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ある銀行の新聞広告です。(俳優の役所広次さんが腕を組んで微笑んでいます)特別金利 4%!!ゼロ金利のこの時期に、とんでもない高金利です。・・・飛びつきたくなる?広告は大きな文字だけでなく、細かく小さな文字ほどしっかり読みたいですネ。内容は以下です。投資信託とスーパー定期(3ヶ月)を総額100万円以上(投資信託50%以上)同時申込みで、特別金利を適用・・と書いています。投資信託の商品説明はありません。銀行が損をするようなサービスをするわけがありません。具体的に算数をしてみましょう。スーパー定期50万円、投資信託50万円の合計100万円の場合で考えてみましょう。商品説明がない投資信託は、販売手数料1.5%信託報酬1.0%と仮定します。●特別金利での手取り額 500,000円×0.04×0.8×3ヶ月/12ヶ月 =4,000円●投資信託の購入時手数料 500,000円×0.015=7,500円 (私たちは4,000円もらうために、7,500円を払う)●投資信託の毎年の保有手数料 500,000円×0.01=5,000円 (私たちは毎年確実に、5,000円を払い続ける) ・・・と、単純な算数で分かることは、私たちは確実に損をする・・ということです。投資信託の運用次第・・・ということになります。ということは、対象の投資信託がどのようなものかが分からないと、判断しようがありません・・よね。その説明が無いんです。投資信託を始めさせたいのなら、商品特性等きちんと説明して、納得の上 購入させるべきです。特別金利の4%だけが、バカでかく表示されていて。単純に、高金利でお客さんを釣ろうと思っている?このような、私たち消費者をバカにした広告が頻繁に見受けられます。 ・・・気をつけましょう~。
2005/12/16
広告でかんたんに釣り上げられないように、注意してください!たとえば、地方銀行の今日の新聞広告です。○○ぎん 資産運用あなたの資産を大切に運用します。NEWマネーセレクション50万円からできる投資入門セット金利1%の定期預金に外貨定期預金または投資信託をプラスしました。「円貨定期預金」特別金利3ヶ月もの 年1% 税引き後0.8%お預入金額 25万円以上 ⇒外貨定期預金入門セット 円定期預金50% 外貨定期預金50% ⇒投資信託入門セット 円定期預金50% 投資信託50%という広告で、「年1%」が大きな字になっています。金利がほとんどゼロの時期に、1%はすごい!!・・と感じた人は相当なおバカさんです。カモともいいます。内容がどういうことか・・見てみましょう。まず定期預金の特別金利の期間は3ヶ月だけです。 25万円×1%×0.8×3/12=500円(手取り)・・ということで、この広告は以下のように読めます。「500円あげるから、投資をしませんか?」同じような広告は、よく見受けられます。投資を始めるかどうかは、500円に釣られることなく、自分で判断しましょう。投資信託って何? 外貨定期預金って何?・・・と、勉強してみましょう。そういうことがいや・・とか、面倒だから銀行任せに、という人は、手を出してはいけません。ちなみに、投資信託の概算コストは、 購入時 25万円×1.5%=3,750円 保有期間 25万円×0.7%=1,750円/年外貨定期預金の概算コストは、 往復で 25万円÷118円×2円=4,236円 (この他に双方とも税コストがかかります)銀行の立場では、500円をくれてやっても、ちゃんと元が取れます。消費者がリスクを背負いますから、銀行は確実に手数料収入が見込めます。コストを負担してもやるかどうか、私たち消費者は自分で勉強しなければなりません。
2005/11/15
今が、得なのか損なのか?新しい判断要素が入ってきそうです。個人年金保険は、老後資金作りの一方法ですよネ。私は常に、低金利時の契約は損・・・だと言ってきました。40才男性 20年払込み 10年間受取り総額600万円 1990年契約 払込み保険料総額 332万円 2005年契約 払込み保険料総額 538万円 ・・同じ600万円を受取るのに、200万円の差!だから、今契約するのは損ですよ・・と。ところが、ここに来て新しい動きが・・・?平均寿命の伸びが、保険会社にとっては負担に?年金商品によっては、年金支払いが予想を上回り、新たな逆ザヤに・・・?保険料設定の基準になる予定死亡率の見直しの動きが、業界内で起こっているようです。年金を払う期間が伸びるのに合わせて、それに見合う保険料にしようということです。簡単に言えば、年金保険料の値上げです。・近いうちに値上げがあるのなら、今の内に契約?・いやいや、低金利時の契約はやはり損なのでは?どうする! ど~~うする!! ・・・続~く。 (TVコマーシャルの見過ぎですネ)・・・ただですね、保険業界が年金商品の予定死亡率の見直しをして、一般の生命保険のそれは据え置きなんてことをされたら・・・坊主丸もうけですヨ。一般の生命保険の予定死亡率の見直しをするということは・・・⇒保険料が安くなる・・ということ。私たち消費者は、こちらの見直しは大歓迎ですよね。保険業界としては、そのままそっとしておきたい・・。ここにも、売る側・買う側の利益相反関係が・・・。
2005/11/14
