言語聴覚士、勉強中!

言語聴覚士、勉強中!

2016年03月13日
XML
カテゴリ: 嚥下・口腔ケア
舌圧測定器の有用性を調べるために読みました。

「入院患者および高齢者福祉施設入所者を対象とした食事形態と舌圧、握力および歩行能力の関連について」 田中陽子、日摂食嚥下リハ会誌19(1):52-62、2015
≪簡易型舌圧測定器(JMS製)を使用≫


<概要>
◆舌圧と食事形態の関連性、握力や歩行状況と食事形態の関連性を調べた。

◆病院・施設入所者201名を対象とした。

◆常食摂取群の舌圧は五分食摂取群、刻み食摂取群、ミキサー摂取群およびゼリー摂取群と比較して有意に高く、五分食摂取群はゼリー食摂取群と比較して有意に高かった。このことより、五分食摂取群以下の調整食摂取群は常食摂取群と比較して有意に舌圧が低く、常食を摂取するためには、ある一定以上の舌圧が必要であると考えられる。

◆舌圧が25kPa以上あればほぼ常食摂取可能と考えられる。 20kPa未満では食事形態を調整する必要のある者が多かった。

◆舌圧と歩行能力が、食事形態を判断する際の参考になることが示唆された。

舌圧が食事形態決定に際して、有効な指標であることが示唆された。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年03月13日 10時19分11秒
コメントを書く
[嚥下・口腔ケア] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

聖書預言@ Re:薄めとろみを外す目安(05/07) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
聖書預言@ Re:SLTA その2(10/07) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
@ Re:薄めとろみを外す目安(05/07) はじめまして。福井市在住の王島将春(お…
STの卵@ Re:SLTA その2(10/07) こんにちは。 始めてこちらの記事を知って…
れがし@ Re:気管切開カニューレ(高研)の研修(01/21) 言語聴覚士です。 勉強不足で申し訳ない…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: