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2006.05.18
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カテゴリ: ばくばく冒険小説
映画が公開されちゃうって言うので,その直前に読んだ。もう図書館の予約は待てなくて,文庫版を3冊同時に買ってしまった。

○ストーリー
ハーバードの教授ラングレンは,深夜のルーブル美術館に赴く。そこで彼が発見したのは面会する予定だった館長の殺害された姿だった。フランスの警察に,殺人犯だと追われるラングレンは,館長の孫娘と一緒に,パリ中を,そしてロンドン中を逃げ回ることとなる。ラングレンと謎の秘密結社が追うのは,ダ・ヴィンチがその絵画作品に手がかりを記した,2,000年前からの大いなる秘宝の真相だった。その秘宝の真の姿は?価値は?そして隠された場所は?

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図書館の都合で,同じ作者の同じ主人公の「天使と悪魔」は上巻しか読んでいないんだけど,冒頭に書いたような理由で,シリーズ第2作を読んでしまった。でも第1作と第2作の関連する部分はほとんどないので,よっぽどコダワリがなければ,順番は気にしなくていいと思う。というか,第1作をスルーしてもいいかも知れない。

そう評価する理由は(と言っても,第1作を半分しか読んでいない立場でそれを述べる資格はホントはないと思うんだけど),2つの作品がとても似通っているということだ。アメリカ東海岸のインテリのオヂサンが,ヨーロッパに呼ばれ,事件に巻き込まれ,若く情熱的で知的な美女と,事件を解決し,かつ歴史上の謎も解明する,というパターン。これって,別にどこも目新しいところはなくて,冒険小説としては王道中の王道だ。なんだか正に映画化されるために書かれているような小説だもんなあ。

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この作品は冒険小説としては面白い。睡眠不足になること請け負いだ(実際なった)。謎の提示の仕方が巧みで,さっさと言わんかいっ!っとイライラさせられる反面,もうページをめくる手が止まらない。さすが世界的なベストセラーだ。

主人公のラングレンが,きちんとインテリ中年らしく,ヘンにアクションに走らないところも好感が持てる。ハーバード大の教授で世界的な学者かつ,ムチムチマッチョで射撃の腕もバツグンのチョイ悪オヤヂなんてリアリティゼロだもんなあ。作中のラングレン教授は,オツムは働かせるけど,逃亡,運転,アクションは仲間任せのチョイダメオヤヂだ。



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第1作に続いて,キリスト教の歴史的なタブーを暴くことになってしまっている。これについては賛否両論が出るのは必然なんだろう。でも,作者とその代弁者のラングレン教授の言っていることが重要だと思う。つまり本当の信仰とは,科学的や歴史的にその教義が否定されても,その本質について”信じる”ことなんだ,ということ。「科学的や歴史的に間違っていないから信じる」ってのは,ナットクしないと信じることができていない証拠だ,ってこと。

うーん,なかなか深いね。









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Last updated  2006.05.21 20:27:41
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