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2015.08.28
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カテゴリ: 読んだ本
守り人シリーズの6作目、チャグムが主人公となるのでタイトルが『旅人』です。

シリーズが進むにつれてだんだん、最初の頃の純粋な楽しいファンタジーから
政治がらみの面倒な話が増えてきました。
「神の守り人」もそうでしたが、国内の政治的軋轢や立場、問題を簡単に解決できない
もどかしさなど、それはもうリアルそのもので、ずっと続くと娯楽としては楽しめない。
「鹿の王」のように1冊読み切りならともかく、ここからあと3作品続くのかと思うと
ちょっと気が重い。

今回の舞台はタルシュ帝国。
チャグムは15歳。

そこへタルシュ帝国がサンガルへ侵攻したという情報が入り、サンガルからの救援要請が
来る。
別便で届いたサルーナ姫からの親書で、救援要請が罠であると知ったチャグムは
救援派遣の決定をした帝に、派遣の中止を進言する。
が、帝は逆に派遣軍への同行を命じ、チャグムは死を覚悟して旅立ち、冒険が始まる・・・
という話なのですが。

罠と承知で少数の兵を派遣する、すなわちそれは最初からその軍は見殺しにするつもり。
そして派遣兵達を率いる海軍大提督のトーサは、現在、チャグムの一番の後ろ盾である
チャグムの祖父。
憎いチャグムの後ろ盾を排除できる好機に薄ら笑いを浮かべる帝。
ついにチャグムはキレ、「帝であるならば、わたしの父であるならば、妻の父の失脚を

帝は怒り、「帝より優れているというなら祖父を救ってまいれ」とチャグムを戦場に
向かわせる。
しかもチャグムを守るという名目で、狩人のジンとユンを同行させるのですが、
本当はチャグムの暗殺命令を出している、という念の入れよう。
もう、このへんで帝の愚かさ偏屈さ、政治の汚さにうんざり&ぐったり。


むしろ面白く読めました。
守人と旅人だと、私はバルサが好きだから守人の方が好きだったんですが、
ここらで逆転してきました。
最近のバルサは大きな権力と戦うことが多くなって、でもバルサ自身は一介の戦士で
どうしようもない局面でも、ひどい怪我をしても、立ち上がって戦い続けねばならず
読んでいてつらいことが多い。
その点チャグムは、本人が物理的に戦う力を持っていないので、無理に戦うこともなく、
素直で魅力的な人間性なので、それに惹かれた誰かが手助けしてくれたり、
友情を育んだりするのが清々しい。

今後はどうなるんでしょうね。
とうとう守人・旅人の融合かな?楽しみです。



以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。






















サンガル軍と出会い、トーサとサンガル海軍司令官オルランとのやりとりが泣ける。
強大な軍事力を持つタルシュの前に屈服し、服従の証として新ヨゴ皇国の援軍を罠に掛けて
捕虜として連れ帰ることを命じられているサンガル海軍。
罠とわかっているので、旗艦1隻のみで赴くトーサ。
トーサが全て承知の上でやってきたことを理解しているオルラン。
「我々は戦闘で負けたのではなく、財力で負けたのです。タルシュ帝国に服従し、
 新ヨゴ皇国攻略に手を貸せば、自治権を保障、交易権も優遇するというタルシュの
 申し出を、算術が得意な王族方は受け入れたのです。無駄死にをなさるな」
と哀しげな声で訴えるオルランに、トーサは捕虜になることを承知し、
チャグムを含む乗組員を全員下船させる。
そして船倉の油樽に火をかけ、
「帝からお預かりした旗艦を、敵にさしあげるわけにはいかないのです。
 急いで、この船から離れてくだされ」
とオルランに告げて、燃える船と共に沈んでしまう。
海の男同士、互いの苦しい気持ちを理解していて、どちらもどうしようもないことを
知っている。
ちょっと涙出そうでした。

