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2007.06.08
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カテゴリ: 読んだ本
1997年7月 講談社より。

「麦の海に沈む果実」で、校長が学校設立の由来として語っていた本のタイトルと同名の本です。
関連はあるようで、ない・・・かな。
タイトルから、「麦の~」で語られた話の内容が1冊の本として独立したものかと思いましたが、
違います。

短編で4部作。
 『待っている人々』
 『出雲夜想曲』
 『虹と雲と鳥と』


どの話にも、「三月は深き紅の淵を」というタイトルの本が出てきます。

その本は匿名の作者が、200部だけ作った私家版で、しかも「1回だけ、一夜のみに限って
他人に貸していい」という条件付きで配布されたもの。
4部作で、一晩では読み切れないのではないかというほど厚みがあり、しかもすごく面白い。
後に回収されたので、回収しきれなかった70部を除いては、世間に出回っていない。
作家や編集者、評論家などのあいだで有名な幻の本、という設定。

その本は、誰によってどのように書かれたか、が謎とされているんですが、
このそれぞれの短編集の中で、それが明らかにされていきます。

と言っても、4つの話はそれぞれ別のものとして存在しているので、パラレルワールドを
見ているようですね。
この世界では本はこの人によってこれから書かれようとしている、こっちの世界ではその人に


解説などによると、実際に書かれている上記4編を「外側の話」、4部作の幻の本の中で
書かれているとされている話を「内側の話」とするようです。
外側の話の『待っている人々』の中で、内側の話についてタイトルと粗筋を説明しています。
それが、
  第一部 黒と茶の幻想

  第三部 アイネ・クライネ・ナハトムジーク
  第四部 鳩笛
ということらしいです。

凝った作りだなとは思いますが、だからおもしろいかって言われると、どうかな。
パラレルだらけって、それほど好きな設定じゃないんですよね。
なんか、使い回しって感じがする。

ちなみに、4編目の『回転木馬』の中に、「麦の~」で登場した学園と主人公・理瀬の話が
断片的に登場します。
これも、「麦の~」のパラレルのような話。
いや、書かれたのが「三月~」の方が先だから、悲劇に終わったこれをベースにして
起承転結のはっきりした「麦の~」を違う結末で仕上げた、というのが正しいのかな。

幻想的で情緒的、私にはあんまり向かない傾向の話かも。(^^;
ミステリ読者としては初心者ですが、もっと地に足を付けたどっしりした感じのミステリの方が
好きだな。

次に読むのは「黒と茶の幻想」です。
「三月~」みたいな構造的などーのこーのとか、パラレル世界から離れて、1つの話として
おもしろかったらいいなと思います。






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Last updated  2007.06.08 15:59:10
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