TOEICメルマガも発行中。
TOEICにご興味のあるかた是非登録して問題を解いてみて下さい。
登録はこちら→ TOEIC プラス
TOEICブログはこちら→ こんな TOEIC 教えて欲しかった!
X (旧ツイッター) → 英文法クイズ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー☆★☆
「失業したら、すぐに次の仕事を探します」の英文はどっち?
1) If I lose my job, I will promptly look for another job.
2) If I lost my job, I would promptly look for another job.
答:どちらも可
if 構文は「直説法」「仮定法」などと学校英語では説明されますが、実のところ、直説法、仮定法と言われてもよくわからないのが現状ではないでしょうか?
if の基本は「条件」を表す接続詞です。
どちらの文も和訳すると、表面的な意味はよく似ていますが、両者は話し手が現在「失業の可能性」を心の中でどう描いているかによって、
現実世界の条件文(Open conditional) lose / will で述べるのか、
想像世界の条件文(Remote conditional) lost / would で述べるのかが決まります。
この現実世界の条件文が学校英語で教わる「直説法」で、想像世界の条件文が「仮定法」です。
難しく考えず、頭の中で「現実の事柄」なのか「想像の事柄」なのかをイメージしてみましょう。
最初の文では lose(現在形)を使っているので、話し手の頭の中は「現実世界」を表しています。つまり「失業の可能性が十分ある」ことを伝えているのです。
例えば、会社の業績が悪化して最近リストラが始まったという事実が存在する。明日は我が身、こんな状況が実際に存在するならば、失業は現実世界の事柄となり、失業になる可能性があるという前提で話しているのです。
それに対して、2番目の文ではlost(過去形)を借用しています。これは話し手の頭の中が「想像世界」を表しているからです。つまり、「失業することはないと思うけど、失業したら」という話し手の想像上の発言です。
したがって、実際には、失業する可能性は高くないという前提で話しているのです。
現実世界の条件文
:
失業する可能性があると話し手は思っている。
想像世界の条件文
:
失業する可能性はまずないと話し手は思っている。
丸暗記も悪くないけど、理屈がわかると英文法はおもしろい。
古い常識に囚われず、理論とイメージの英文法へ!
英文法は簡単明瞭!
お役に立てたなら、応援ポッチもよろしくお願いします!
↓
人気ブログランキングへ
iaxs vancouver Facebook
発行者 小栗 聡
本ブログの著作権は小栗聡に属します。無断転載はお断りします。
Copyrights (c) 2007-2024 by Satoshi OguriAll rights reserved.
Open conditional vs. Remote conditional… 2024年11月04日
英語は動詞言語! 2023年04月24日
「if = もし」実は間違い! 2022年07月19日
PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
フリーページ