らくがんの休日

Profile

Rakugan is Kitten

フォローする

刀剣乱舞

(442)

Comments

Rakugan is Kitten @ Re[1]:自宅でハロウィンアフタヌーンティー(10/09) Blackさんへこんにちは。(^^) 返信遅れ…

Black @ Re:自宅でハロウィンアフタヌーンティー(10/09) こんにちは・ｗ・ﾉおいしそうな料理の写…

Rakugan is Kitten @ Re[1]:スターバックス　桃フラペチーノ(07/16) Blackさんへお久しぶりです。(*^^*) ス…

Favorite Blog

ラムしゃぶスープカ… New! Blackさん

【重要なお知らせ】I… 楽天ブログスタッフさん

Freepage List

ブックマーク

Keyword Search

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全2786件)

過去の記事 >

2008.03.13

訳：中村能三
１９７８年１０月３１日　早川書房より

推理小説の基本を身に付けるなら、と薦められた古典ミステリです。

厳寒の季節にもかかわらず、オリエント急行はいつになく混雑していた。
途中、大雪のために立ち往生した列車の客室で、一人のアメリカ人が死んでいた。
満身に１２ヵ所もの刺し傷を受けていることから他殺の疑いが濃かったが、乗客にはみな
堅固なアリバイが・・・・。
密室状況の豪華な列車内で起きた奇妙な事件に、乗り合わせたエルキュール・ポアロが
捜査を開始した！
　（あらすじを裏表紙から抜粋）

・・・・・・・・・・・・私には向いていません、残念ながら。

私ね、本を読むのは通勤の乗り物の中なんですよ。
電車１０分＋バス１５分で往復５０分程度。
家ではあまり読まないので、その時間だけで１冊の本を４～５日かけて読む。

そうすると、１２人の乗客の特徴とかアリバイ証言とか、覚えてられないんですよねー。

しかもね、わくわくしない。
古典の名作って、その当時は斬新で衝撃的だったんだろうと思うんですが、今となっては
そうでもなかったりしますよね。
昨今の現実社会って、泣けるほどに衝撃的事件が多すぎ。(T_T)

そして「風の影」の時にも感じたんですが、文化的背景の違いによるわかりにくさ。

ポアロが言うわけですよ。

「乗客の取り合わせが種々雑多で、あらゆる階層、あらゆる国籍の方たちばかり。
　こういう特殊な点を考えた時、ほかの場合でも、こんな人たちが集まることがあるだろうかと
　想像してみました。
　そして、この自分の問いかけに対し、アメリカでなら、という答えが出ました」

・・・・・え、そうなの？
島国で単一民族国家の日本ならともかく、大陸で複数国を突っ切って走る急行列車なら
アリなんじゃないの？

そして、また言うわけです。

「彼女が電話をかけるときの『長距離（ロング・ディスタンス）』というアメリカ流の言葉を
　なんのこだわりもなく使っておられる点であります。
　しかも、彼女はアメリカに行ったことは一度もないと、わたしに証言なさっていた」

・・・・・すいません、日本語が母国語の私にはピンときません。

こういうのって、映像向きですよね。
前に、映画「大脱走」で見たなあ。
脱走してフランス紳士に化けて検問を抜けようとしたアメリカ軍将校が、検問終了時に
「問題ありませんよ」と偽パスポートを返される。
安心して立ち去ろうとした背に、さりげなさを装ったドイツ人将校から

答えてしまう、というヤツ。
うーん、名作だ♪

まあ、それはともかく。

↑みたいなコト、わかる人にはわかるんでしょうけどね。
基本に立ち戻って考えた時に、『私は何のために本を読むのか』ということで。

楽しむためです。
本のストーリーにワクワク、ハラハラしたり、どんでん返しな仕掛けにビックリしたり。

じゃあ、いいじゃん。
ムリして推理をわかろうとしなくても。

というわけで、古典でのお勉強はこれで終了です。（早っ）
これからも読みたいように楽しく読みますよ。(^^;