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2011.03.06

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に似たファンタジー・アニメーション映画を観た。

○ストーリー
遠方から越した来た少女・コララインは，両親が仕事で忙しく，学校も始まっていなくて友人もいない。仕方がなく彼女は，新しい家の周辺を冒険し，上下の住人とも知り合いになるが，それでも1人で放っておかれる。だがコララインが，夜中にトビネズミに誘われて，家の古い扉を開けると，その先には，全ての願いがかなう別世界が待っていた。彼女の中で，だんだんとその世界の方が重要になり・・・

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『ナイトメア』に似ているところもあるんだけど，グロテスクな暴走が抑え目だなあ，と思って観ていたら，同じ監督で，けれどもティム・バートンは関わっていなかった。すごーく納得した。

とは言え，死んだ犬の剥製，子どもの幽霊，そしてボタンの魔女が登場するので，幼いお子様がいる場合はオススメできない。

アメリカの映画やテレビの視聴の基準って，ボカボカ殴るシーンに対しては厳しいのに，こうしたグロ系にはゆるいんだよなあ。不思議。

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コララインの両親が，売れない文筆家で，かまってくれない。家内ルールも変わっているし，なによりもキャララインではなく，コララインという名付け方も変わっている・・・というようなことが，ゆっくりと伝わってくる。

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本当はさみしかったコララインは，魔女の作った世界に心を奪われてしまう。最初は夜中に夢の中で，そして日中にも，と段階的に，別世界に迷い込んでしまうのだけど，イマイチこの法則性が分からなかった。

別世界の○○○○○は魔女なんだけど，他の人々はどうやって入れ替わっていたんだろう。これももう1つ分からない。

2つの世界をつなぐ空間の表現は，この作品では珍しくちょっとチープ。

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キッチュ系のテイストが，観る人を選ぶかも知れないが，孤独だけど行動力のある11才の女の子のコララインは，なかなか共感を呼ぶ主人公だと思う。両親に不満を持っている，ってところも，いかにも若い世代向けだし。

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