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2009.01.10
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カテゴリ: 映画を観たよ
ロバート・デ・ニーロがしょぼくれた中年刑事を演じるという珍しい映画を観た。

○ストーリー
ニューヨークで発見された死体は,そこから1時間ほどの海水浴の町・ロング・ビーチの麻薬の売人だった。捜査のために故郷を訪れた刑事・ビンセントは,事件の容疑者の素性に驚く---それは,かつて自分が捨てた息子・ジョーイだったのだ。ビンセントは担当から外されるが,ジョーイに警官殺しの容疑までかかったことを機に,たった1人息子を探しに行く。果たして,父息子の再会は何をもたらすのか?

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ニューヨークから1時間の海辺の町で,今は過疎化が進んでいる,というロング・ビーチの町の風景が,この映画の全てを表していると思う。起きる事件も,その舞台も,スケールが小さいのだけど,やるせないリアリティが厳然とあり,なかなか心をゆさぶる。

登場人物のほとんどが,とにかくさみしい生活を送っている。努力はしているのだけれど,どこか報われず,将来に希望を持てない,という毎日。それが若者だけでなく,その親の世代も同じ,という部分がリアルで,そして救いがない。

ラストシーンの海辺の景色でようやくホッとするが,それまではとにかく寒さが身にしみてくるような映画だった。

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主演はロバート・デ・ニーロだ。よくもこんな小さな映画に出演したなあ,と感心したが,この監督とは他にも『ボーイズ・ライフ』という作品で組んでいる。なにかウマが合うのだと思う。



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助演の息子を演じるのは,ジェームズ・フランコだ。『スパイダーマン』で主人公の親友を演じている。『スパイダーマン』では大富豪の跡取りなのだけど,この映画では一文無しのジャンキーだ。正直,こっちの方が似合っていると感じた。

ただ,この映画ではデ・ニーロに負けない迫力の演技を見せていて見直してしまった。どこか華が足りないように感じているのだけど,どんな俳優になるのか楽しみだ。

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とにかくこの映画から見えてくるのは,くすんでいて,でも人々が懸命に生きているアメリカの社会だ。日本から見るアメリカって,どうして輝いている偏った部分しか見えないけど,こういう映画では,金持ちでもワルでもない人々が見えて,とても共感できた。








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Last updated  2009.01.12 18:34:46
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