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パパゴリラ! @ Re:潜水艦の乗組員(11/27) New! 絶対に乗りたくない乗り物は潜水艦です。 …
空夢zone @ Re:カワウソのシベット(11/26) New! キノガーレってとっても面白くて可愛い顔…
moto,jc @ Re:困惑する中国(11/25) New! こんばんは いずれは中国は落ちてどうに…
moto,jc @ Re:カワウソのシベット(11/26) New! こんばんは かわいい顔していますが鼻に…
marnon1104 @ Re:カワウソのシベット(11/26) New! キノガーレ、カワウソの仲間なのですね。 …
Nov 27, 2025
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近になって韓国がアメリカの承認を得て原子力潜水艦の建造を進めることになったとニュースで報じてましたね。

韓国は、北朝鮮や中国への対抗手段として、1990年代から原潜建造を悲願としてきた経緯があるんですね。


しかしこの計画でトランプはアメリカの造船所を使えと云ってるし、韓国は何としても韓国の造船所で建造したい。
どっちも自国の造船収入に目がいっててまだまだ不透明です。
アメリカで潜水艦建造を担ってきたのはハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)とゼネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート(GDEB)です。
これに見合うアメリカにある韓国資本の造船会社は2024年に買収したフィリー造船所ですが、潜水艦造りのノウハウはもってません。
そもそも韓国が原潜を持ってどうするつもりなんでしょう?
朝鮮半島の西側の黄海は潜水艦そのものが役に立ちません。

それでは日本海に潜行している韓国潜水艦から対地攻撃をすることを考えてみましょう。
例えば北朝鮮による核の先制攻撃に対する報復攻撃の手段としての原潜使用です。
しかし第2次攻撃力として使うなら、やはり核弾頭を搭載する必要があります。
通常弾頭の破壊力では、平壌の都市機能を止めるような報復は困難なんですね。
そうすると韓国が核を持たなければならないことになりますが、アメリカがOKするワケがありません。
現在、原潜を保有しているのはアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インドの6ヶ国だけです。
これらの国はすべて核武装国です。
さらに日本海で韓国潜水艦と北朝鮮潜水艦の戦闘をする可能性があると云えばありまが、潜水艦対潜水艦の戦闘は非常に高い練度が必要なんです。
現在、潜水艦対潜水艦の戦闘実行可能なのは世界中でアメリカとイギリス、そして日本の他 数ヶ国ぐらいです。
日本の海上自衛隊は広い太平洋で基礎訓練を繰り返し、ある程度のレベルに達した艦を日本海に入れる運用をしています。
しかも50年の時間をかけて練度を高めてきました。

現行のディーゼル潜水艦だと片道3~4日かかる距離なので、そこで原潜が飛び出してきたのか?
韓国は地上で軽水炉を運用してますが、原潜は原子炉を直径10m ほどの艦内に収める必要があります。
潜水艦と原子力それぞれの技術を保有していることと、両者を組み合わせる技術は別物なんですね。
なので韓国の原潜建造はとほうもなくハードルが高いのです。

さらに原潜の静粛化は進んでいるものの、潜航してバッテリー航走するディーゼル潜水艦に比べて大きな音を出します。

これができても自分が出す音を抑えるだけでは不十分で、相手の潜水艦が出す音を拾い、それを元に潜水艦を特定しなければ戦えません。
人間の指紋のように潜水艦には音紋があります。
それを集め、分析し、戦闘に生かせるようにするには膨大なデータの蓄積が必要なんです。
さらに原潜ですから、作りっぱなし使いっぱなしと云うワケにはいかず、使用済み燃料棒から生じる高レベル放射性廃棄物処理も韓国にはノウハウがありません。
そんな膨大なコストと時間を浪費して、廃棄物のキケンまで犯して韓国が原潜に固守する理由が分かりませんね。
1998年~2008年まで北朝鮮に対する外交的緊張緩和政策「太陽政策」で有名な金大中大統領は、それまでの原潜取得の活動を中止しました。
その代わり彼の政権は長時間の潜水作戦のために、圧縮水素と酸素を燃料とする燃料電池を備えたディーゼル駆動のドイツ製潜水艦を発注したのです。
ところが、韓国のそれ以降の政権はまたぞろ原潜に固守し始めたのですね。
もっと大きい問題があります。
それは、いくら金を積んでも解決できない問題。
「人」をどう確保するかです。
新たに新規の兵器を導入するとなると運用に必要な技術を持った乗組員とメンテナンス技術者が必要です。
それも原潜と云う極めて特殊な兵器のです。
人の問題は日本のように通常型潜水艦を運用してるとこでも悩ましいところなんですね。
日本の場合、潜水艦の乗組員になるには、まず海上自衛隊の幹部または曹士として水上艦に配属された後、に合格し、潜水艦教育訓練隊の課程を修了する必要があります。
海上自衛隊の潜水艦教育訓練隊で幹部は5ヶ月、曹士は4ヶ月の座学と実習を経て、潜水艦の乗組員として配属されます。
ここの適性検査が非常に難関なんです。
海上自衛隊員で潜水艦勤務を希望する人で数%しか通らない狭き門なんですね。
「サブマリナー」と呼ばれる日本の潜水艦乗員は過酷で密閉された空間での勤務に強い適性、体力、精神力が求められ、乗艦中は個人の通信が制限されスマホも没収されます。
居住区にある2段ベッドの1段のサイズは、高さ約60cm 、幅約50cm 、長さ約180cm で、艦長と副長を除き3交代制の「哨戒直」に分けられ、3人が交代でひとつのベッドを共有します。
シャワーは原則として3日に1度です。
プライバシーは全く無いに等しい。
こうした環境下で敵と水圧の恐怖と戦いながら任務遂行するのですね。
潜水士はさらに、機雷・不発弾処理も行わなければなりません。
通常型潜水艦より原潜の方がサイズが大きいですが、搭載してる機器と乗員人数で生活環境にそんな大きい差はありません。
そんな環境下で2~3ヶ月、原潜だと長いときは半年も潜ったままの生活をしなければなりません。
アメリカ海軍の場合、任務を終えて母港に戻ると、乗組員は数週間から1ヶ月程度の休暇や陸上勤務期間が与えられ、家族との再会や心身のリフレッシュの機会が提供されます。
その間、別の潜水艦乗員チームが同じ潜水艦を使ってまた任務に赴くのですね。
しかし、それは軍人の供給が潤沢なアメリカ軍の話で、日本や韓国などではひとつの潜水艦に予備の乗組員チームを組むなんて余裕はありません。
とにかく潜水艦の乗組員は特殊な知識と精神力が必要で、潜水艦と云うハードはできても、「人」と云うソフトは一朝一夕に供給できるものぢゃない。
海上自衛隊の潜水艦乗員は、日本周辺海域の安全を守るという誇りを持って任務にあたり、高い乗員手当も支給されてるのですね。
この「誇り」こそ「人」を育てるカギになってるワケです。
なので韓国が原潜を持つと云っても、その道程は気が遠くなるほど遠いと云うことです。







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Last updated  Nov 27, 2025 05:14:27 AM
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