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2011.10.05
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カテゴリ: 読んだ本
1995年12月 河出書房新社より
1998年 8月 文庫化

我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐ----。
21歳という長寿をまっとうし、大往生をとげたアブサンとの"ペット"を超えた交わりを、
ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイ。
話題騒然の大ベストセラー、待望の文庫化!

(裏表紙 紹介文より)

作者は1940年、東京生まれ。
1982年『時代屋の女房』で直木賞受賞。
出版社で編集の仕事をしていましたが、途中から作家に転向したようです。

その編集者時代に、編集長に「拾った子猫を見に来ないか?」と言われ、
見て、一目で引き取ると決めた猫の話です。

トラネコのオス、名前はアブサン。


子猫の声が風邪をひいた時のように嗄れていたので
「ヨーロッパあたりの波止場の酒場にいる、アブサンを飲み過ぎて声が潰れた女」の声だそう。
正しくはアプサン(フランス語 absinthe:アプサント)らしいですが、
そういうきちんとした発音ではなく日本的なアブサンというのがいい、
同じ嗄れ声でも焼酎やけではなくアブサンやけ、というこだわりのあるネーミング。

古い時代の人には珍しく、去勢をして室内飼いをしていました。
実家でも猫を飼っており、鎌倉の祖父の家では13匹の猫がいたという猫慣れした人。

ペットや子供の代わりではなく、伴侶として愛情と敬意を込めてアブサンに接していた作者の
愛情あふれるエッセイ。
猫と共に暮らしている人なら「あるある」と頷くようなエピソードばかりです。

21歳の長生き。

起き上がってきちんと前足をそろえて座り、その後横になってしばらくして動かなくなる。
亡くなったのだと思い、作者の妻が膝に乗せて別れを惜しんでいたら
30分後に本当に息を引き取りました。

 「この野郎、達人の死に方をしやがって・・・」

 ネコは自分の死を人間に見られぬよう、いずれかへ行って見えない場所で死ぬ・・・
 それは何度も聞いた話だった。
 だが、アブサンはカミさんの腕に抱かれて息を引き取った。
 名人、達人だ。
 私は、感嘆の声を上げずにはいられなかった。
 数時間前、まるで花嫁の挨拶みたいなポーズを必死でつくり、私達に正座をして見せたあと、
 カミさんに抱かれて死んでやるなどという気遣いを、アブサンは示してくれたのだ。
 私は、見事すぎると悪態をつくしか他に術はなかった。


こういうところに愛情と敬意を感じます。


 アブサンの死によってぽっかりと心に開いた穴を、贅沢すぎるほどの思い出で埋めていくのだろう
というのが、心に響きました。
贅沢すぎるほどの幸せな思い出。
わかる気がする。


最近、猫の登場する話にハマっていくつか読んできたんですが、
そろそろいいことにしようかな。
最後に必ず泣くことになるのもツラくなってきたし。





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Last updated  2011.10.05 12:51:14
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