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2009.10.14

三谷幸喜脚本で注目されているNHKの人形劇『新・三銃士』を観た。

○ストーリー
フランスの田舎・ガスコーニュで育った青年ダルタニアンは，伝説の三銃士と共に，国王銃士隊を復活させる。彼らはフランスの国家内紛を鎮め，権力を正しく国王の元に戻すことを誓う。一方でダルタニアンは父の仇・ロシュフォールへの仇討を決心している。彼らはやがて国と王室の事件に巻き込まれていく。

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何度も映画化されている作品で，小学校の頃から大好きな物語だ。もちろんジュブナイル版で読んでいるのだが，デュマ父の歴史冒険活劇には夢中になった。一介の青年が，パリに出て国王銃士隊に加わり，国と国の命運を左右する事件に関わるのだから，ある意味荒唐無稽だ。けれども子どもの頃は，「これって史実？」と思いながら読んでいた。

今回はなんとNHK人形劇での『三銃士』だ。おまけに脚本が三谷幸喜ということで期待も高まる。時代は主権が不安定になっていたフランス17世紀，銃士隊の制服は青い羽織で，パリの町中で枢機卿の親衛隊と斬り合いを繰り返す，とまるで大河ドラマ『新撰組!』にもなった幕末の新撰組を思わせる。

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NHKのドラマだけあって，豪華なキャストも話題になっているが，感心したのは人形のデザインだ。リアリティを求められるようになったアニメとは異なる方向で進化しているだけあって，それぞれのキャラクターがデフォルメされていて個性が強い。

主人公のダルタニアンは耳もとがっていて，妖精（エルフ）かと思ったし，敵方のリシュリュー枢機卿やロシュフォールは，もう人間じゃないみたいだ。

大人は土曜日の再放送を観よう。

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