翻訳立国トラドキスタン

翻訳立国トラドキスタン

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

人口500万人の国

人口500万人の国

Calendar

Favorite Blog

『ロシアを決して信… New! Mドングリさん

紅葉がきれい funa-bomさん

辞書も歩けば 翻友会さん
SOHO翻訳者の仕事部屋 まな!さん
おうち外国語 yukkochan7732さん

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:「英語力は幻想」の証明(06/28) cialis soft generico impotenciaenter si…
http://viagraessale.com/@ Re:「英語力は幻想」の証明(06/28) is viagra legal without a prescription…
ありません@ 見るな 逝ってよし(´-ω-)★ http://e29.mobi/
アクティブゲーミングメディア@ はじめまして 翻訳ブログからきました。 とても参考…
しね@ しね ほかのやつはURL書いてるやん なんでわた…

Freepage List

2008.09.10
XML
カテゴリ: 翻訳裁判所



「よし、梨畑、わかった。取り調べはまた明日からだ。今日は思いきり、歌って騒げ」

「でも、刑事さん、、、」
「でも、何だ」
「あんな下手な歌を聴いたあとじゃ、もう歌えません」

「なるほど、そう言えば、だれかも言ってたな。梨畑の翻訳を読んだあとは、2日くらい翻訳の仕事をする気がしないって」

 翌日、刑事は取り調べを再開した。
「なあ、美樹、オレはなあ、お前も犠牲者だと思うんだ。まず、業界そのものがいいものを求めていない。だいたいの意味さえわかればいい、安ければいいと思っている。とことん、経費を浮かそうとする。そもそも1枚1000円そこらで、まともな仕事ができるわけがない」
「刑事さん、1枚って何の1枚ですか。同じ1枚でも、ものによって大違いです」

「原稿用紙でも、400字のものも、200字のものもあります」
「お前はどこまで馬鹿なんだ。200字のやつは要するに、ラーメンで言えば半ちゃんみたいなもの。1枚ちゅうたら、原稿用紙1枚、400字に決まっとる。何枚か書いて、新しい用紙に入って、「る」で終わったら、そのあとに「。」を打つ。それでも、それで1枚。ちゃんと1枚分の原稿料を払うのが常識だった」
「ええ、そうなんですか」
「当たり前だ。この馬鹿たれが、、。その常識をめちゃめちゃにしたのが、いわゆる産業翻訳業界、技術翻訳業界だ。そういうところに、お前のようなやつが仕事を求めてきて、「平均余命が増加する」なんて文を平気で書く。ちょっと考えておかしいと思っても、それで一応意味がわかるから、そんなところに時間をかけて、ちゃんとした文にしようとしない。そんな時間があったら、次の文を訳した方が金になる。何もかも効率の世界になっている」



人気ランキング青バナー ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.10 14:29:25
コメントを書く
[翻訳裁判所] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: