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日常生活上での半側無視評価法 Catherine Bergego Scaleの信頼性、妥当性の検討
」総合リハ・39巻4号・2011年4月
を読みました。
海外で開発された日常生活での半側無視の評価法であるCatherine Bergego Scale(CBS)を日本語訳し、信頼性などを検討した研究です。
CBS観察評価法は10項目の観察項目からなり、それぞれ、0点「無し」~3点「重度の無視」までで評価し、合計0点~30点となります。
点数が高いほど、半側無視が重度となります。
また、「 病態失認得点
」の算出もできます。
同じ10項目をインタビュー形式で患者本人に質問し、「自己評価得点」をつけます。
セラピストが評価した「観察得点」から「自己評価得点」を引いたものが「病態失認得点」となります。
⇒病態失認を数値化でき、経過を見るのに活用できると思いました。
BIT、FIMとの相関や、検者間信頼性は概ね良好であったようです。
また、CBS観察得点と病態失認得点には有意な相関があった。
⇒つまり、半側無視が重度であるほど、病態失認が重度ということ。
BITに比べ、CBSのほうが検出感度が高かったとのことです。
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