さて、サンガルの捕虜となったチャグム達。
暗殺命令を出されていたジンが、チャグムの味方になって脱出に力を貸してくれます。
ジンはシュガに「次の帝の命を守って欲しい」と頼まれて、心を動かされたのです。
海士2人とチャグムを小舟で逃がすため、浜に残って戦い続け、捕まってしまいます。
ジンは強いし、頭もいいので頼りになる味方。
いずれ、チャグムやバルサと合流したいですね。

さて、脱出の際に銛を肩に受けて怪我をしたチャグムと海士達。
ヨゴ皇国出身のヒュウゴの船に保護されます。
ヒュウゴはタルシュ帝国の第二王子・ラウルに仕えているので、捕虜というべきかも。
でも、本当に『保護』という感じでした。
ヒュウゴは子供の頃にタルシュ帝国に攻められてヨゴ皇国が陥落し、貧しい暮らしを
必死で生き延びた経験があります。
新ヨゴ皇国の民に同じ思いをさせまいと思っているのか、皇子として国を救う姿を
見たいと願っているのか、本心は不明なんですが、チャグムにいろいろ教えながら
タルシュ帝国へ連れていきます。

タルシュへの旅の途中で、タルシュ帝国の支配する南の大陸を見ました。
それまで好戦的で強大な敵国、という漠然とした悪役イメージだったんですけどね。
タルシュは高い建築技術と膨大な資金力を持ち、征服した国の道路を整備し、
町並みを整えていきます。
関税を撤廃し、貿易や産業を奨励する。
旧国を枝国として自治権を認め、重税と徴兵を課すが、その兵達が活躍すると
その家族達にタルシュの市民権を与える、という治め方。
これってローマ帝国じゃん、と思ったら憎めなくなりました。

チャグムはタルシュの第二王子・ラウル(40歳前くらい)に会います。
かけひき・やりとりの中でラウルはチャグムを気に入ったみたい。
チャグムに世界地図を見せて、どう思うか尋ねます。
大きな南の大陸と、地図の端に小さく描かれた新ヨゴ皇国と周辺の同盟国。
それを見て彼我の力の差を痛感するチャグム。
「世界は広いと思いました。すべての国を、見てみたい」と答える。
それに対し、ラウルは「10歳で初めてこの地図を見たとき、世界は狭すぎる。
俺が手に入れられる国は、もうわずかしか残っていない」と焦ったと言うのです。
そして
「なぜ他国に手を伸ばすのかとは聞くな。言っても詮ないことだ。おまえと俺とでは、
立場も物の考え方も違う。俺はおまえに、口当たりのいい理屈は言わぬ」
と続ける。
ああ、なるほど、と思いました。
チャグムは争いのほとんどないのどかな北の大陸に生まれ、比較的裕福な国の皇子として
ナユグや呪術のある世界の中で、平和に静かに育った。
一方、ラウルは大陸の大きな帝国の王子として生まれ、平時よりも戦時に向いた統率者と
しての資質が高かった。
ただ、それだけのこと。そこに絶対的な正義なんかない。
ラウルも嫌いになれません。
それでもチャグムは諦めないつもりみたいだから、ここからの戦いがしんどいなあ。

ラウルはチャグムに対し、国を戦で荒廃させたくないなら、父である帝を廃し、
チャグムが帝位に就くよう迫ります。
そうすれば枝国として、自治を認めてチャグムを支援する、と。
チャグムは弟を帝とし、自分は摂政となって10数年の内に国内を安定させ、
安定した後に自分は国を離れる、と答えます。

しかしチャグムは新ヨゴ皇国に帰る船の中で、ロタ王に救援を求めるため
身投げしたふりで、泳いで陸地を目指します。
無謀なチャグムのチャレンジはうまくいくのか!?、というところで今回の話は終了。

一応、チャグムの作戦は同じ船に乗っているジンに伝えられているし、
ロタには今ならバルサがいるから会えるかも?
先が楽しみになってきました。





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Last updated  2015.08.28 12:26:12
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