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パパゴリラ! @ Re:筋肉をつける唯一の方法は、またがんばること(06/11) New! 家事全部を一人で熟すのは大変ですよね。 …
pico5404 @ Re:入院3日目(06/10) New! 早く回復されますように。
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空夢zone @ Re:入院3日目(06/10) New! 痰がでているとまだまだ退院は先になりま…
Apr 9, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2010年公開されたディカプリオ主演映画「インセプション」を覚えてらっしゃるでしょうか?

なぜなら夢は一つでなく、夢見てる人が夢の中で夢を見て、そのまた夢の中で夢を見ると、どんどん夢の階層が深くなっていく。
最後のシーンで主人公のディカプリオは、夢の階層から抜け出し、長い間離れ離れだった子供と無事に再会しますが、実はそれさえも夢の中のできごとかも知れない。


この作品の監督はバットマンシリーズでも傑出した「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」やSF映画の傑作「インターステラー」を監督したクリストファー・ノーランです。
映画「インターステラー」では、ブラックホールに飲み込まれた主人公が時間が逆行した自分の家にたどり着き、古の自分と娘を「本棚」越しに覗き見します。
そして音(声)の伝わらない娘に腕時計を使ったモールス信号で自分の存在を伝え、やがて年老いた娘と再会する主人公...
と、云うようなストーリーで宇宙旅行における時間の遅延をテーマにした作品でした。
この監督クリストファー・ノーランはなかなかに難解な作品を続出してくれるのですが、その極みと云うのが2020年に公開した「TENET テネット」ですね。

作品を映画館でご覧になった方で、ストーリーを完全に理解された方、どれだけ居るのかしら?
そもそもタイトル「TENET」自体が回文で、前から読んでも後ろから読んでも同じと云うことから、何が今か観ていても理解できない作品なんですね。
この作品は「インターステラー」と同じように「時間と量子力学」を主題に置いてるのです。

シンガーソングライターのGACKTは、ノーラン作品は狂気の世界だと述べてます。
「TENET テネット」は2回観て、ようやくストーリーがおぼろげながら理解できた。
頭が固い人はついていけない作品と述べてますね。
そもそも、この作品の主人公ジョン・デヴィッド・ワシントンには役名がありません。
公式WEBサイトやパンフレットでは便宜上「名もなき男」と紹介されているだけです。
ジョン・デヴィッド・ワシントンは、俳優デンゼル・ワシントンの長男ですね。
この作品では(未来に向かって進む)「現在」と、未来から逆行する「過去」が同じスクリーンで同居してます。
画面を分割して現在と過去が映し出されてるのではなく、同じ画面上に現代と過去が同居して進行していくのです。

そのため"名もなき男"自身も現在の自分と未来の自分が同時に映し出されますが、現在の"名もなき男"は未来から過去に降りてきた自分に気づかないと云うややこしさ。
物語はすごいスピードで展開します。
冒頭のウクライナ・キーウのオペラハウスにおけるテロリストの立て籠りから、弾痕から拳銃の中へと「逆行する弾丸」の存在、そして最後の捨てられた街"スタルスク12"での順行状態の「赤チーム」と逆行状態の「青チーム」が協力しての「アルゴリズム」の奪取と一気に展開しますが、このスピード感が観ている人には逆に物語の理解が追いつかない原因に。


この作品ではSF映画にも関わらずVFXはほとんど使っていません。
物語の中で、旅客機が格納庫に激突するシーンがあるのですが、この旅客機も本物です。

普通のアクションでは全く考えられない発想ですね。
役者さんもタイヘンです。
この作品の根幹をなすものは有名な「親殺しのパラドックス」です。
もし、自分がタイムトラベルで過去へ行って、子どもを持つ前の自分の親を殺した場合、自身もまたこの世に存在しないことになります。
すると、そもそも自分が過去へ遡って殺人を犯すことが不可能になると云う矛盾のことです。

「TENET テネット」でラストに"名もなき男"はこう語ります。
「TENETを創設したのは未来の俺で、俺は未来の俺の掌で踊らされていたに過ぎない。全ての黒幕は俺自身だ」と。

映画「TENET テネット」スペシャル予告
もしクリストファー・ノーラン監督作品に興味をもたれた方のために、「インターステラー」と「インセプション」の予告編も載せておきますね。

映画「インターステラー」特別予告
映画「インセプション」10周年記念予告





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Last updated  Apr 9, 2024 05:10:14 AM
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