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2012.11.06
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カテゴリ: 読んだ本


2008年11月 文藝春秋より単行本
2011年05月 文庫化

不慮の死を遂げた人々を"悼む"ため、全国を放浪する坂築静人(さかつきしずと)。
静人の行為に疑問を抱き、彼の身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野(まきの)。
末期がんに冒された静人の母・巡子。
そして自らが手に掛けた夫の亡霊に取り憑かれた女・倖世(ゆきよ)。
静人と彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマ。
第140回直木賞受賞作。

(上巻裏表紙 紹介文より)

「この方は生前、誰を愛し、誰に愛されたでしょうか?どんなことで感謝されたことが
あったでしょうか?」
静人の問いかけは彼を巡る人々を変えていく。
家族との確執、死別の葛藤、自らを縛り付ける"亡霊"との対決、思いがけぬ愛。
そして死の枕辺で、新たな命が・・・・。
静かな感動が心に満ちるラスト!

(下巻裏表紙 紹介文より)

いや。いやいや・・・・。一人いる。
この世にたった一人だけていくれる。
<悼む人>よ、おまえは、白骨で見つかったおれのことを知り、
いつかここへ来てくれるんだろう?
この人も、きっと誰かに愛され、誰かを愛し、
何かで人に感謝されたことがあった人物だと、悼んでくれるんだろう?

(文庫帯より)


以前にテレビの本の紹介で見た時に、「死んだ人を訪ねて悼んで歩いている」と
説明されていたので、お葬式を巡って歩いているのかと思っていたら違いました。
主人公・静人は放浪の旅のようなものを続けていて、道端に花が飾られている事故現場とか


静人にとっての『悼む』という行為が、何から始まったのか、どういったものなのか、
関わり合った人々へどういった影響を与えていくのかが描かれていきます。

かなり変わったストーリーだとは思いましたが、まあ、面白く読めたかなと思います。



以下、ネタバレとなりますので間を開けておきます。
























静人の『悼む』は、故人を忘れずにいるための儀式です。
幼い頃の親しい親族の死や、小鳥の死、決して忘れないと誓った親友の命日を忘れたことなど
繊細な神経には負担のかかることが続いて、静人は死んだ人を忘れないため
自己流の儀式をしながら旅を続けています。

変わっているとは思うけど、気持ちはわからなくもない。
私がノラ猫を見て、できることなら全てを保護したいが、世界中の猫を救うのはムリと
諦めているところを、諦めなかった人なのだろうと思います。

あるわけですけど。

それで、その時にその人を忘れないための特徴付けとして記憶するのが
故人が誰を愛し、誰に愛され、どんなことで感謝されたかということ。
それを尋ねながら歩く静人と、周辺の人々との交流が描かれます。


末期癌でもう治らない母・巡子。

結婚の約束をした相手から、兄の放浪癖(時々、警察から保護される)が原因で
妊娠しているにも関わらず婚約を破棄された妹・美汐。
美汐に心を寄せる従兄弟の怜司。
困難が多い家庭ですが、いかにも静人が育った家に相応しい優しい気持ちの交流がある家です。

死んでいく巡子と、美汐が生む新しい命がつながっているということが描きたいみたい。
扱っているテーマが、死をどう受け止めるか、送るかというところだからかな。
何となくわかるけど、どう受け止めていいのかピンと来ない感じです。


静人に関わって変化するのは2人。

蒔野はエログロを得意とする週刊誌の記者。
感じの悪い、やらせすら平気でする蒔野が、静人と出会ってから変わっていきます。
殺人事件の取材をしながら、静人の言葉である
「この人は誰を愛し、誰に愛され、どんなことで感謝されましたか」
が自然と口をついて出るようになってくる。
人は誰かに覚えていてもらうことで存在を認められ、孤独から解放されて安らぐ、
という事を語る人です。

もう1人は、最愛の夫に頼まれて、その夫を自らの手に掛けて殺した倖世。
夫が本当は自分をどう思っていたかを知り、夫の亡霊から解放され
最後は静人と愛し合い、しかし静人の生き方を愛し、尊重するが故に別れていく。
「私の方が長く生きたら、いつか貴方の事を悼むから」と。
これも愛のひとつの形ではある、ということかな。


最後は妹・美汐が生んだ赤ん坊の産声を聞きながら、母を看取る静人で終わります。
これ、その後の静人はどうなっていくんだろう?というのが、予測できないです。
永遠に旅を続けるのかな。
いつか何かを悟って旅をやめるのか?
結論のない、こんな形の生き方もあるといった感じの話でした。

蒔野や倖世が良い方に変わっていくのが見えるのがカタルシスとなるので
読んでいて面白かったですが、自分の生き方とはあまりにもかけ離れているので、
世の中にはそんな考え方もあるんだなあくらいの感想で終わった印象です。





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Last updated  2012.11.06 12:36:35
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