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2004.09.03
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しばらく車で移動していたので本を読む時間が減ってしまっていたけど,仕事に復帰して通勤することで読了することができた。

●ストーリー
女は自分を捨てた男の結婚式に正装して現れた・・・散弾銃を持って。しかし式場の扉を開けて出てきたのが,意外な人物だったことで,物語は全く別の方向へ走り始める。

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登場人物たちが少しずつ問題や秘密を抱えていて,それがなかなか明らかにならないもどかしさもあって,ぐいぐい読み進んでしまう。オオムネ伏線から予想される通りなんだけど,くつがえされるものもあり,なかなか飽きさせない。

これまで宮部みゆきには辛口の評価だったんだけど,この作品にはうならされた。

クライマックスは急展開となる。そのきっかけとなるあるセリフはたった一語だが,いろんな重さがあって,なかなか感動する。ここに持ってくるまでの丁寧な積み重ねがあってこそだと思う。さすがだ。

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「殺意を抱くとき」,それがこの作品のテーマなんだと思う。ミステリーでは(名探偵コナンでも)実に簡単に多くの人が殺され,あるいは殺すけど,それを実行してしまうかどうかのセトギワを,この作品は描いている。



さて「殺意」というスナーク竜に魂を食われてしまったのは誰と誰か?「殺意」の果てに訪れるものは何なのか?なかなかじんとくる読後感だ。





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Last updated  2004.09.03 12:07:47
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