全2件 (2件中 1-2件目)
1
今日は、林真理子の本を読みましたこの本は、今まで出版した林真理子のエッセイ本の中から、抜粋されたいくつかの作品が掲載されていますなので、どの話もすごく面白くて、林真理子の魅力満載の本♪私は、若い頃から林真理子の本が大好きで、デビュー作「ルンルンを買っておうちに帰ろう」から、ずっと、林真理子の本を愛読してきた・・・いってみれば、林真理子と一緒に年をとってきた感じ・・・小説も好きだけど、やっぱり林真理子はエッセイが面白いこの本は、そんな林真理子のエッセイのなかでも、食べ物の話を厳選して載せている・・なので、全編おいしそうな食べ物の話ばかり!おなかがグーグー・・よだれがでてきます・・なにしろ林真理子は、「食べる事が生きる楽しさだ」というほど食べる事が好きだというなので、おいしい天ぷらのお店、焼肉のお店、和食のお店、いろんなお店のいろんな料理が登場する・・また、旅先でのおいしい食べ物、おいしいお店も登場する・・季節感あふれるまつたけの話、柿、林檎などの果物の話・・・また、ご自身で作る料理の話も楽しい・・・林真理子の日常は、楽しく、忙しく、刺激にあふれていて、おいしいものにかこまれているパワフルな林真理子の日常は、私に元気をくれる・・この本は、ところどころに、カラーで林真理子の自宅写真が折り込まれていて、ファンには嬉しい・・・そんな林真理子の本を読んで、私も人生貪欲に楽しみたい、おいしいもの、いっぱい食べたいナ~・・なんて思いました
2008年05月11日
コメント(103)
なんだか、縁起でもない本を借りてしまいました・・・死ぬ準備・・・この、タイトルを図書館で見つけた時、とっさに、そうだ・・私も準備しておかないと・・・と、思いたち、手に取りました。。。思えば、娘が生まれてから、死ぬ準備をしたことのある私・・・娘が小さい頃、私が死んだら娘はさぞや困るだろう・・と、娘に通帳のありか、生命保険等の明細を書き記して、保存していた夫は浪費癖があったので・・・父親には絶対渡してはならない、との注意書きを添えて・・・離婚してからは、夫にお金をとられる心配がなくなり、死ぬ準備も特にしなくなった・・・娘も17歳になり、私になにかあっても、なんとか生きていってくれるだろう・・という安心感も生まれて・・・それでも、やはり、死ぬ準備はしておきたいもの・・・そんなことを考えるなんて、私も年をとったんだナァ・・・・ちょっとさみしい気がしますこの本は、人物インタビューの専門ライターが、1ヶ月間ホスピス病院に通って、壮絶な死に際を描いたノンフィクション・・・4人の、がん患者の方々の、生の声を聞き、また、周りの方たちの生活や心境などをインタビューして、本にまとめてあります・・・死と向かい合う気持ちになり、それはそれは真剣に読んでしまいました・・・4人のがん患者の方々は、それぞれの生き方、それぞれの環境で、みんなそれぞれの苦労をして生きてきて、そして、最期の時を迎えました・・・それぞれの人生に、共感できるものがあって、涙がこぼれました・・・50代後半で逝ったバリバリと仕事をしてきた男性・・・がんという事実を受け入れる事ができず、逃げていたのが、次第に、死を受け入れ、死ぬ準備をはじめる・・・試行錯誤をくりかえし、結果、今までと変わらずバリバリと、倒れるまで仕事を続けるという生活を選びます・・・精一杯生きたいという彼の思いが、ひしひしと伝わってきます・・・70歳で逝った女性は、45歳で夫を亡くし、子供2人を育てあげ70歳になったらのんびりしようと思っていた矢先、ガンになってしまいます・・・この方の苦労と思いは、私にかぶるものがあり、考えさせられます・・同じく70歳の女性・・・夫に死なれ、息子にも死なれて、つらい人生を乗り越えてきた女性。。。つらい人生だったからこそ、苦しみに前向きに対処する術を心得ていて、安定した気持ちで過ごすことができていました・・・苦労を知らない人は、こういう局面に立たされると、ジタバタしてひどく苦しむという・・そう考えると、不幸な人生だからといって嘆く事もないのかもしれません・・最後には帳尻が合うようになっているようです・・・そして最後に、57歳の独身女性・・・ずっと不倫していた相手との最期の言葉は「好き・・」不倫相手は、立場が立場なので、親族に遠慮して、最期を少し離れたところから見守ります・・でも、著者は、女性が看取ってほしかったのは、その男性ではなかったか・・?と問いかけます・・私も、そう思います・・・私も最期には愛する男性に手を握って看取ってもらいたい・・・残念ながら、そんな相手はいないけど・・・とにかく・・人生のさいごにどんな人にも訪れる最期の時・・・悔いなく生きようと改めて考えさせられました
2008年05月05日
コメント(2)
全2件 (2件中 1-2件目)
1