老父のつぶやき

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2025年11月14日
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カテゴリ: 視・紙・誌面から
東北地方で熊の被害が相次いでいる。人身への被害で事は深刻だ。「敵を知り,己を知らば・・・」ではないが,熊の個体数管理を出来ているのは兵庫県だけらしい。

そもそも地区内に熊が何頭いるのか,分からなければ接触の確率も分からない訳で,駆除をしても「どのくらい」を想定できなければ対策の具体化も出来ないだろう。報道によれば兵庫県に熊専門の職員は16人もいるらしい。これが自己が頻発している東北地方では1-2人と言う事だ。フィールド調査はマンパワーそのもので,人員がいなければ調査が出来ない。兵庫県で400-800頭になるよう、減った時には狩猟の禁止をする場合もあるらしい。
県民ながら,なぜ兵庫県?と思うが,元々は熊を守るのが目的で個体数を調べていたらしい。ところが、捕獲した3000頭にマイクロチップを埋め込んで離し、毎年捕獲した中に何頭の「チップ保持者」がいるかを調べたところ,増加傾向がみられれば狩猟や駆除をする事になり,減少傾向ならば禁止すると言う事だ。

私が初めて熊を見たのは岡山県境にほど近い,千種町と言うところだ。叔父が警察官で,千種駐在所にいた時に祖母に連れられて行ったのだが,玄関を上がったところに熊の毛皮が敷いてあった。叔父は「猟師がくれたんや」と言っていたが,子供には非常に重いものだった。話し上手で,山頂に向けて犬と猟師で追いつめてとるのだと言っていたのをなぜか覚えている。

中国山地の東の端っこが兵庫県だ。上越/東北新幹線が出来るまでは「ラッセル車と新幹線がどちらもある」県だったのである。山も深い。神戸のような都会に山が迫っている,そんな状況から熊に関する研究が進んだのかも知れない。





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最終更新日  2025年11月14日 21時54分26秒
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