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July 10, 2016
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カテゴリ: 今日もいい日だ
 ジャズ・ピアニストのドン・フリードマンが死んじゃった。享年81。早世するのが当たり前のジャズマンとして歳に不足はないのかも知れませんが。私はこの人の『サークル・ワルツ』というアルバムが好きでね。スッキリとした、格調高い、上品な演奏が、ヨーロッパ的なワルツのリズムに合うのよ。



 今日は、私もこのアルバムをかけながら、フリードマンを追悼しましょうかね。


 ところで、上の『サークル・ワルツ』のアルバムのデザイン、いいでしょう?


 既に何度か書きましたが、実は今、父の俳句集を作っていて、丁度表紙デザインを検討する作業をしているところなので、デザインの良し悪しにはつい敏感になってしまうんです。

 で、その父の俳句集、出版社の方から提案されてきた最初の表紙デザイン案がちょっと気に入らなかったもので、第二案を出してもらっていたんですけど、一昨日、4つほど新しいデザインが提示されまして。現在、その中から最終候補を選考中。

 今回の案は、割と良くて、おそらくこの中のどれかに決まると思いますが、それでもやっぱりちょっと手直ししてもらいたいところもあり、その辺りをどう要望するか思案しているところ。


 だけど、こういう作業をする度に思うのですけど、レコード/CDのジャケットも含め、本の表紙のデザインって、難しいよね! 私は、他人が作ったデザイン案を見せられれば、どれがいいか、どれが悪いかの判断はつきますが、じゃあ、お前、ゼロから自分でデザインしてみろよ、と言われたら、もう手も足も出ない。

 それを考えると、表紙デザインを考えるデザイナーとか、装丁家っていうのは凄いなと。これはもう特異な才能としか言いようがない。

 小説家の室生犀星っているじゃない? あの人は、装丁が上手いんだよね! すごくセンスのいい装丁をするので、他の詩人や小説家仲間から頼まれたりしている。金沢にある犀星記念館に行くと、犀星が手がけた本の表紙の数々を見ることができますけど、どれもすごくいい。



 一方、日本の装丁家として名高い菊地信義さんの表紙デザインって、私はあんまり好きじゃないんだなあ。特にあの書体がね・・・。クセがすごい。

 栃折久美子の装丁は、悪くはないけど、ちょっと地味かな。冒険がないというか。


 ま、とにかく難しいものですよ。モノの顔を作るという仕事は。


 とりあえず、今は父の本。デザイナーの案にいちゃもんをつけながら、出来る範囲で最善のものにしようと、もう少し頑張ります。





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Last updated  July 10, 2016 04:00:23 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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