想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

2017.01.07
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お寿司でも鰻重でも 松竹梅 、また洋食のコースでも ABC と、 料金が3種類

  ものを 用意している、お店が多いです。これを、実はビジネス界では、

< 松竹梅 >の 法則 といいます。 




       松竹梅


   

  日本人は、

 「 一番安いものはちょっとなぁ・・・


    でも、一番高いものも気が引けるなぁ(´・ω・`)」


  といったように、 高い松 安い梅 かの両極端を回避して、 真ん中の竹 を選ぶ人が

  多くなる 傾向があるそうです。


  そんな人間の行動を心理学では、「  極端の回避性  」とか「  中心化

    傾向  」と 呼んでいます。これは、 世間体や見栄 が大きく心理的に働いて

  いるからで 匿名性の 高い インターネットでこの理論に基づいて、3通りの

  販売をすると 一番安い ものが、 一番多く売れる 傾向にあるというから、面白いですね。




 

         孔子の似顔絵イラスト


  この竹を選ぶ心理の一つに、日本人が重んじる<  中庸  >という、 価値観

  あるかもしれません。これは、意識するとしないとにかかわらず、日本人の

  DNAとして千年以上の昔から、受け継がれている価値観からなのです。


  < 中庸 >とは、 孔子の『 論語 』 のなかで、「  中庸の徳たるや、

それ至れる かな  」と書かれたもので、それから 儒学の伝統的な中心概念 として、

  尊重されて きました。


  そしてもう一つの、日本人の行動規範が、<  和  >。

  あの 聖徳太子 が制定した 十七条の憲法第一条 に、 <  和を以て
 貴しと なす  と定められた< 和 >です。


          聖徳太子の似顔絵イラスト


 
  
  人々がお互いに仲良く、調和していくことが最も大事な事であるという教え
 
  ですが、< 和 >を尊ぶ日本人は争いや対決よりも、 調和と協調

  好みます。

  それゆえに他人との衝突を避け、他人のことに介入することを、避けようとします。

  日本では自己権利を主張する者は、 秩序を乱す者として周りから敬遠、排除され、

村八分にされる 風潮が、今でも社会や企業内に残されています。また、人間関係を

  うまく 保つために、まわりの人たちとうまくやっていくことを、個人の権利主張より

  も 優先する という空気が、いまだ日本社会には残存しているのです。


   日本社会では、紛争の解決方法としては、 法に訴える という手段ではなく、組織の長や

  地域の市村長などの お上の権威に頼る 傾向が、よくみられます。つまり、当事者双方で

  白黒をつけず、水戸黄門や遠山の金さんに見られるような、「 喧嘩両成敗 」的な

穏便な 人情味ある解決方法 が、喜ばれるわけです。


   一方、アメリカをはじめ西洋社会では、第三者との対立に対する解決策としては、

法に訴え自らの権利をオープンに主張 し、相手の誤りを指摘する方法を採択する。

  日本社会の「 義理 」や「 人情 」といった、 非論理的な判断基準

  入り込む 余地は全くありません。



          マッカーサーの似顔絵イラスト

  日本人が 世界基準 で丁々発止戦うためには、中庸と和という因習から脱却し、

  言いたいことを発言し、そして自分のやりたいことをやり通す、 新しい価値基準を

共通概念として保有 する必要があるとは、思いませんか?!


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Last updated  2017.01.07 15:54:50
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