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なんだかご大層なタイトルを付けてしまいましたが、実際は大した内容じゃないので悪しからず。最初に言っておきます。
今日の私は、午前中は昨日の取材調査の結果を報告書にまとめ、夕方からは浮気調査に出かけました。仕事は無事終わり、今帰宅したところです。
詳しい経緯は省きますが、対象者がとある居酒屋に入ったので私たちも一緒に入り、店内で撮影をするシチュエーションがありました。
で、その際に正規の機材での撮影とは別に、先日ヤフオクで落札したライター型カメラというものを試してみたのですね。
ちなみに、こういうヤツです。

一応私の探偵としての名誉のために言っておきますと、こういうおもちゃに実用性を求めて購入した訳ではありませんし、報告書に使用する映像を撮ろうとしたのでもありません。中国産の劣悪品であることは分かった上で落札したのですし、あくまで純粋な好奇心として余裕のある時にこういう小道具を試して見たくなっただけです。
何はともあれ、今家のPCでこの機械で撮影した映像を見ているのですが、思っていたよりは綺麗に撮れていてちょっと嬉しくなりました。シチュエーションと使い方によっては実用になるかも知れない、というくらいです。
・・・・・・ で、ふと思ったのです。
そういえば、自分は昔からこういう小道具が好きだったなぁ、と。
私は色々な紆余曲折を経て今探偵業に就いている訳ですが、探偵に漠然とした興味はずっと抱いていたものの、本当に自分が探偵になるなんて思っても見なかった、というのが正直なところです。
ただ、スパイとか忍者とか探偵に対しての憧れというものはごく幼い頃から持っていました。
小学生の頃には既に少年誌の背表紙に掲載されている通販(分かる人には分かるはず)等から、盗聴器(おもちゃみたいなものですが)とか万年筆型望遠鏡とか消えるインキとか狼煙セットとか指紋採取セットとか、怪しげなものを沢山購入していました。
実用になるものは一つも無かった気がしますが、こういう物にいちいちワクワクして好奇心を満たしていたのですね。
・・・・なんだ、何も変わってないじゃないか。
色々挫折したり、大学生時代に描いたビジョンと違う人生を歩んでいたりもする訳ですが、ある意味では幼い頃のまんま今に至っている、とも言えることにふと気がついたのです。
なるべくしてこの職業になった、というのはおこがましい限りですが、幼年期の志の一つではあったのだなぁ、と。
日々に流されていく中で、なんだか懐かしいものを思い出したような気分がしました。
100円ライター型カメラにちょっと感謝したい気持ちです。
・・・落札価格も、相場よりべらぼうに安かったですし、ね。
と、そんな日々の泡でした。