このごろ定期預金にも怪しいモノが登場してきているので、注意しましょう。・・というお話です。今日はNHK文化センターの講座「老後資金の準備」を行ってきました。 設定したモデルの家族のシミュレーション を元に、ライフプランの方法を考える。 具体的な対策を講じて、対策後の シミュレーションを検討・確認する。講座の中で、現在の超低金利の時に「長期の固定金利商品を契約するのは損です。」というお話をして、具体的な商品名を皆さんといっしょにあげてみました。その中のひとつ、期間の長い定期預金。それも最近 都市銀行や地方銀行で売上げを伸ばしている新型?定期預金。 期間は4年か8年、5年か10年という定期預金。 1年もの定期預金金利が0.03%というときに、 この定期預金は1.0%とか1.2%という金利です。 そのかわり、4年か5年経過時点で、さらに 継続するかどうかは、銀行が判断します。 中途解約すれば確実に元本割れします。 これは、4~5年後の金利当ての博打です。 素人vs銀行のマッチメイクです。 ・10年ほど今の超低金利が続けば、素人の勝ち。 ・4~5年後の金利が1.2%以上なら、銀行の勝ち。 普通に冷静に、考えましょう。・0.03%よりは高い1.2%だが、これが高金利? (低金利に慣れていますが、過去には7%・8%も)・損をするかもしれない商品を、銀行が販売するか? (プロである銀行は、4~5年後の金利上昇を予測?)・景気回復、金利上昇のシグナルが見え隠れしています。 (超低金利が続く=日本経済がさらに10年間低迷?)金融機関は、プロの視点で新商品を作ります。確実に儲けるためにはどうすればいいか、常に考えています。この博打、消費者が乗るのは損・・だと考えます。10年間ほど、1.2%程度の低金利?で塩漬けに・・?ところが、受講者の中に「昨日これを契約してきた。」という方がいらっしゃいました。この講座を受けてから判断してもらえば・・・。ただ、契約時の銀行員のトークに問題がありそうです。「4~5年後にもし金利が上昇していたら、○○さんが 困るようにはしません。」・・のような言い回しを。金融商品販売法・消費者契約法等に抵触するかもしれません。「不実告知・誤認」:事実と異なる説明をした可能性。後日、チェックしてあげたいと思います。
2005/11/10
一日遅れですが、正解を発表します。貯蓄に関するクイズでした。クイズ:同じ誕生日の2人がいる確率は?小学校の40人の1クラスの中に、一組でも誕生日が同じという2人がいる確率は・・?下の1~3から選んでください。 1 約10% 2 約50% 3 約90% 話を簡単にするために、うるう年は考えない。 生れた年は別でも、月日の一致でOKとします。大部分の人は、感覚的にかなり確率が低いだろうということで、1番の約10%を選択します。正解は、3番の約90%です!!誕生日は、365種類あります。40人が廊下にいて、1人ずつ教室に入っていくというように考えてください。最初の1人に続いて2人目が入った時、前の1人と誕生日が一致しない確率は、 364/365です。3人目が入った時、前の2人と一致しない確率は、 363/3654人目が入った時、前の3人と一致しない確率は、 362/365以下40人目まで・・・全体で、誕生日が一致しない確率は、 364/365×363/365×362/365×・・・×100=10.9これを100%から引き算すると、誕生日が一致する確率が計算できます。 答えは、89.1%になります。私たちの感覚とは、ずいぶん違う結果になります。同窓会名簿などで、誕生日が分かるものを持っている人は、チェックしてみてください。意外と、同じ誕生日の2人が存在します。いろいろ複雑な金融商品が、次々と販売されます。感覚だけで判断すると、痛い目にあうかも・・・というお話でした。気をつけてください。なお、この問題を勘ちがいして受け止めた人もおられるかとも思います。「40人の中に、自分と同じ誕生日の人がいる確率」などのように・・。複雑な金融商品の説明は、しっかり読みましょう。勝手な勘ちがいで、痛い目にあわないように・・。
2005/11/06
「貯蓄」に関係するクイズです。金融機関が次々と怪しげ(?)な新商品の販売を始めています。あるいは、悪徳商法業者が出回っています。かんたんにカモにならないための、頭のトレーニングをしておきましょう。クイズ:同じ誕生日の2人がいる確率は?小学校の40人の1クラスの中に、一組でも誕生日が同じという2人がいる確率は・・?下の1~3から選んでください。 1 約10% 2 約50% 3 約90% 話を簡単にするために、うるう年は考えない。 生れた年は別でも、月日の一致でOKとします。ヒントはありません。トンチクイズ・・とかでは、ありません。まあ、普通に確率の問題と考えてください。答えは、明日の日記で・・・。
2005/11/04
貯蓄ゼロの世帯、23.8%!!日本の約4分の1の世帯が、貯蓄が無い!?1953年の調査開始以来、過去最高になりました。「格差」が鮮明な世の中にになってきました。 2005年「家計の金融資産に関する世論調査」 金融広報中央委員会 調査:6月~7月 全国10,800世帯 回収率32.4%ただ、いつもおかしいと思うのは・・・、貯蓄が無い、あるいはわずかしか無い・・という人たちが、不安だからと保険には加入しています。民間保険の加入世帯割合は、89.6%です。(H15)貯蓄がある世帯の割合は、76.2%です。貯蓄ゼロで保険加入している世帯がいますよね。貯蓄がほとんどできない・・にもかかわらず、保険料は毎月きちんきちんと払い続けています。これは、変なことですよ。医療保障が心配? 健康保険の高額療養費制度を勉強しましょう。 負担の上限があり、大きな金額にはなりませんよ。介護保障が心配? 出始めの大画面テレビを買うようなものです。 (割高で損・・だということです)死亡保障が心配? ギリギリの生活をしている人が、保険料を払い 続けられる? いつかギブアップ?民間保険に加入していないからといって、無保険の状態ではありません。官制保険:厚生年金・国民年金・健康保険・介護保険等の実力は、まったく民間保険の比ではありません。死んだ時、障害者になった時、高齢になった時等々・・それぞれ民間保険ではマネのできない保障がしっかり存在します。(社会保険事務所等で積極的に確認しましょう)貯蓄が無い・少ないという人は、まず貯蓄です。民間保険に払う保険料を、貯蓄に廻しましょう。できるだけ、貯蓄を増やしましょう。貯蓄が増えることで、ライフプランが成り立ちます。「保険に加入していない不安」よりも、「貯蓄が少ない不安」を感じられる普通の感性を!!
