更新♪
フォト散策ページ プチ更新

日々変化する富士山の写真もアップしていく予定です♪

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最終更新日  February 10, 2005 03:52:30 PM
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