らくがんの休日

Profile

Rakugan is Kitten

フォローする

刀剣乱舞

(489)

Comments

Rakugan is Kitten @ Re[1]:自宅でハロウィンアフタヌーンティー(10/09) Blackさんへこんにちは。(^^) 返信遅れ…

Black @ Re:自宅でハロウィンアフタヌーンティー(10/09) こんにちは・ｗ・ﾉおいしそうな料理の写…

Rakugan is Kitten @ Re[1]:スターバックス　桃フラペチーノ(07/16) Blackさんへお久しぶりです。(*^^*) ス…

Favorite Blog

ビートセイバー11月… New! Blackさん

📣楽天ブログトップ… 楽天ブログスタッフさん

Freepage List

ブックマーク

Keyword Search

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全2857件)

過去の記事 >

2008.08.29

２００３年２月　祥伝社文庫より

短編集です。
恩田陸は「三月は深き紅の淵を」のシリーズを読んでいて、この作者とはイマイチ感性が
合わないなと感じていたんですが、この短編はなかなか面白かった。

主人公は関根多佳雄。
定年退職した、元腕利き判事です。

安楽椅子探偵というのかな、実際の事件現場に居合わせることはあまりなくて、
事件やある事実について、こういう場合もある、こんな可能性も考えられるという
推理を披露していきます。

ちょっと面白い。
推理小説って、こうやって生まれるのかなあと思いました。

収録されている話は

　曜変天目の夜
　新・Ｄ坂の殺人事件
　給水塔
　象と耳鳴り
　海にゐるのは人魚ではない
　ニューメキシコの夜
　誰かに聞いた話
　廃園

　机上の理論
　往復書簡
　魔術師

の１２話。

この話の主役は多佳雄の子供達で、検察官の春（しゅん）と弁護士の夏（なつ）の兄妹。
知人から１枚の部屋の写真を見せられて、どんな人が部屋の主であるかを当てる推理対決を
行う、という話。

推理・想像・妄想ってけっこう紙一重。
当たれば優秀な推理だし、大ハズレすると妄想になるんだな、というのがよくわかりました。(^^)