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2007.09.18
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カテゴリ: 読んだ本
2001年9月~2002年11月 『小説すばる』に掲載
2006年3月 集英社より(文庫)

短編6話「沈黙のアリバイ」「第三の時効」「囚人のジレンマ」「密室の抜け穴」
「ペルソナの微笑」「モノクロームの反転」からなる警察小説です。

舞台となるのは、F県警本部捜査第一課。
そこには強行犯捜査一係から三係まであり、通称「一班」~「三班」と呼ばれています。
一班の班長・朽木は決して笑わない男。
二班の班長・楠見。
「冷血」の異名を取る元公安刑事で、部下にさえ自分の考えを知らせないまま捜査を行う。

動物的カンを有する、ひらめき型天才刑事。
その3つの班が、競い合いつつ事件を解決していきます。

ストーリーは事件ごとに視点を変えて語られます。
班長であったり、その下で働く部下の刑事であったり、課長であったり。

内容は、警察内部でのライバル的立場にある男達の戦いを主軸とした人間ドラマが中心。

最初は相手を蹴落としてでも自分が手柄を立てたい、という剥き出しの欲望とかエゴが強烈すぎて、
読んでいて鬱陶しいくらいだったんですが、途中からそれがふっと苦にならなくなりました。
「囚人のジレンマ」からですね。

この話は3人の班長をとりまとめる捜査第一課の課長の視点で描かれています。
決して無能ではないが、クセの強い優秀すぎる部下達をまとめるには自分の力不足を感じている。
その3人のおかげで、捜査第一課の成績は抜群だが、内部の空気はギスギスとして荒み、

ところが、ある事件の捜査をめぐって、砂漠のように見えたが、実は水も緑もある場所と知る、
というものです。

なんだ、ちゃんと人間らしい情もあるんだ、とホッとしました。
それを知る前の課長が、卑劣な殺人犯を捕らえるためなら弱い部下などいらない、
たとえ砂漠であっても、という強い決意が見られた後だったので、よけい引き立ちました。


そこから、何でこんなに戦ってばかりなんだ、と思いつつ読んでいたののが、
「まあ、男性という種自体が同性をライバルとして戦う生き物だしなあ」と見方が変わって
おかげで楽になりました。
それでも二班の楠見班長は好きになれなかったけど。(^^;

好きな話は、上の書いた「囚人のジレンマ」と「モノクロームの反転」。
どちらも人の情が強く感じられる話です。

あとは「ペルソナの微笑」もちょっといい。
幼い頃に犯罪に巻き込まれた過去を持つ一班の捜査員が主役。

キャラクターとしては、朽木がいい。
とある過去を持つために決して笑わないため、冷血に見えるが実は・・・、というキャラ。

もしかしたら、今までの横山作品の中で一番よかったかもしれません。
今まではどうしても、ムダに見える警察内部の争いがイヤだったので、それを乗り越えて
ようやく横山作品の真価がわかったのかも。

いい1冊でした。(^^)






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Last updated  2007.09.18 13:20:11
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F県警強行犯シリーズは  
グラタン さん
どんどん書いていって欲しいんですが、なかなか続編出ませんね。
ちなみにドラマ版の楠見は段田安則でひきました(;^_^A (2007.09.18 16:10:37)

おもしろかったです♪  
グラタンさん
-----
そうですね、続き読みたいですね。

ドラマがあったんですか。
段田安則の楠見。
どうでしょう、陰険さが出ていれば悪くないかもですが、
ヒステリックになっていたら興醒めかも?
段田安則はいい人の役の方が好きだなあ。
(2007.09.19 12:31:26)

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