2005/11/03
訪問する方は、すごく多かったんですがちょっと難しかったようです。さっそく、答えです。いくつかの質問の言い回しはあるかと思いますが、次のような感じでOKですね。「右の道は天国に行く道ですか、と質問したら あなたはイエスと答えますか?」道案内の答えがイエスなら、右が天国への道、道案内の答えがノーなら、左が天国への道、一発で、天国への道が分かります!え? 分からない?道案内が天使であれば、必ず真実を答えます。 こちらは、スンナリ分かりますよね。道案内が悪魔であれば、必ずウソを答えます。・右が天国への道の場合、どう答えるか 「右の道は天国に行く道ですか」に対して 正解のイエスの反対を答えてノー、 「あなたはイエスと答えますか?」に対して 正解のノーの反対を答えてイエス。天使でも悪魔でも、同じ答えが導き出されます。分かりました?ウソしか言わない悪魔が、結果として正しい道を教えることになるのは、質問をうまく「組み合わせて」いるからです。質問を二段階に「組み合わせて」います。金融資産運用のテキスト等に必ず出てくる言葉に「ポートフォリオ」があります。資産を「組み合わせて」保有することで、リスクを小さくする方法を研究した理論を、ポートフォリオ理論と言います。
2005/11/03
実は、これは有名なクイズです。あなたは、気持ちよく山道を歩いていました。進んでいくと、前方で道が左右に分かれています。必ずどちらかを選び、先に進まなければなりません。一方は天国、一方は地獄への道です。その分岐点には、道案内の男が立っています。その男に対して1回だけ、質問をすることができます。ただし、イエスかノーで答えられる質問に限られます。その道案内は、天使と悪魔が交代で立っています。目の前の男が天使か悪魔か、見分けはつきません。道案内が天使であれば、必ず真実を答えます。道案内が悪魔であれば、必ずウソを答えます。さあ、目の前の天使か悪魔か分からない男に一つだけ質問をして、天国への道を選びましょう!どんな質問をしますか?イエスかノーで答えられる質問、1回だけですよ~。なかなか難しい? 気楽にどうぞ!まちがったり・・してもらった方が楽しいですヨ。貯蓄に関係のあるクイズです・・・よ。答えは、明日の日記で発表します。
2005/11/02
今日も盛岡は一日中、気持ちの良い晴天です。夕方、お茶を入れようと「とく子さん」の給湯ボタンを押すと・・「クウウ~ウ~・・」情けない音・・・中身はカラのようです。「佐々木さ~~ん、水たして帰ってよ~・・」佐々木FPの勤務時間は10:00~16:00です。国債や住宅ローンなどの金利が、じわじわ上昇しています。これから貯蓄をする人、借金をする人・・経済動向に注意。 ・倒産、14年ぶりの低水準になっています。 バブル崩壊依頼の不景気から脱する? (東京商工リサーチ 2005年度上半期) ・日銀、量的緩和政策の解除が近い? 金融政策の影響がじかに及ぶ短期金利が上昇基調。 消費者物価次第?(前年比で安定的にゼロ%以上) ※原油価格の高止まり・・という懸念要因はありますが・・。 米国インフレ懸念⇒景気減速⇒日本経済へ影響近々マイホーム取得を・・という人はできるだけ計画を前倒しした方が、得かも? ・住宅ローン金利「フラット35」(全期間固定)の平均金利 7月2.63%(過去最低)⇒10月2.78% 10月に入ってからの長期金利の上昇分は、11月の 住宅ローン金利に反映。(上昇)すでにマイホーム取得済みで、住宅ローン 短期固定を選択している人は、早めに借り替えた方が・・。日曜日に大活躍したジェームズ・ボンドは、今日はロボコップになって、慎重に動き回っています。大腿四頭筋(モモの前面)を痛めて、歩き方がロボコップになっています。
2005/10/18
来年度からの、お話ですが・・・。自然災害が多発!!近年にない多額の保険金支払いが発生!!将来の保険金支払いの予測が難しい!!損害保険会社が、ネをあげました。10年を越える長期の火災保険の販売は止めよう!来年度から、火災保険の契約期間は最長10年に。私たち消費者にとってどういうことか・・というと、実質的な「値上げ」ということになります。長期火災保険は銀行で住宅ローンを借りる時にいっしょに加入するケースが多いんですが、今まではローンと同じか、それ以上の期間の保険に加入していました。来年度からは、10年ごとに加入し直しで、単純計算で、2割程度の値上げ・・・に?もう少し待てば、損保各社の詳しい見直し内容が発表されると思います。私たちの家計に、チョッピリ(or大)打撃!?選択肢はいろいろあります。しっかり勉強、賢く節約。
2005/10/04
今日は、盛岡中央郵便局を見学してきました。10月3日(月)郵便局として初めて、リスク商品を販売する日です。投資信託の販売が今日から始まりました。どんな様子かな? 見学するなら、岩手で一番大きい盛岡中央郵便局・・・を見学してみました。外観! 「年賀ハガキ予約受付!」が一番目立つ。 「郵便局の新しい選択肢、投資信託。」は遠慮気味。局内! ほとんど以前と変わらない。投信のポスター無し。 簡保のカウンターの脇が出入り用の通路でしたが、 その出入りスペースが「投資信託ブース」に。 端っこに狭いブースをとりあえず作ったイメージ。 担当者名がフルネームで表示、4人全員女性。 イメージ戦略か?ちょうどお客さんが相談中、狭苦しそう。(50代夫婦?)お客さんがいなかったら、担当者にいろいろ質問しようと思っていたんですが、・・・残念でした。 (担当者さんはラッキーでした)「リスク商品としてこれまで以上に責任を持った 販売が必要だ。」・・は、担当課長の話。・・くれぐれも、社会問題に発展・・は、無いように。
2005/10/03
銀行窓口のセールストーク 「今一番の人気商品です。」 「皆さま、こちらをお選びになります。」 「毎月、お小遣いが受取れてお得です。」 「かかる手数料は4ヶ月ほどで取り返せます。」毎月分配型投資信託の、販売の場面ですね。多くの方々が購入しています。年金の上乗せ分として分配金を受取れるのが人気で、年配の方々が多いようです。「預金しておくよりマシ。」ということのようです。ただ、商品性を理解しないまま購入している人もかなり、おられます。 「1,000万円預けたら、750万円になった。」銀行 「リスクについては充分に説明した。」購入者 「毎月高分配金がもらえるとしか聞いていない。」などということが現実に起きています。もちろん元本保証の商品ではない、ということを認識していなければなりません。投資信託の中身が何であるか、価格が変動する要因は何か、基準価格の推移は、購入のタイミングはどうか、使うお金は自分の中でどういう位置づけのモノか、等々しっかり検討して判断しなければなりません。最近は若い人まで、この毎月分配型に興味を示していますが、その損得については、単純な話で、ちょくちょく分配をもらっていては、資産は増えません。若い人が将来に向かって資産形成を考える場合の対象商品にはなりえません。分配をもらわずに再投資した方が資産は増やせます。 (複利運用効果)複利と単利、ちょっと勉強してみましょう。
