城山の幼児教育を考える会

2003.06.17
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~ター坊の母さんから

今日、ボクは、担任の先生に怒られて、学校で大泣きした。
その時の気持ちを思い出したくもないほど、悔しくて悲しかった。
どうしても担任の先生の言うことが納得できなかった。
一時間もだんまりっこで、先生と向かい合って、泣いた。

夜になってお母さんが
「お母さん、今日テレビを見て、感動して、大泣きしちゃったよ」と言い出した。

ボクは、思わず言っちゃった。
「ぼくも今日、学校で大泣きしたよ。」


「どうした?忘れ物でもしたか?」

「まぁね、でも言いたくないよ。」
「そうか、先生が怖かったの?」
「違うよ、思い出したくない。」
「そうか、それほど嫌なことだったんだね」
「そうだよ…だってね。先生の言ってること変だよ。こういうんだよ。」

なんだか、結局、お母さんに全部話す羽目になってしまった。
全部話してるうちに、悔しさと悲しさがよみがえってきた。
涙が、また出てきちゃった。

「そうか、悔しかったね。お母さんも泣きたくなったよ。
一時間、長くて、悲しかったね。」


お母さんが頭を抱えてくれた。
お母さんの洋服に涙と鼻水がたくさんついちゃったけど、
ずっと頭を抱えていてくれた。

お母さんは「先生にお話してあげようか?」と聞いた。
ボクは、「いい、もうすっきりした。」と答えた。


お母さんは
「また、今度、先生に伝えて欲しいと思う時があったら、言ってね。一緒に相談しようね。」と言ってくれた。

ボクは本当にすっきりしたんだ。
不思議だけれどね。


10年の子育ての中で、初めて「共感」ということを実感した、ター坊のお母さんからのお話し。





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最終更新日  2003.06.17 15:30:33
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