イルカみたいに生きてみよう~心の力を抜いて楽しく生きていきませんか

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2020年07月09日
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カテゴリ: 誘水日記
九州をはじめ、各地を襲う豪雨のニュースを見ていて、


平成3年(1991年)9月10日。
ぼくは、静岡県下田市の横川というところからバスで伊豆急下田駅に向かっていた。
時間は午後3時過ぎ。
雨は朝から降っていた。
午後になって急に強くなってきた。

バスには運転手と13名の乗客。
ハイキングの帰りらしい中年女性のグループ。


猛烈な雨の中、バスは狭い道を走る。
左が崖、右が川。
川の水位はかなり高くなっている。
茶色く濁った水がすごい勢いで流れていた。

バスが止まった。
「どうしたのだろう」
前を見ると、土砂が崩れて道路をふさいでいる。
前へは進めない。

戻るしかないなと後ろを見ると、
崖が崩れている。
それも家を押しつぶしてしまっているではないか。


後ろへも戻れず。

雨は止む気配もない。

「そのうち助けが来てくれるだろう」
まだ気楽に構えていた。

そんなとき、

左からのがけ崩れがバスの後部を直撃したのだ。

右に何メートルか押しやられる。
もう川はすぐそば。

再度、土砂に襲われたら、確実にバスは川に転落する。

崖に目をやった。
泥水が滝のように流れている。
今にも崩れそうに思えてくる。

恐怖が走る。
こんなところで川に流されて死んでしまうのか。

乗客はパニックになっている。
外へ出てうろうろしている人もいるが、
そんなことをしてもだれも助けに来てくれない。

少しずつ薄暗くなってくる。
こんなところで夜を迎えるなんてできない。
いつ崖が崩れてくるかわからない恐怖の中、
一夜を越せるわけがない。

何とかせにゃ。

いやいや、本当に怖かった。
どんなふうに助かったかは次回へ。






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Last updated  2020年07月09日 01時40分12秒
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