2005/09/30
来月3日から郵便局で初のリスク商品販売が!3社3商品の投資信託の販売が始まります。投資信託は、高利回りが狙える代わりに、元本割れのリスクが伴ないます。さらに、購入時・保有中に手数料というコストがかかります。これは預貯金には無いものです。気をつけてください。説明を受けて、自分でも勉強をして納得でき、自分の意思で買う・・・のであればOKです。なんだかよく分からないけど、郵便局が奨めるのなら間違いないだろう・・という人は買うのはやめましょう。(あなたは不向きです)元本割れのショックに耐えられません。元本保証の無いリスク金融商品を郵便局で扱うのは初めてです。 厳密に言えば、初めてではありません。 すでに確定拠出年金で数年前から郵便局が 販売窓口になっています。PR不足で ほとんどの人が知らないだけです。 FPの武田も6ヶ所の郵便局でそれぞれ 数回のセミナー講師をしました。9月中旬に都内で開かれた郵政公社の講習会。投信会社から招かれた講師のアドバイス。「元本割れのリスクを必ず説明するように。」「リスクの説明は大事。 でも強調し過ぎると売れない。 販売することが目的ですから。」・・・当然、販売側は収益を上げるのが目的で、法に触れないようにはしますが、できるだけ販売額を伸ばそうとします。買ってもらえば、リスク無しで手数料収入が確実に稼げますから。ただ、資産運用を検討するのであれば、まず生活設計(将来設計)がなければなりません。老後まで見すえて十分な準備ができている人が、不要な資産運用を奨められたりしています。分からなければ、買ってはいけません。そうですよね。何だか分からないモノに出費するのはおかしいですよね、金融商品でも、それ以外でも。
2005/09/27
この12月から、金融機関の店頭に新しい品物が並びます。 (注意してください!)保険が、銀行窓口で販売できるようになります。 ・一時払い終身保険 ・一時払い養老保険「なじみの銀行が奨めるのなら・・・」これまでの投資信託なども、その商品性を理解しないまま、買っている人がけっこういますよ。銀行と同じく、信用金庫も12月から保険販売を始めます。 国内大手の生命保険会社4社が販売提携しました。 ・日本生命保険 ・住友生命保険 ・明治安田生命保険 ・富国生命保険 (保険金を払わずに問題になった会社も入ってますネ) 全国信用金庫協会を通して全国の300超の信金に 優先的に供給していくようです。・・・で、注意してください!今回販売開始される保険は、長期の金融商品です。そして、今は史上まれな超低金利です。低金利時に長期の金融商品を買うのは損ですよ。(カテゴリ「貯蓄」で、「金利と貯蓄」の記事参照)
2005/09/23
個人年金保険に関するトラブル相談件数が年々増えています!国民生活センターの発表です。 PIO-NETによる相談件数 (全国消費生活情報ネットワーク・システム)銀行窓口販売だけの数字です。(証券窓口販売は毎年5件前後) 平成14年度 25件 平成15年度 93件 平成16年度 146件相談者の年代:50代以上が88%平均契約金額:770万円販売形態:銀行窓口契約が59.8%、訪問販売契約が39.8%「銀行と定期預金の契約をしたと思っていたら、 保険会社と個人年金保険を契約していた。」・・・などの相談もあったようです。上記は顧客の「適合性」を見極めずに販売したケース。「金融商品販売法」では、「適合性の原則」という 取引きルールを規定する原則があります。 ○広義:業者は利用者の知識・経験、財産力、投資目的 に適合した形で勧誘(あるいは販売)を行わなければ ならない。 ○狭義:ある特定の利用者に対しては、どんなに説明を 尽くしても一定の商品の販売・勧誘を行ってはならない。イギリスでは80才以上の高齢者には、リスクのある金融商品の販売は禁止されています。日本の銀行でも、高齢なお客様に販売した株式投信の元本割れをめぐって、相続人と銀行間でトラブルが絶えないことから、リスク商品の販売対象者は70才までとする銀行もあるようです。12月からはさらに、一時払い終身保険、一時払い養老保険が銀行窓口で販売可能になります。私たち消費者自身も勉強が必要です。身内や知合いに高齢者がいる場合は、見守ってあげる必要がありますね。
2005/09/22
コンビニに行って、お金を下ろす。コンビニに行って、預金する。コンビニに行って、金融商品を買う。コンビニが、銀行の代理店になりそうです。銀行法という法律があって、下の規定があります。 1 銀行代理店は銀行の全額出資子会社とする 2 代理店以外の業務の兼業は禁止これから始まる特別国会に改正案が提出されます。改正案はこれらの規制を取り払おうというものです。もともと金融界や流通業界が法改正を求めていました。銀行にとっては、支店の無い地域でも販売網を広げることができますから、願ってもないことです。私たち消費者も、利便性が増す?コンビニのお兄さん、おねえさん、せっかく、やっとマニュアルを覚えたのに、また勉強かよー・・・ってな事に?いや、まちがいがあってはいけないので、専門の人を置くことに? ・・・それはそれでコストがかかるし・・・。私が心配することではないんですが。
2005/09/21
汚い絵で申しわけありませんが、これで金利と貯蓄の 関係を説明します。(私のセミナー用のページです) たて軸が金利の高低、よこ軸が時間の流れです。老後に備えた貯蓄も徐々にしていこう・・ということで、よく検討されるのが個人年金保険・・です。受取る金額があらかじめ決まっている定額タイプを見てみましょう。ex, 10年確定年金(N生命) 男性 40才加入60才払込み 60才から年額60万円(受取り総額600万円) 同じ内容でも加入時期によって、大きな差が出ます。 2005年契約・・・今年です。(図の3の時期です) 月払い保険料 22,452円 総払込保険料 5,388,480円 538万円払って、600万円を受取ります。OK!・・ですか? 1990年契約・・・15年前です。(図の1の時期です) 月払い保険料 13,848円 総払込保険料 3,323,520円 332万円払って、600万円を受取ります。なんと、同じ600万円を受取るために払う保険料が、200万円もちがいます。長期間に渡る金融商品を契約するタイミングは慎重に!低金利の今、長期の金融商品を契約するのは損です。短期のモノ(普通預金・1年定期など)で待機して、金利がある程度上昇したところで、長期の金融商品を契約、その高金利を固定しましょう。史上まれな超低金利で固定しては、明らかに損です。
2005/09/20
こんなのが、載っていました。今日の広告です。(日経)○○○○銀行円定期預金 満期日繰上特約付定期預金 元本保証 預金保険対象新登場! 4年満期特約付10年満期 年 1.25%(大きーい字) 4年後の利息が楽しみです。 [1.000万円をお預け入れの場合] 4年後 40万円(大きい字)のお受取利息(税引き後) (以下極小文字で) 本定期預金には、当行の判断により、満期日を 当初満期日(10年)から繰上満期日(4年)に 繰り上げることができる特約(満期日繰上特約) が付いています。 お預け入れは300万円以上1円単位です。 中途解約はできません。 例外的に中途解約に応じる場合、お受取金額が お預け入れ時の払込み金額を下回ることがあります。 市場環境等によりお取扱いを中止する場合があります。「投資」や「リスク」を嫌い、「元本保証」をこよなく愛す、よく銀行に出入りしている消費者をターゲットにしています。元本保証だし、金利はちょっといいし、なんか「特約付き」ってのもお得な感じだし、いいんじゃない?・・・と、思いますか?特約は私たちにとってお得なのではありません。銀行にとってお得な特約です。本来は10年間の定期預金なんだけど、4年後の時点でさらに6年間その利息を払っていくことが、有利かどうか銀行が判断します。不利だと判断したら、やめてしまうことができるわけです。私たち消費者は、銀行の成すがまま・・ということに。今の超低金利時に長期間 預けることが得かどうか?利息がちょっといい?・・長い歴史の中では低レベルです。その辺の考え方は、《みんな「金利」で勘ちがいしてるヨ》(前回の投稿記事)を参照してください。
2005/09/17
私がセミナーで使っているテキスト(エクセルで作成) のページの一部をデジカメ撮影しました。(汚な!) テキストはA4版20ページのきれいな!小冊子です。みんな「金利」で勘ちがいしてるヨ!今回の話は、「リスク」とか「投資」とかは絶対にイヤ!という人向けのものです。「元本保証」でなきゃ!という人向けです。そういう人たちが、けっこう間違った選択をして損をしています。・・・ので訴えたいんです。貯蓄のお話をする時は、いつも下の絵で説明しています。世の中の金利が高い時、低い時、どのような選択をしたらいいか? ・・・を説明します。■1・2の時期は金利が高いです。 この時期は、期間の長い金融商品の契約が得です。 高い金利を長期間、固定できますから。 ex,5年・10年定期預金、学資保険、子ども保険、 養老保険、個人年金保険などなどです。■3・4・5の時期は金利が低いです。 この時期は、期間の短い金融商品の契約が得です。 金利が上がったら、すぐ乗り換えられますから。 もうひとつこの時期は、変動金利商品の契約が得です。 現在低金利でも、金利上昇に連動しますから。 ex,期間の短いもの:普通預金、1年定期預金 変動金利商品:個人向け国債などなどです。さあ!それで、今は? 史上稀に見る超低金利です! 今は3あるいは、3から4の ポジションです。 3・4の時期に買っては損なものを、今買っている人が多い! 利息がさっぱり付かないからと、ちょっぴりよけい付くものを 選んで、超低金利時代の利息でなが~い期間、がまんする事に。 金融機関に乗せられて、損な選択をしてはいけません。
2005/09/17
盛岡は秋祭りです。 先日書き込みいただいた方が、「貯蓄方法をさんざん迷ったあげく、元本保証の変額年金保険を選んだ。」・・・ということでしたので、再度掲載します。変額個人年金保険!年金原資110%保証!銀行が販売しています。加入者が支払う一時払い保険料を、100%ではなく、110%も保証します。「今の超低金利時に、これはいい!」と、飛びついている人が多いんですね。結論から言います。 お止めなさい!この保証には、条件がついています。・20年以上の据置き期間(7年未満の中途解約はペナルティ)・年金で受取る(一括受取りは対象外)・手数料 2%台後半(高っ!)確実に見込める増額分の「10%」これは、据置き20年で、1年当りでは「0.5%」になります。⇒ネット預金や個人向け国債より劣ります。運用がうまくいって、年金原資の大幅な上乗せが?・・・ありえません。保険会社の立場で考えましょう。運用が不調の際は、保険会社の負担になりますから、それを避けるために、まちがいなく110%分を確保できる運用をするしかありません。長期債券を多く組み込む⇒株式の組み入れは少量にさらに株式の半分は、市場平均連動積極運用部分の比率はかなり小さくなる。⇒積極運用部分が好調でも、全体に与える効果が小さい。⇒年金原資の大幅な上乗せは、期待できません。このようなパッケージ商品は、だいたい消費者に大きなコストを背負わせるものが多い!豪華で立派な広告を見て錯覚しないように。
2005/09/16
事務所前の歩道の花です。 家計の金融資産が、去年に比べて増えたそうです。調査開始以来の最高額だそうです。 日銀 15日発表 6月末の資金循環統計(速報)景気回復で個人所得の増加を反映?そんな実感なんてない!という人も、けっこういるのでは?でも、6月末の日本全体は下記のようになったようです。家計の金融資産残高は前年比、0.7%増 個人向け国債など 52.0%増 投資信託 18.8%増 外貨預金 マイナス 株式 マイナス リスク資産が全体に占める割合 9.6% (0.4ポイント上昇) 現金を含む預貯金 0.7%減 (内、定期性預金 3.4%減) 郵貯残高 ピーク時比 2割減
2005/09/16
定期預金って、分かりますよネ。はい、期間が決められた預金です。その定期預金のあるタイプのモノが人気だそうですが、私たち消費者が飛びついていいものかどうか・・・考えてみましょう。「新型定期預金」と言われているようです。 満期までの長さを銀行側が決める代わり、 利息は年1%前後と高めに設定されています。●「満期」は複数表示されています。 ex, 「4年か8年」「5年か10年」などです。●「満期」を決めるのは銀行です。 預け入れから一定期間後に、銀行が満期を 決めます。(ex, 4年目、5年目に)●「利息」は通常の定期預金より高めです。 預金者に満期の決定権が無い見返りです。去年の春、新生銀行がこの「新型定期預金」を始めて、この5月からは第二弾の商品を展開し、残高は8,000億円に迫るとみられています。通常の定期預金ではわずかな利息しか得られない現状から、新型預金を選ぶ個人が増えているようです。これがきっかけで、他行にも導入期運が高まり、なかでも地方銀行の積極的な取り組みが目立ってきています。メリット ■通常の定期預金より利息が高いです。デメリット ■金利が上昇しても当初の金利で、銀行が決める 満期まで預けなければならなりません。 ■中途解約で元本割れもありえます。 満期前に急にお金が必要になっても原則解約不可。 中途解約に伴なう費用がかさみ、運用収益が 実質マイナスになる恐れもあります。判断基準:これからの金利をどう予測するか? ★この低金利が8年、10年と続くと思う人は、買い。 ★この低金利はそう続かず、いずれ上昇と思う人は、 やめたほうがいいです。ちなみにFPの武田は、後者です。昨今の経済環境を考えれば、そろそろ金利は上昇に向かう・・と思っています。そのような状況で、1%前後程度の金利で8年間や10年間、塩漬けにしておくのは、もったいないと考えます。
2005/09/14
