ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2006.02.11
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カテゴリ: 自宅ワイン会
 今日は遅めの新年会を自宅で開催。タイトルどおり、オー・ブリオン・ブランに神を見ました。かなり高いけど納得です。料理は(写真がないけど)以下の通り。

牡蠣フライ
牡蠣は明治屋に限る。玉川高島屋に入っている明治屋の加熱用牡蠣は値段も高いけど味も絶品。もちろんタルタルソースも手作り。
椎茸のグリル
肉厚の椎茸に、鶏のレバーとベーコンをのせてオーブンへ。スモークの効いたベーコンとマッチ。
ボルシチ
カレーやシチューに比べると圧倒的にマイナーだけど、ちゃんと作るとお店よりもはるかにおいしいような気がします。今回も好評でした。

右から順に。オーブリオン・ブランだけは別の写真。
20060222_1.jpg

NV Jacques Selosse Brut RoseRecommend
ジャック・セロス ブリュット ロゼ
 1万円くらい, ワインハウス マスモトヤ , 2004年1月購入
Profile:
もはやシャンパーニュでは、ぶち抜きのNo.1になってしまった感のあるジャック・セロス。その人気は日本だけでなく、フランスでも大人気のようです。パリのワインショップ「ラヴィーニャ」でも強力にリコメンドされました。98年ごろはNVだと4千円程度で買えたのですが、今だと安くても8千円くらい。そしてロゼはさらに貴重品。値段も今では1万5千円くらいになり、そもそも買うことすら困難です。それにしてもセロスのロゼのボトルは美しい。個人的にNo1。
Impression:
ロゼらしいチャーミングさと、背筋がピンとしたストラクチャのたしかさ。なぜセロスが絶賛されるのかうなずけるワイン。熟成してもおいしいとは思うけど、ロゼらしさが残っている若いうちの方がいいかな。

2002 Chablis Grand Cru Les Clos(William Fevre)
シャブリ グラン・クリュ レ・クロ(ウィリアム・フェーブル)
 7千円くらい, ワイナリー和泉屋 , 2004年12月購入
Profile:
最近躍進著しいウィリアム・フェーブル。これで2回目。レ・クロだけに期待。
Impression:
牡蠣フライに合わせました。ミネラルはあるけど、酸は弱め。グランクリュらしいボディはあります。鋼(はがね)のような酸の強さを期待していたけど、ちょっと違う。これはこれでおいしいのだけど、ビンテージなのか、フェーブルのキャラクタなのか、個人的な好みとちょっと違います。
1985hautbrion.jpg

1985 Ch.Haut-Brion BlancGreat
シャトー・オー・ブリオン・ブラン
2万円くらい, イーショッピングワイン, 2001年購入
Profile:
これは以前「お宝ワイン特集」として、ブルータスとイーショッピングワインがタイアップして売り出されたときに購入したもの。時計とニラみっこをして、1本しかないのを見事に獲得しました。リリース当時に輸入されたのか「果実酒」のシールがあります。85年のオーブリオン・ブランを飲むのは、これが最初で最後になるはず。ちなみにオーブリオン・ブランは2度目。以前飲んだ83年はコンディションが悪いのか、そもそも寿命だったのか、か細く繊細なワインになっていました。
Impression:
香りをかいた段階で大いなる予感を感じ、飲んだ時点で神を感じました。決して濃いわけじゃないし、表面上のパワフルさもないんだけど、良い意味での繊細さと、終わることを知らない長大な余韻。底からわき上がってくるパワー。瞑想に浸ってしまうようなうっとりする香り。ラヴィルにもドメーヌ・ド・シュヴァリエにもフューザルにも似ていない独自の境地。ソーテルヌにおけるイケムのような独自性を感じます。今までに飲んだ最高の白ワインかもしれません。あまりのすばらしさにサーチエンジンで検索してしまいました。85年の入手は無理だけど、ほかのビンテージを何本か買っておくべきか。




NV Bahans Ch.Haut-BrionRecommend

 5千円くらい, みちのく岩手のワイン屋 竹澤 , 2003年5月購入
Profile:
一時期日本に入ってきたノンビンのバーン・オーブリオン。70年代のものがブレンドされているようです。
Impression:
シダーや葉巻というオーブリオンぽさ一番明確に出ているように感じます。これが5000円だったのは激安。もっと買っておけば良かった。

Ch.Haut-Brion
シャトー・オー・ブリオン
  62年, 2万6千円くらい, やまや, 2000年11月購入
  98年, 1万8千円くらい, ワインセラーウメムラ , 2001年5月購入
Profile:
今まで飲んだオーブリオンは、たぶん86、90、92、95年。92年以外は良いビンテージだけど、90年と95年は閉じていて評価保留。5年前に飲んだ86年は、その時点でもすばらしく、さらに将来性を感じさせるグレートさでした。
Impression:
1998年


1962年 Recommend

ビンテージを感じさせない若々しい色と味。味わい的には、ピークの一端ではあるけど、まったくへたりを感じません。あと10年たっても全然大丈夫そう。ポテンシャルが高いのか、昔だから亜硫酸が多いのか。このようなワインを飲むと「亜硫酸大いに結構」という気がします(もちろん現時点で亜硫酸臭さはありません)。バーンと比較すると、オーブリオンらしさではバーンが上で、ボテンシャルではこっちが上といったところ。点数を付けるなら90点台前半か。こんなに古いワインをおいしく飲めるなんて幸せです。





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最終更新日  2006.03.09 10:37:18
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