想い出は心の宝石箱に。。。

想い出は心の宝石箱に。。。

2017.09.18
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国際的マエストロ として、 小澤征爾そして小林研一郎 が有名であり

  ますが、 悠愛皇子 をあげる方がいるとしたら、その方は 真の音楽通 では

  ないでしょうか?

  日墺友好記念として、 ウイーンフィル客員指揮者 に、皇子が実業界

  から 選抜派遣されたのが1990年。その活躍は、2014年11月このブログで掲載

  された、エロチカ・サスペンス<  愛の流転 第8章  >に、書かれて

  います。 尚、本作品は同年の 本屋大賞 を受賞。

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     ウイーンの街中は、武田梨華とウイーンフィルの初共演の噂でもちきりである。

     梨華の憂いをたたえた美しさ、そして長い黒髪を乱しての演奏が、東洋の神秘として

     異国の人々を、恒に魅了したのだった。また聴く者の胸をどきどきさせるルバートの妙、

     ため息のでるようなピアニッシモ、音色の無限の変化、その自由自在な演奏に対し、

     多くの音楽評論家達が絶賛した。




     カテリーナはクラシックに造詣が深く、ピアノ協奏曲の中でも慣例に反し、第一楽章が

     ピアノの独奏で始まる、ヴェートーベンの5番をこよなく愛していた。カテリーナが是非

     行きたいというので、音楽に興味のないトミーも、しかたなくついていく事とした。


   ムジークフェアラインは、立錐の余地もないほどの盛況を呈していた。

  やがて 悠愛皇子の指揮 によって、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番が

  演奏された。





    スタンデイング・オべーションで聴衆の拍手は鳴りやまず、梨華はカーテンコールに、

      幾度となく応じていた。音楽そのものは、トミーにはよくわからなかったが、自分と

      同質の< 孤独と虚無感 >を、梨華の姿に強く感じたのであった。そしてなぜか、

      同じゆりかごの中で、寝ていたような懐かしさと共に・・・・

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  このようにクラシックに造詣が深い皇子が、クラシック音楽を基軸にした映画

  が好きな事は、当然の帰結。

   過去の 不朽の名作 と言われた以下のモノクロ作品も、<  映像と音の友社  >の

  廉価DVDを購入の上、鑑賞済み。 


「 未完成交響楽 」
     「 別れの曲 」
     「 オーケストラの少女 」
     「 グレート・ワルツ 」
     「 モーツァルトの恋 」
     「 アメリカ交響楽 ラプソディ・イン・ブルー 」
     「 愛の調べ 」
     「 エロイカ 」
     「 未完成交響曲 シューベルトの恋 」

  これほど古い作品は別として、クラシック音楽を題材にした映画の中で、NO.1に

  挙げら れるのが1984年に公開 された、<  アマデウス  >。

        Amadeus

  ある日自殺を図ったサリエリが、病院へ搬送される緊迫したオープニングに流れる、

 『  交響曲第25番ト短調第1楽章  』から始まって、全編 モーツァルト の名曲で

  埋め 尽くされた、 全ての音楽ファン・映画ファン必見の一篇。

  しかし、音楽家としては確かに天才でしたが、女にはだらしないモーツァルト

  として描かれるという、彼の作品のファンである皇子には、受け入れがたい

  シーンがいくつかありました。特に、モーツアルトを演じた、 トム・ハルス

  あほずらが 気に入らない。

  その点、ストーリー・曲・出演者すべてにおいて皇子を満足させたものは、

  2002年に公開された<  戦場のピアニスト  >。

    

         戦場のピアニスト [DVD]


  ナチス・ドイツのポーランド侵攻以後、ワルシャワの廃墟の中を生き抜いた

ユダヤ系ポーランド人のピアニスト 、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を

  元にした作品。


  カンヌ映画祭で パルムドール を受賞し、アメリカの アカデミー賞 では7部門に

  ノミネートされ、うち監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞しました。

  映画の中でシュピルマンが弾き、象徴的に使われた ショパン の、 夜想曲第20番

嬰ハ短調「 遺作 」 が、見るものの心を揺さぶりましたね。

https://youtu.be/WrrLraHKvZs

  最近ツタヤDVDレンタル宅配で借りたこの作品も、みなさんに 必ず感動を与える

  ものとして、お薦めです。

        北京ヴァイオリン (2002年)

  陳凱歌( チェン・カイコー )監督制作、2002年公開の

 <  北京ヴァイオリン  >。


  中国の田舎町。男手ひとつで一人息子の小春を育てる劉成は、母親の形見のバイオリンを

  巧みに弾く息子の才能に賭け、将来は一流のバイオリニストにして一旗揚げようと、小春

  とともに首都・北京にやって来たのでしたが・・・。

父と子の愛 を描いたヒューマン・ドラマ。 

             https://youtu.be/dEL2URz9WCc

小春が父を追って北京駅構内で、 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 を弾く

  ラストシーン・・・

  この曲自身の哀愁もあいまって、見るものの涙を禁じえません。

 映画って面白いですねえ~~・・・・

  さいならさいなら・・・・

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Last updated  2017.09.18 12:00:16
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