子どものための貯蓄・・と言ったら連想するのは?一般的には「学資保険」「こども保険」なかには、「養老保険」なんていう人も。ところが、これらは元本割れで損をしているんですが、不思議なことに、だれも気にしないで継続しているのは、どういうことでしょう?金融商品を検討する時は「元本保証でなきゃイヤ!」と言っている、同じ人が。顧問会員のKさんの家族の例で見てみましょう。 Kさんは長女Hちゃん9才のために、下記の貯蓄をしています。JA共済 こども共済 H8年契約(H26年満期) 満期保険金 85万円 払込み保険料総額 104万円郵便局 学資保険 H8年契約(H26年満期) 満期保険金 300万円 払込み保険料総額 312万円 郵便局 養老保険 H13年契約(H23年満期) 満期保険金 100万円 払込み保険料総額 104万円 合計 満期保険金 485万円 払込み保険料総額 520万円保障内容合計 死亡600万円(1,000万円) 入院4,500円/日 この状態を元本割れ・・といいます。普通に短期間の預貯金を、くり返したほうがマシです。今の超低金利時に、上記のような長期間の契約をするのは損だということを、ぜひ理解してください。・・・でも、保障がついているから・・・ですか?死亡保障:のこされた遺族が経済的に困る「人」にかけます。 スネッかじりには不要です。その分の保険料がムダ。医療保障:本当に必要でしょうか? 必要だとしても、別個に確保したほうが安上がりです。貯蓄は貯蓄、保障は保障、シンプルに分けて考えましょう。顧問会員Kさん家族の家計、これからしっかり見直しにかかります。
2005/09/09
ここにきて、アメリカのお金の流れに変化が出てきています。リスク資産である株式や株式投資信託、信用度の低い社債を換金して、安全資産の米国債へ。原油高で企業の業績や信用度への懸念が強まっている中、大型ハリケーン「カトリーナ」の衝撃で、アメリカの投資家に安全志向が強まっています。株式市場では、原油高の恩恵を受ける「エネルギー」関連は突出して上昇していますが、「一般消費財」関連は原油高による消費減速懸念を反映して下げています。投資信託は、8月末までの一週間で米国株投資信託から、11億ドル強の資金が流出しています。 (投資調査会社、トリムタブス)債券市場では、信用リスクに神経をとがらせ、信用度の低い社債への売りが目立ち始めました。ノースウエスト航空は燃料価格の急騰を理由に破産法の適用を申請?受け皿になっている米国債相場は上昇しています。先週末の10年物の利回りは、一週間で0.15%低下しました。(価格は上昇)さて、わが日本は?原油高の影響はアメリカと同様に顕在化してきています。台風の上陸頻度も高くなってきています。大きな被害が出なければいいんですが・・・。
2005/09/05
10月から毎月の手取額が、約650円減ります。ボーナスを含む年間だと、約1万円減ります。今年で終わりではなく、来年以降も減り続けます。せっかく節約しても・・・。上の金額は月収36万円(年間ボーナス3.6ヶ月)の平均的会社員の場合です。会社員の厚生年金保険料が、9月分から引き上げられ、実際に給料手取りが減るのは、10月からになります。去年の年金制度改革で毎年0.354%の引上げが決まったことに伴なう措置です。以後、毎年の引き上げが、2017年まで続きます。今の保険料率13.934%(労使折半)が、最終的に18.30%(労使折半)になります。厚生年金保険料は、社会保険料のひとつです。給与明細や源泉徴収票で、社会保険料や所得税を確認できます。ぜひ日ごろから社会保険料や所得税には関心を持って、チェックしましょう。
2005/08/29
銀行の融資が減り続けているそうです。(銀行貸し出し、7年連続前年比マイナス)銀行は、私たち消費者から預かったお金を会社に貸すことで、その利ざやを稼いできました。ところが、それぞれの会社は今、できるだけ借金を減らそうとしています。会社がお金を借りてくれなければ、銀行は利益を上げることができません。困った銀行は、んじゃあ別のところから利益を上げよう・・・ということで、狙う先は私たち個人の消費者。その方法は・・・。・ちょっとお金のある消費者 「投資信託を買ってもらって手数料を」 12月以降なら「養老保険で手数料を」・資産家である消費者 「相続対策といい変額年金保険で手数料を」 ・老後を心配する消費者 「個人年金商品で手数料を」 ・家が欲しい!消費者 ・住宅ローン返済中の消費者 「住宅ローンのブン取リ合戦で利ざやを」・プアな消費者 「カードローンで大きく利ざや稼ぎ」銀行が儲ける方法はいろいろあります。金融の自由化で、儲ける方法がどんどん増えています。利益相反関係といって、売る側が儲かる時、買う側は損をします。今、買おうとしているものが、自分にとって本当に有益かどうか、しっかり考えましょう。普段から勉強して、選択肢の幅を広げておきましょう。
2005/08/28
10月から郵便局で、投資信託が売り出されます。運用商品提供会社を3社に決定しそうです。大きな商機になるとみて、20社強が応募しました。5年後の2009年度の販売残高目標1兆5,300億円、手数料収入目標160億円を見込んでおり、「金利同行に左右されない新たな収入源」(生田正治総裁)と期待しているようです。確実に儲かる者がいれば、その反対側でリスクやコストを引き受ける者がいます。現在、投資信託の5割は、銀行で売られています。1998年に解禁された、銀行での投資信託販売が、順調に増加して、7月末時点で株式投信残高のほぼ5割に達しました。約30兆円です。証券会社には近づいたこともない人が、顔なじみの銀行員が奨めるなら・・・と割合気軽に購入しています。商品性を理解しているかは、別問題です。郵便貯金の規模は210兆円を超えます。全国575局からスタートし、08年度には1,550局に増やす予定です。顔なじみの郵便局員から奨められて・・・。投資信託を否定するものではありませんが、自分がお金を投じようとしている商品が、どういう性格のものなのか、ぜひ自分でしっかり勉強してから購入したいですね。「いいっていうから・・。」なんていう人任せは、くれぐれもしないように。損をしても、「自己責任」で片付けられます。
2005/08/25
貯蓄のための金融商品の選択顧問会員Hさんの次女Hさん。団体扱いで養老保険を積立てしていましたが、今度、解散になるらしいんですが、またそのまま続けていいんでしょうか?これまでずいぶん、いい利率だったんですけど。これからの積立ては、やめたほうがいいです。元本割れします。貯蓄が目的で積立てをするのなら、低金利の今は短期間の積立てがいいです。1年積立て預金など・・低金利の内はこれの繰り返し。金利が上昇したら、長期商品で高金利を固定します。顧問会員Hさんの長女Hさん。わたしこの間、国債買ったんですが、OKですか?国債って、個人向け国債ですか?ああ、そうそう、それ。はい、OKです。やったーっ。今の低金利下での選択は、変動金利商品か、固定金利商品でも短期のものが正解です。お母さん・長女・次女、それぞれ別の名字ですが、偶然みなさんHさんになっています。
2005/08/25
地方新聞○○日報05年8月24日(水)公的年金制度に対する不安もあり、個人年金への関心が高まっています。財団法人生命保険文化センターの○○主査に聞きました。個人年金に加入する人が増えていますね。「社団法人生命保険協会のデータによれば、ここ数年新契約が増え続け、今年3月末時点の保有契約件数は1,400万件に達しました。老後の生活資金の柱となる公的年金を補完する「上乗せ資金」にしたり、公的年金の受給が段階的に65才に引き上げられているため、それまでの「つなぎ資金」として、個人年金を考える人が増えているようです。■■ぜひ、よく考えたいものです。■■上記の年金は、年金額が契約時にあらかじめ約束されている「定額型」の個人年金です。終身とか10年先からとかの受取り年金額を「今の利率」で契約・固定することになります。その「今の利率」が、どのようなレベルなのか。史上最低の超低金利が、長く続いています。ここ数年の契約はだいたい同じレベルです。★★私はこの最低利率でがまんします★★といって、長期間固定してしまうことは明らかに、損です。自分の年金を準備するから・・・といって、商品名が「年金」でなければならない・・ということはありません。ネズミの大群が、次々と海へ飛び込む集団自殺を連想してしまいます。超低金利の今は、資金は流動性のよい持ち方をして待機して、金利がある程度上昇した時点で、個人年金を契約しましょう。払う金額・受取る金額が、今のレベルとは全くちがいます。保険会社は、このようなことは教えません。目の前の、この契約を取りたいから・・・。
2005/08/24
警戒警報! 注意してください。12月から銀行窓販(マドハンと読みます)での保険商品が増えるのに対応し、各生命保険会社が個人マネーの取込みを強化しています。これまでは、銀行に主導権を奪われるのではないか・・・と積極的に手がけていませんでしたが、追加解禁をきっかけに、攻勢を強めようとしています。各生命保険会社が、銀行を舞台にした競争が過熱しそうです。追加解禁の対象になるのは、 ●一時払い養老保険 ●終身保険これらは、利率固定の長期商品です。何度でも言います。私たちは今、史上まれな超低金利の環境の中にいます。 ★低金利時に、固定金利・長期商品の選択は、損! (最低の利率で私はがまんします・・という契約) 今回追加解禁になる商品は、高金利時に買いましょう。 ★低金利時のオススメは、 ☆変動金利商品(個人向け国債など) ☆固定金利・短期商品(普通預金、1年定期預金など) これらの商品で待機し、金利上昇時に固定金利・ 長期商品を購入し、高金利を長期固定します。だから、もし12月も今の低金利のままだったら、顔なじみの銀行の人に奨められても、安易に応じてはいけません。敵は上手なセールストークを用意して迫ってきます。注意してください。警戒警報!12月からの追加解禁に対応を表明している生命保険会社 %は昨年度の銀行依存率 日本 1.7% T&Dフィナンシャル 41.0% 三井 8.1% 富国 13.6% アリコジャパン 55.1% 東京海上日動あんしん 36.3%
2005/08/20
変額個人年金保険!年金原資110%保証!銀行が販売しています。加入者が支払う一時払い保険料を、100%ではなく、110%も保証します。「今の超低金利時に、これはいい!」と、飛びついている人が多いんですね。結論から言います。 お止めなさい!この保証には、条件がついています。・20年以上の据置き期間(7年未満の中途解約はペナルティ)・年金で受取る(一括受取りは対象外)・手数料 2%台後半(高っ!)確実に見込める増額分の「10%」これは、据置き20年で、1年当りでは「0.5%」になります。⇒ネット預金や個人向け国債より劣ります。運用がうまくいって、年金原資の大幅な上乗せが?・・・ありえません。保険会社の立場で考えましょう。運用が不調の際は、保険会社の負担になりますから、それを避けるために、まちがいなく110%分を確保できる運用をするしかありません。長期債券を多く組み込む⇒株式の組み入れは少量にさらに株式の半分は、市場平均連動積極運用部分の比率はかなり小さくなる。⇒積極運用部分が好調でも、全体に与える効果が小さい。⇒年金原資の大幅な上乗せは、期待できません。このようなパッケージ商品は、だいたい消費者にコストとリスクを背負わせるものが多い!豪華で立派な広告を見て錯覚するな!これから定年退職する人たちが、特に狙われています。身内や知り合いに、あぶなそうな人がいたら、教えてあげてください。
2005/08/18
特にボーナスのシーズンに多くなる、各銀行の金利優遇キャンペーン。定期預金に特別金利を適用 優遇金利 1%! (3ケ月 50万円以上で) 普通の定期3ケ月ものは、金利0.02%だから、 めちゃくちゃ有利!・・・なんて、すなおに 喜ぶと、銀行の思うつぼ。 チビちゃんどうしを、比べっこしてはダメ。 優遇期間は3ケ月で、以後は自動継続で 通常金利が適用される。 仮に1年預ける場合、 最初の3ケ月間 1%÷12ケ月×3ケ月=0.25% 残りの9ケ月間 0.02%÷12ケ月×9ケ月=0.015% 1年間の実質金利 0.25+0.015=0.265% この程度の金利は、ネット定期などと同レベルだし、 個人向け国債の方が、圧倒的に有利。 「見せかけ」に、踊らされてはいけません。いっしょに投資信託・外貨預金を購入すると、さらに金利優遇。 1%の優遇金利が、さらに有利な2%・3%に! (投資信託等の割合が一定以上の場合) おお、こっちならまちがいなく、お徳! なんて舞い上がって、銀行員を喜ばせてはいけません。 投資信託等の割合が増すということは、定期預金の 割合が減る、ということ。 銀行から見れば、金利が上がっても、払う利息額は増えません。 逆に、販売手数料や両替え手数料が、確実に入ります。 買う側は、利息の額は増えない上に、リスクまで 背負わされます。 何の実効性もありません。 「見せかけ」に、踊らされてはいけません。「銀行がちょっと損をしながらも、消費者にサービスをする」 なんていうことは、あり得ない!! ・・・という正しい認識を持ちましょう。 私たち消費者に「錯覚を与えて、投資信託や外貨預金を販売する ための手法」・・・と冷ややかに、無視してあげましょう。
2005/08/16
金融商品の話商品の売買をシンプルに考えてみると、売り手の儲けの大きいものは、買い手にとっては損なものです。(利益相反関係といいます)売り手の儲けの大きいものは、懸命になって売ってきます。お客さんのためを考えて、懸命になっているわけではないことを、賢い消費者は織り込み済みにしておきましょう。一定期間の売上げ目標・利益目標に基づいて(自分の都合で)一生懸命に奨めているだけです。「売り手が懸命に奨めるものは、買わない。」・・・ぐらいに考えれば、損をすることはありません。個別の株や債券は、市場参加者の取引でフェアな価格が形成されます。その株や債券を袋に入れたり、箱に入れたりしたパッケージ商品の価格は、売り手側の儲け分が上乗せされます。(パッケージ商品:投資信託や変額年金保険など)この儲け分は、市場で決められるわけではありませんから、フェアでない場合もありえます。儲け分を大きく乗せた商品ほど、大々的に宣伝広告して、懸命に奨めています。コマーシャルや、セールストークに、振り回されるな!
