死んでら、シンデレラ・・・
シンデレラは、誰もが知っている、童話の一つですね。
グリム
兄弟による、アシェンプテル( Aschenputtel
)(ドイツ語で
「 灰かぶり
」の意味)
や シャルル・ペロー
のものが、よく知られています。
シンデレラの主人公のように、有名ではない一般人女性が、短期間で(
あるいは
長い年月にわたる苦労の末)見違えるほどの成長と幸福を手にし、芸能界や
社交界、その他の一流の場などにデビューしたり、あるいは 資産家と結婚する
成功
物語
を、 シンデレラ・ストーリー
といわれています。
しかし、どうも日本では誤解があるようで、シンデレラは決して自らその幸せを
望んで、なにか画策したのではありません。彼女の 心の優しさ
が魔女の応援を
呼び、
そしてその
美しさが
皇子の気持ちを捉えた、 結果論
としての幸せ
だった
のです。
自分が普段いる環境ではなかなか出会えない、 高収入・高学歴・イケメン
などの
いわゆる“ ハイスペック男子
”と結ばれたいとして、そのような
お見合い系
サイト
に登録する女性が多いとのこと。
このような男性に、高い理想を追い求め続ける女性の心情を、「 シンデレラ・
コン
プレックス
」というそうです。「 面倒を見てもらいたい 」という
潜在的な
欲求に
よって、女性が「 精神と創造性 」の自由を束縛されいる状態と
いえましょう。
シンデレラとは元来< 灰かぶり小娘
>の意味であって、継母からの
いじめで
灰を
かぶるような家事をいとわず、< いつも勇気と愛を胸に
>
を
信条に、毎日を生き続けた女の子として描かれています。プリンセスとしての
最高の
生活と愛を手に入れる
ことを、
決して自ら
夢見て
いた
わけではありません。
( ロッシーニ オペラ シンデレラ バルトリ主演 )
無償の愛
そして 逆境にも負けぬ勇気
・・・
そこに、シンデレラが 美しいラブストーリー
として、成り立っている理由がある
わけ
です。
もし、シンデレラが自分をいじめたもの達に仕返しをしたり、自慢をしたり、
そんな
態度をとったその瞬間に、シンデレラ物語は ラブストーリーとしての普遍性
を、
失ってしまうのではないでしょうか?!
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