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2015.07.21
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カテゴリ: 読んだ本
訳:井辻朱美
1997年01月 講談社より


姉さんの言ったように魔法か何かでかもしれない。
そしてそこの世界に、なぜかぼくらはしっくりなじんじゃったんだ。

ローズマリーとジミーは、謎の男ピーターの歌声にさそわれて
古代のアイルランドへ迷い込み、コノハトとアルスターの二つの王国による
「クーリーの牛捕り」戦にまきこまれる。
アルスター最強の戦士クーフーリンとジミーの友情、
コノハトの王子メインとローズマリーの恋・・・。
ドルイドのピーターに魔法で助けられながら、ふたりはロマンと冒険の世界に
とびこんでいく。

(表紙裏 紹介文より)

カナダ人の姉弟ローズマリーとジミーは夏休みをアイルランドの叔父夫婦の家で
過ごすことになる。
そこには、人付き合いの悪いピーターという男が働いている。
2人は夜中に抜け出したピーターを追って湖へと行くが、目覚めると
古代のアイルランドにいた・・・というスタート。

時期としては、コナハトの女王メーブがアルスターへ侵略するのを、クーフーリンが


サトクリフがいかにも英雄伝説をまとめたという印象だったのに対し、
こちらは恋あり友情ありの冒険ファンタジーといったところ。
クーフーリンが子供っぽさが残る好青年で、戦の激情で我を忘れるところはあるにしても
だいぶ人間らしい感じでした。



以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。














2人はコノハト軍に捕まって、メーブ女王のところへ連れて行かれます。
そこで、ドルイドとしてのピーターに出会う。
メーブは2人をアルスターの間者ではないかと疑い、殺してしまおうと考えるのですが、
ピーターが「この2人は開戦のしるしである」と言ったため、喜んで開戦準備をしつつ
2人を自軍に迎えることにします。
ジミーは元アルスターの戦士であるファーガス・マク・ロイの御者をすることになり、
ローズマリーはメーブ女王の娘・フィンバールと行動を共にすることに。

しかし、ジミーは勇ましい軍馬や剣の訓練などに男の子らしい好奇心で夢中になり、
ローズマリーはメーブの息子であるメインに恋をしたため、すぐに帰りたくない。
しばらく様子を見よう、ということになります。
すごいなー、この2人。
だって戦しているんだよ?いつ命の危機があるかわからないんだよ?


数日後、ジミーは偶然クーフーリンに出会い、2人は親友になります。
ジミーがファーガス・マク・ロイの御者をしていると知ったクーフーリンは、
自分の御者をして欲しいと頼む。
ジミーはファーガスに事情を話し、許しを得てクーフーリンの下へと出奔する。
親友の役に立てるとジミーは大喜び。
クーフーリンは1人で戦っているのに、危険が増えたのに、そういうことは一切考えない。
のんきです。

しかし、ジミーはローズマリーに話さずに行ってしまったので、
戦場でジミーが行方不明になったと思ったローズマリーは心配して、
真剣にピーターを探し始めます。
そして、エル・スイの森で『キャン・ビラの竪琴弾き』と呼ばれるピーターの一部である
という男に出会い、「困難はあるが、立ち向かう力がある」と予言を受ける。

コノハト軍に戻ったローズマリーは、メーブに捕らえられます。
ジミーがクーフーリンと一緒にいることがメーブ女王に知られたからです。

一方、ジミーとクーフリンはローズマリーを助けようと考えているのですが、
顔を知らないクーフーリンはローズマリーをフィンバールと勘違い。
一騎打ちの約束を破られたことで逆上したクーフーリンは、
フィンバール(本当はローズマリー)を殺そうとします。

その様子を見ていたピーターは、ジミーが来るのを待っています。
3人でこの世界に来たから、ローズマリーが死んでしまったら元の世界に帰れない。
でも、3人そろわなければ動けないらしい。

そこへ、姉を救おうとジミーがクーフーリンの剣に殺されることを覚悟で飛び込んでくる。
そのおかげで、ピーターの魔法が発動し、3人は元の世界に戻ることができるのです。

これがきっかけで、ローズマリーとピーターを心を通わせるようになります。
ピーターはドルイドであり、ドルイドは肉体は死んでも、魂は体を移り住んでいくもの。
そうして長い年月を生きてきたピーターは、かつては世の全てを知っていたのに
移り住む途中で、その知識が失われてしまったため、再び知識を得るために
探し求める旅をしているのだ、と明かします。
他の者の導きがなくては、一人で心を閉ざしているのでは探している物は見つからない、
と悟ったピーターのために、ローズマリーは再び過去のアイルランドへ行くことを
決意するのでした。
このへん、ローズマリーの勇気や、ピーターへの友情は大したものだと思います。
ピーターのことを、アイルランド語ふうに『パーダル』と呼ぶのがいい感じ。

3人は再び古代アイルランドへ行き、弱っていたクーフーリンに力を貸すことになります。
ここで2人は様々な経験をします。
ローズマリーはアルスターの少年軍が全滅するのを見て戦いの無情さを知ったり、
クーフーリンの妻・イマールに出会って友情を芽生えさせたり、
戦場でメインが命の危機にあるのを我が身を省みずに助けたり。
ジミーは親友・クーフーリンとの別れを経験したり。

現代に戻って、姉弟はピーターの歌を聞き、友情も愛も永遠だと知る。
そして、ピーターは
「ひとりきりで求める者は、自我のの闇の中に道を失う。わたしは仲間のために
 知識を呼び出し、仲間を通じて心理を見いだした」
と残して去っていきます。
彼らは3人とも、自分のためでなく互いのため、誰かのために何かをしたことで
豊かな冒険をなしとげた、と満たされた気持ちで終わります。

児童書なので簡単なストーリーだし、ハッピーエンドで気持ちよく終われます。
ローズマリーとフィンバール、イマールとの女の子同士の友情が可愛い。





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Last updated  2015.07.22 17:48:09
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