2005/08/10
顧問会員のKさん子どもたち(9才・6才・5才)全員分、学資保険をかけています。死亡や医療の特約も付けています。実は、元本割れしています。毎月の掛金×12ケ月×18年・・・と計算してみましょう。満期でもらうお金と比べてみましょう。だいたい、もらうお金の方が少ないはずです。金利が高かった時代はよかったんですが・・。純粋に「貯蓄」をしたいのであれば、別の方法を考えましょう。「保障」が付いているから・・・。子どもに死亡保障を付けているケースがありますが、不要です。医療特約も、本当に必要?貯蓄と保障は分離して考えましょう。教育資金準備は、「学資保険」「子ども保険」という発想は、単純すぎます。
2005/08/09
日本中の各銀行が盛んに「定期預金」を宣伝広告しています。矛盾していますよね。「投資信託」や「変額年金保険」を販売する時は、「預金はインフレで目減りします。」と言っておきながら・・・。・・で、ある銀行の宣伝広告。特別優遇金利 年利1.2%(税引き後0.96%)10年もの お預け入れ100万円以上。1,000万円の場合 10年後の受取り利息総額 101万円。さあ、どう思いますか?そんなに利子が付くなら考える?おやめなさい。「預金はインフレで目減りします。」この言葉は、長期の預金にそのまま当てはまります。目減りします。損をします。今、長期金利・短期金利とも上昇の気配を見せています。来年・再来年にも、しっかりと金利が上昇するかもしれません。10年もの長期間預けて、金利が1%程度というのは、最低レベルです。仮に、金利が3%(税引き後2.4%)になってから、10年間預けると受取り利息は260万円です。「預金はインフレで目減りします。」は、短期の預金には当てはまりません。ある程度の金利になるまで、1年定期の繰り返しや、普通預金で待機しましょう。利子はわずかですが、元本割れはありません。
2005/08/06
【普通預金】超低金利で、ちょっぴりしか利子が付かない。金融機関にとっては、利回りの高い各種金融商品を販売するいい環境です。「貯蓄しておくよりましです。」ほんとうに、そうでしょうか?超低金利だけれども、物価も下がっているから、その普通預金の価値は下がりません。金利が高くても、それを上回るインフレの状態にある時期より、はるかに有利です。バブル崩壊以降、資産運用のプロである生命保険会社などは、株式で大きな含み損が残りました。この時期に、普通に預金をしておいた人は、株や投資信託を買った人より賢い選択でした。金融機関に振り回されてはいけません。普通預金を、なめることなかれ。お気軽にコメントを。できるだけ返信します。
2005/08/03
【金利と貯蓄の原則】1 高金利の時:固定金利の長期商品2 低金利の時:変動金利商品または 固定金利の短期商品・・・ところで今は?「史上稀にみる超低金利」です。ということは、選択は「2」になります。「2」の商品は、 ・変動金利商品 個人向け国債など ・固定金利の短期商品 普通預金 1年未満の定期預金など これらで持っておきながら、金利上昇 に備えましょう。金利が上昇した時点で 「1」の商品に乗り換えます。現状は、残念ながら「1」の商品がよく売れています。金融機関の営業力と消費者の無知の結果だと、残念に思っています。「1」の商品は、 ・固定金利の長期商品 学資保険(子ども保険) 個人年金保険 5年もの定期預金 など一見、低金利の預貯金よりましなように見えても、所詮 超低金利時の契約は、低利率の運用を長期に渡って約束することになりますから、同じ商品を高金利時に契約する場合とは、比べ物にならないくらいの、大損になります。教育資金は、学資保険(子ども保険)、老後資金は、個人年金保険 といった硬直的な、金融機関が喜ぶような発想はやめましょう。自己責任の時代ですし、いつまでも超低金利が続くとは限りません。お気軽に、コメントをどうぞ。できるだけ、返事をします。
2005/08/01
ぜひ、お金の勉強をしましょう。団塊の世代の皆さん、気をつけてください。50兆円といわれる団塊世代の退職金が、敵に狙われています。注 「敵」:金融機関退職金市場の争奪戦が始まっています。各金融機関は受け皿となる金融商品を次々と発売しています。テレビCMでも、長塚京三さんが登場してそのムードを盛り上げたりしています。5年もの定期預金や投資信託など、1,000万円単位で。●5年もの定期預金今は超低金利です。その低い金利で、5年もの長期間固定してしまっては、明らかに損です。短期(数ヶ月or1年)の定期預金の書換えの繰り返し、又は普通預金でもいいですが、金利上昇に備えられる状況で待機しましょう。金利上昇した時点で、長期間の定期預金にして高金利を固定しましょう。低金利時は短期商品、高金利時は長期商品・・・です。敵のセールストークに振りまわされないように。●投資信託お金を預けて、運用してもらうしくみになっています。運用してもらうわけですから、お手数をかけた分、当然報酬を払わなければなりません。(どういうわけか、成果を上げた場合だけでなく、資産が減っている場合もしっかり取られます)購入時点、保有期間、売却時点、それぞれどのようにコストがかかるのか、その負担に見合うリターンが期待できるのか、自分で判断できるレベルまで勉強するべきです。決して「銀行の人が奨めたから」レベルの購入をしてはいけません。
2005/07/30
将来のための貯蓄将来のために・・・と学資保険や個人年金保険をコツコツとやっている方が多いようですが、このような将来の受取額が確定している(定額)貯蓄方法についてコメントします。 定額の金融商品を検討する場合は、 契約時の金利水準に注意!ここ数年は「史上まれな超低金利」であるということをしっかり認識しましょう。「この、すごい低い金利で、私は長期間がまんします。」という契約を結ぶことになります。学資保険であれば、18年間。年金保険であれば、20年~30年。その結果、学資保険はほとんど元本割れ、年金保険はそこまで行かなくても損な契約になります。(インフレに対応できません)例:個人年金 N生命 10年確定年金 男性 40才加入 ~60才満期 (20年間払込み) 60才から年額60万円 10年間受取り (受取り総額600万円) 2005年契約 月払い保険料 22,452円 総払込み保険料 5,388,480円 540万円払って、600万円もらえるから OK? 実はこれは 大きく損をしていることになります。 1990年契約 月払い保険料 13,848円 総払込み保険料 3,323,520円 どうです? 払う金額が200万円もちがいますよ! (高金利時の契約)教育費だから学資保険、老後資金だから個人年金保険・・という発想はやめましょう。銀行・保険会社等の金融機関を喜ばせるだけです。では、超低金利の時はどうすればいいか。短期の預貯金の書換えで金利上昇に備える・・ことです。1年定期預金とか、定期積立て(1年)とかです。そのくり返しで、金利が高水準になったところで、ワッと個人年金保険等を契約します。(高金利が長期間固定されます。OKです。)このような相談を銀行や保険会社にしてはだめですよ。ならば、と 変額年金保険を売りつけられます。変額年金保険は、手数料がバカ高く、確実に資産形成できるのは金融機関で、よほど運用がうまくいかない限り、資産形成にならないしくみになっています。その証拠に販売窓口である銀行員はだれも購入しません。逆に購入していたら、金融マンとしての見識を疑います。損をしないよう、しっかり勉強しましょう。できるだけ、お答えします。気軽にコメントをどうぞ。
2005/07/29
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