One of my favorite things is ...

2020.04.30
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カテゴリ: データ分析
​​​​ ギリアド・サイエンシズ社が、レムデシビル(remdesivir)の第3相治験結果の概要を公表しました。同社による治験結果の公式な発表は初めてではないかと思います。

​この研究では、患者の50%の臨床的改善までの時間は、5日間の治療グループで10日、10日間の治療グループで11日でした。両治療群の患者の半数以上が14日目までに退院した(5日目:60.0%、n = 120/200 vs. 10日目:52.3%n = 103/197; p = 0.14)。14日目では、5日治療群の患者の64.5%(n = 129/200)および10日治療群の患者の53.8%(n = 106/197)が臨床的回復を達成しました。​
​​下記の部分は、グーグル翻訳がひどかったので、原文のままですが、症状が出て10日以内に投与を開始した方が、14日後に退院した割合が高いとしています。14日後に退院した人の割合は、早期投与の場合 49%と比べて多いとしています。
Impact of Earlier Treatment

In an exploratory analysis, patients in the study who received remdesivir within 10 days of symptom onset had improved outcomes compared with those treated after more than 10 days of symptoms. Pooling data across treatment arms, by Day 14, 62 percent of patients treated early were able to be discharged from the hospital, compared with 49 percent of patients who were treated late.

対照群のない治験結果なので、解釈が難しいですが、今後、対照群との比較も実施されるようです。

中国での治験では有効性が確認できなかったという情報もあり、「特効薬」と言えるのかどうかの判断は難しそうですが、有効な薬ということであれば、後は供給量と価格が問題です。



また、NIH(米国立衛生研究所)は、別の治験結果の一部を明らかにしました。こちらは、対照群のある治験の結果です。レムデシビル投与によって回復が早くなったということが、有意差ありで確認されているようです。ただし、死亡率については有意差がないようです。
​予備結果は、レムデシビルを投与された患者は、プラセボを投与された患者よりも回復までの時間が31%速いことを示しています(p <0.001)。​

国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が早期からレムデシビルの治験を実施しているのに対して、日本のアビガンの治験の取り組みは遅いと思います。米国は、製薬会社だけでなく、国の機関である国立アレルギー感染症研究所(NIAID)がスピード感ある形で治験を実施しています。

戦争放棄を掲げる日本ですが、「ウイルスに対する戦争」については放棄しないでほしいと思います。






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​【ダッシュボード 「COVID-19 Transition Graphs」 を試作】​​
中国本土以外の地域への感染が拡大しているため、国別、地域別の感染者数の推移を簡単に確認できるダッシュボードを試作しています。​

随時、ページを追加しています。グラフのデータは、右上部分の操作でダウンロードすることができます。

アメリカの「地域別の変数」を前処理して、「州別」での推移をグラフ化できるようにしました。

また、州コードのフィールドを作成してコロプレス地図も作成しています。

楽天ブログでは「iframe」タグが使えないので、Bloggerのページから利用できるようにしています。

無料で利用できる、グーグルの「データポータル」のダッシュボードです。データさえあれば、簡単に作成できます。「国」別、「地域」別に日ごとの感染者数の推移を見ることができます。

↓ダッシュボードの試作です。下記リンクのページから利用できます。
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ジョンズ・ホプキンス大学の 「JHU CSSE」の「Covid19 Daily Reports」のデータを利用しています。

直近のアメリカのデータは地域分類が細かくなっていて、1日当たり2千行くらいになっています。
EdgeブラウザやIEブラウザなど、Chromeブラウザ以外での利用の場合はうまく表示されないことがあるようです。

上記のダッシュボードのデータの出所のサイトです。マップがメインのダッシュボードです






↓WHOのサイトでも、感染者数、地域などの「Situation Report」が日々更新されています。関心がある場合は、一日に一度見るといいのではないかと思います。






↓日本のインフルエンザの「定点当たり報告数」をグラフ化できるダッシュボードを試作。都道府県別にグラフ化可能です。



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 新型コロナウイルス(2019-novel coronavirus)対策もインフルエンザ対策と同じで、手洗い、うがい、マスク着用(咳エチケット)、免疫力アップなどが対策になるようです。​



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​​ ◆How Windows Sonic looks like.​​:Windows Sonic for Headphonesの音声と2chステレオ音声の比較:7.1.2chテストトーンの比較で明らかになった違い:一目で違いがわかりました








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Last updated  2020.04.30 10:26:57
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