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小田原・石垣山のみかん大使
小田原・早川の石垣山は、日本の北端のみかんの産地です。
12月に入りましたが、この時期はみかんの収穫シーズンの始まりです。
小田原・石垣山には、「名物」の観光大使がいます。
そこには今、世界に名だたるシェフが、川島なお美さんのご主人・鎧塚さんが、レストランを開いています。相模湾の景色も最高なんですよ。
その農道の途中に、このみかん生産農家の親子が開いている、みかんの産直販売場があります。
みかんの味見をしてもらいながら、道行く人は農家の人と、いろいろな対話を楽しんでいます。
「これは何というみかんですか?」
「ここでは、今どんな種類がとれて、おいしいんですか? 」
90歳代のみかん農夫と対話できるんですから。遠路出かけてきた人たちにとって、何よりのプレゼントです。
これって、「西湘みかんの観光大使」のはたらきをしていると、思います。
今、この時期は、みかんの収穫が始まり大忙しです
今回の小田原行きで、平塚から見えた11月30日の富士山です。
みかんは、秋晴れの、太陽の恵みです。
寒暖の差で色づき、太陽の光により甘く熟しだします。
この秋は、秋晴れの不足、日照の少なさが心配されましたが、
自然とは大したものです、
ここへきて、本来の秋晴れを取りもどして、美味しくなりつつあります。
みかんは成熟しだすと、普通の黄色のみかん色から、赤っぽい色に輝きだすんですよ。
せっかく、この一年間、草刈りに苦労してきたわけですから、
その結果が、この時にむくわれます。
美味しいみかんを提供するには、早もぎしては駄目です、遅くでもダメ。その時を、じりじりとし待っていたんです。
そうしたみかんの収穫の時が、今や始まりつつあります。
みかんの成熟に合わせて
これまでは、私などの畑行きは、週に1度の週収穫サイクルでしたが、
この12月はそうは生きません。
このみかんの成熟期には、これまでのように人間の都合ではなくて、
みかんが成熟していく進行にあわせてこそ、人間がみかんに合わせなくてはなりません。
美味しいみかんを提供するということは、そういうことなんですね。
みかんの収穫は、「早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ」、その判断が肝心なんです。
しかも、みかん畑の規模が広いですから、その時には集中的作業が求められます。
てんてこまいになるということです。
さあ、一年の苦労が報われるとき
みかんは、今、早生みかんが終わろうとしていて、これから、在来の普通温州へ移りつつあります。
これから、12月、大津から青島へと、みかんの収獲は本格的に進みます。
せっかくこの一年、草刈りなどの苦労してきたんですから、
消費者に対して、美味しいみかんを届けたいじゃないですか。
そこにこそみかん農家のポリシーがあるわけですから。
「私のみかんこそが、一番おいしいんだ」と、
各農家はそれぞれみんな、内心そう思って収穫作業をすすめています。
その評価は、消費者が判定するんですが、
農家自身は、長年の経験から、わかっているんです。
とにかく、
それぞれ農家は、自信の作を提供しようとして、一生懸命に努力しています。
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