華麗の空~本を楽しく読むブログ

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雪風ジョルノ

雪風ジョルノ

2005/03/25
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少し昨日の補足をしませう。
「定本 天理図書館の善本稀書」(反町茂雄/八木書店)
【前編:さくさく散策神保町】
【後編:人と人】


天理教二代真柱・中山正善氏 が、あの日ナゼあれほどに本を買ったのか。
卒業論文を提出したという、 昂揚感 からでしょうか。

正善青年は、この三月(年明けて昭和4年)に東大を卒業後、奈良へ帰ります。
天理へ戻り、天理教の真柱(教祖)として人生を歩むのです。

勉学に打ち込んだ学生時代とは、また違った世界。

氏は、「帰ってから自分で読むために買ったんだよ」と語ります。


同時に、世の中の機運もありました。

大正の幕が閉じ、裕仁天皇が即位、 昭和

その記念に 「全国に広く図書を充実させよう」 という運動が起こりました。
(国を挙げて図書館の充実を図るというのですから、 文明が高い というか、
大正デモクラシー華やかなりし というか、偉いもんですね。)

この流れに乗って、天理教でも図書館建設がスタートします。
それが、現在世界有数の 「天理図書館」 です。

正善氏には、将来の図書館の充実も念頭にあったかと思います。
事実その後、氏は有用な図書の収集に並々ならぬ努力を払います。

それに一役も二役も買ったのが、 弘文荘古書肆・反町茂雄氏


「天理図書館四十年史」(天理図書館)

反町さんは、 「定本 天理図書館の善本稀書」 執筆の動機として、
「四十年史」の 舞台裏 を書きたかったと語っています。

すっかり反町党 の筆者は、「四十年史」を読んでみたくなりました。


早速に国会図書館で実物を確認します。

ほう、これは面白そうだ。
表と 裏。 相照らし合わせて読めば、より深い味わいが得られるなぁ。

そんなワケで、本書を購入。
今後の読書ライフが一層充実しそうです


■参考■
「四十年史」とは 1975年 時点の話です。
ですから、そろそろ 七十年の歴史 になるのではないでしょうか。 (^-^





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最終更新日  2005/03/26 05:57:39 PM
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