2003年09月13日
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さすがにネタが切れてきたが過去の記憶を手繰り寄せて、振り絞ったら出てきた体験を今日は書くとしよう。

        苦闘の思い

あれは・・・確か私が中学生の時のお葬式での出来事だ。
大好きだったお祖母ちゃんが亡くなり、私は初めて身内の死に直面した。今でも覚えてるが、親の前で泣くのは恥ずかしく思えた私は、トイレで号泣した。

お坊さんは約束の時間より遅れて来て、悪怯れもなく笑っている。(正直、殺意を抱いた。)
葬儀が始まった・・・
お坊さんが挨拶を終え御経を読み始めた。全員が正座をして手を合わせる。慣れない正座で直ぐに足が痺れたが、必死に耐えて頑張った。
何もかも初めての体験だったが、驚いたのが経本の大きさだ!。例えればティッシュペーパーの箱と同じ位で、縦の長さは箱より10㎝程長かった。
御経を読み始めて、20分位経った時だった。隣の部屋からバタバタバタと大きな音がした。「何だ!」と全員が振り向いたので、お坊さんも一瞬御経が止まったが葬儀中という事で直ぐに御経を読み始めた。

葬儀の最中に紐が切れるとは不吉な予感がした・・・
(遅刻してきた坊主に対して怒ってるとも思えた。)
後で見て気付いたことだが、紐は思ったより太く丈夫そうに見えた。置いてた物も大した物は無かったが、何故切れたのか?
御経が読み終わり、少しホッとした。1時間半は正座してたと思う。すると、お坊さんが最後にお祓い(たぶん?)をさしていただきますと言った。聞くと、経本で両肩を2回づつ計4回叩いて回ると言う(仕来りなのか?)。
御経を唱えながらバンバン・バンバンとテンポよく回り始めた。
私は最前列だったので、4番目にバンバン・バンバンと叩かれた。
私の斜め後ろに居た親戚の伯母ちゃんの時の事だ!。
同じように御経を唱えながら叩き始めた。
バンバン・バンバンブゥー「え!屁した?」今、バンバンブゥーって聞こえたよな!。私は必死に堪えたが、あまりのタイミングの良さに思わず突っ込んだ。バンバンブゥーて、それはないやろと爆笑した。
だが、笑ってるのは私一人だけで、親戚一同冷たい視線で私を睨む・・・
「やばい俺だけや!!!」(普通笑うやろと、心で突っ込んだ。)

すると、今度は横からフガ・フガ・ヒクッと変な音が聞こえてきた。気になるのでチラッと見てみると、嗚咽をもらして泣いている親戚のS兄さん(太ったロン毛)だった!!。あかん限界や!苦しい。ツボに入ると笑いが止まらなくなる私には地獄でした。又、冷たい視線を浴びるのは嫌なので太股つねって堪えました。

あぁ・・・苦しい戦いだった・・・ 






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最終更新日  2003年09月17日 16時11分41秒
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