ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2011.02.25
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カテゴリ: ワイン会あれこれ
赤の最後。

シン61さんは、太っ腹にもラフィットです。


1978 Ch.Lafite Rothschild
シャトー・ラフィット・ロッチルド

高騰して高嶺の花になってしまったラフィット。カリュアドを気軽に開けていた時代が懐かしい。

個人的な巡り合わせでは、飲みごろが難しいラフィット。60年代70年代は不調期とも重なって難しい年が多い。とはいえバッドビンテージでも、そこそこ飲める。たとえば67、77などはピークは越えているけれど、そこそこうまい。

そして80年代90年代のいいビンテージは固いものが多い。96は飲んでないけれど、これだと狙ったものでも閉じていたりするから困りもの。ジョージアン・クラブ閉店のときに飲んだ83は、期待していたのに若々しくて閉じ気味だったのにはあせった。

まあ今では高騰して買えないから悩む必要も無いのだけれどね(笑)。

さて、このワイン。著名コレクターからの流出品ということもあり、抜群のコンディション。ボディは熟成して細くなりながらも果実味も残っていて健全。ただしこの時期に共通する細身のボディ。

特筆すべきはすばらしい熟成香。香りのボリュームたっぷりで、シダーなどボルドーらしい香りがあたりを漂う。みんなの人気は高かった。

ただし個人的な好みを言えば、アフターにはタンニンが残り、全体としてのぎこちなさが残る。味わいよりは香りのワイン。




今までで飲んだ最高のラフィットは76年。同時に飲んだ96年のカリュアドがあまりにもすばらしくて(今まで飲んだカリュアドで最高だった。でもボトル差すげーあり)、

「ファーストなんて必要ないのでは?」

なんて話していたら、みんなが黙ってしまうほどのおいしさ。

圧倒的になめらかで複雑。底知れぬ奥行きと妖艶さもあって、タンニンはきれいに溶け込んでいた。香りがボルドーなだけで、味わいの傾向はスーパーすばらしいブルゴーニュと変わらない(言い過ぎかも)。

パーカーさんも76年は70年代最高と言っているけれど、なるほどの味わいだった。

楽天を調べてみるとマグナムがあった。新しいビンテージの値段を考えると激安と言える値付け。中国人は古いビンテージを飲まないのか? 当然コンディションがよかったらという前提はあるけどね。


好き勝手なこと言ってすみません。
それにしても貴重なワインをありがとうございました。


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最終更新日  2011.03.03 20:28:17
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