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ブルー0731

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カテゴリ: nobel(ジークの冒険)


「もちろん、異論はありません。」

 異論はあったがどうやら、ファウルスは、気づきながらも無視をしたらしい。相変わらず、よくできた親友だ。

「ウェルスもそれでいいな?」
「ええ、ルレアなら問題ありません。」
「うむ、じゃあジーク急ぎ家に帰り支度せよ。準備が整いしだいルレアを向かわす。」

「分りました。それでは、失礼します。」実は、かなり会議に退屈をしていたので嬉しくなってそそくさと会議場をあとにした。

俺は、急いで家に帰った。準備のためすぐさま自分の部屋に入った。今日のうちに出発をするというから、かなり急ぎ目の荷支度になるであろう。

 旅は、好きだ。特に、一人の旅が一番だ。なぜかというと常に一人称の自分ではなく二人称や三人称の自分を客観的に見ることができる。

 同じ学校の奴らの多くはエリート意識か、はたまたは平和ボケなのか分らないが一人称でしか物事を判断しない。だから、民の気持ちを分ろうとする奴も少ない。

 ただ、国として唯一の救いは皇帝と重臣たちがしっかりしているということである。
「トントン」ノックの音が聞こえてきた。
「どうぞ。」
「失礼します。兄様、聞きましたわ。リキノアに赴くそうで。あんな、辺境の地に何があるのですか?私には、なぜ兄様がそんなとこに遣わされるのかよくわかりませんわ。」

 この声の主は、俺の妹のミラである。ミラは、俺の2才年下の妹である。美しい黒髪で腰の位置くらいまである。体格は、小柄で肌は透き通るほど白い。

 そして、その瞳は全てを見抜くかのように冷ややかであり、時にはやさしさを持ち不思議と吸い込まれそうな魅力的な瞳だ。たぶん、魔女はこんな感じだったろうなという気さえする。






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Last updated  2005.08.26 16:06:11
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アオミドロ@ すっげぇ楽チンだぜ(笑) 夢の副業生活突入~~!!! 最近は毎日別の…
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マラ太郎@ ごっそさんでしたぁ――!!(゚∀゚) 最初不安だったけど、「忘れられなくして…
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