せとの風のブログ
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重松清さんの小説を初めて読んだのは今から20年前私が40代の頃直木賞受賞作品「ビタミンF」でした確か新聞の新刊広告で紹介されていたのをたまたま目にして、短編で読みやすそう!と思った事や初めて読む重松さんどんな小説書いているんだろと興味が湧いたのがきっかけでしたこの小説7つの家族の物語で7編あって主人公はいずれも40代の前後の中年男性彼らは妻や子供との関係に悩んだり、自分の人生に疑問を感じたりして生活していますそして家族間の色んな出来事を通して、物語の終わりには家族から心のビタミン=エネルギー源を貰って、少し前向きになる事ができる…小説の主人公が当時私と同年代と言う事もあって、自分を重ね合わせてながら読む事も出来て良い小説だなぁと何度か読み返していました(^^)その後、重松さんの小説は「その日が来るまえに」「ステップ」あとは新聞に連載された「はるかブレーメン」を読んだくらいたくさんある作品の中でわずかしか読んでないけど、どれも家族や友人や恋人などの人間関係をモチーフに悩みや希望を描いていて、感動的で読みごたえがあって面白いです!一昨日重松さんの電子書籍を購入しようと思ってスマホで検索してみましたそして数ある小説の中に「愛妻日記」のタイトルの小説が…きっと妻への愛情を描いた小説だろうと思いきや詳細情報をみてみると直木賞作家による官能小説、夫の歪んだ情欲を描いた全6編、夫婦の物語を書き続けたからこそ描けた超インモラルな性愛小説…といった紹介文!ほぉ…重松さんこういう小説描くんだ…試し読みしてみると序文からアダルトなワードがチラホラそしてある夫婦の日常がやがて非日常な世界へ展開していく事を予感させるアブナイ内容(^^)購入して読みました!面白いです!ただ女性の共感は得にくいだろなぁ〜子供のいない夫婦が絆や快楽を深めるのにはあるのかもしれないけど、男性目線が強くて極端かな。。。「失楽園」を書いた渡辺淳一さんの「シャトウルージュ」も昔読んだけど、夫婦それぞれ色んなカタチがある事も否定はしないし、男性はパートナーへの複雑で深くて繊細な思いがある女性に理解できないかもしれないけど…そして性とは切っても切れないものがある…まとまらないけどそんな感想でした⭐︎⭐︎⭐︎ちなみにAIのBingに感想は?と尋ねると「すみません、違う話題にしましょう」とつれない回答でした⭐︎⭐︎⭐︎
2023.09.01
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