米国の小説家 ダン・ブラウン氏 の同名ベストセラーを、ロン・ハワード監督
トム・ハンクス 主演で映画化し、2005年に公開された『 ダ・ヴィンチ・
コード 』。
人気シリーズ映画として、2009年の『 天使と悪魔 』に続き、昨年第3弾
『 インフェルノ 』が公開されました。
知的ミステリーといいますか、 宗教的な基礎知識 がないと、テンポが速いだけに
ストーリー展開に追いついていくのが、なかなか難しいかもしれません。
マリア はキリストの妻であり、その子供を身ごもっていて、子孫がいたという
仮説は、キリスト教会の反発を招いたのも、記憶に新しいところです。
さてさて、その道を極めた 天才 というのは各分野に多くいますが、すべての分野に
おいて秀でていた天才といえば、やはり レオナルド・ダ・ヴィンチ をおいて、他には
いないのではないでしょうか?!
彼は、 イタリアフィレンチェ の西方ヴィンチ村で生まれ、1466年頃 ヴェロッキオ
の工房へ入門、そこで頭角をあらわしました。 画業 のみならず、 彫刻・建築・科学
という多方面に亘り、その才能をいかんなく発揮した のでした。
晩年はフランソワー一世の招聘でフランスに渡り、67歳で 客死。
フィレンチェの ウッフィツイ美術館 に保存されている、彼の三枚の絵画
内の1枚 < 受胎告知 >を、2013年イタリア旅行時に、観賞することが
出来 ました。
< 受胎告知 >という宗教的なモチーフを、20歳代のダヴィンチが描いたものです。
左の天使ガブリエルの羽の 写実的な描写 や、 遠近法 など随所に彼の豊かな才能が
感じられます。
そして、 ミラノの サンタマリア・デッレ・グラツイエ教会 で、
< 最後の 晩餐 >も。
これは 壁画 ですから、海外に持ち出され展示されることがないだけに、本物を目に
する事できて感激しましたね。
見学は 完全予約制 になっていて、しかも画質保護の観点から、1回の入場者数は
25人 、鑑賞時間はわずか 15分 の制限。従って、最後の晩餐の鑑賞を確約している
ツアーは、それほど多くはありません。
聖書、 ヨハネによる福音書13章21節 の、< 12弟子の中の一人が私を裏切る >
と、キリストが予言した情景を描いたもの。同教会の壁画として飾られてあり、
サイズは予想外に小さく 420 x 910 CM >。
そして、彼の作品であまりにも有名なのが、 フランスルーブル美術館
所蔵の < モナリザの微笑み >。これは、現役時代フランスに出張時、
観賞した ことが あります。
従来の横向きの人物画像ではなく、 正面斜め45度 から描く画法は、その後の
人物画像に大きな影響を与えました。モナリザのモデルはフィレチェの富豪商人、
フランチェスコ・デ・ジェコンドの妻である リーサ・デ・ジョコンド だと言われて
います。
モナリザの瞳の中に、 L と S という字が描かれているそうで、これはリーサの L と
彼の弟子 ジャン・ジョコモ・カプロッテイ ( 通称サライ ) の S を表していると。
しかし、ある説によるとモナリザは、この弟子 サライがモデルで、L は彼自身そして
Sはそのサライ、すなわち ダヴィンチとサライ二人は、 同性愛者の関係 にあったと
いうのです。
まあ~~、学者というか、批評家というのは、口さがないもので・・
そんなこと、どうだっていいじゃん。
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