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Rakugan is Kitten

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2005.07.28

前回
図書館で２冊並んでいたので、一緒に借りました。

これもファンタジーです。

主人公は、冬休みの宿題で物語を書くことになった６年生の男の子。
学校の倉庫の扉が開かなくなってしまい、たまたま居合わせた喫茶店のママと一緒に、
倉庫の中に閉じ込められてしまいます。
誰かに見つけてもらうまでのヒマつぶしにと、倉庫の中にある物を使って、２人で物語を
考え始めます。
すると倉庫の中にあった演劇の大道具にでも使ったらしい扉が開いて、その向こうに

２人がその世界に入ると扉が閉まり、２人は元の世界に帰るためにその世界を探索する、
という話です。

読み終わった感想としては、うーん・・・・という感じ。

この岡田淳という人、ファンタジーでも楽しい話はあまり書かないんでしょうかね。
『二分間の冒険』の方はそれでも低学年向きなので、それほど強くは感じないんですが、
異質な世界の不条理な秩序に振り回される不快感が拭えません。
寝苦しい夜に不愉快な夢を見て起きた時のような、ザラリした感じって言うか・・・・。

映画も本も娯楽としてハッピー気分で楽しみたい私とは、感性が合わないようです。
死にネタも入ってるしねー。
私は死にネタ嫌いです。
どのくらい嫌いかって言うと、『ハリーポッターと炎のゴブレット』を見て

個人的にはあまり他人にオススメしたくない本、かな。

あと、余談ですが、岡田淳は１９４７年生まれで、この本の発行も古いんですね。
そのせいか、会話とかの言葉遣いがスゴいです。

主人公：「そりゃ、ちょいとあさはかってものだよ」

いや、いくら昔だって言っても、こんな話し方する小学生はいないって。(^^;

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