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お久しぶりです。 最近、ネタづまりしてます。というか、漫画を読むのに一所懸命でした笑。さて、一度ウルカヌスを推敲しています。 もっと驚きの設定を考えています。それをアップする前に短編をアップしようかと思います。 候補としては、ミステリか恋愛笑かスポーツ系を考えてます。 ではでは、お楽しみに笑。
2005.09.08
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お久しぶりです。 最近、ネタづまりしてます。というか、漫画を読むのに一所懸命でした笑。さて、一度ウルカヌスを推敲しています。 もっと驚きの設定を考えています。それをアップする前に短編をアップしようかと思います。 候補としては、ミステリか恋愛笑かスポーツ系を考えてます。 ではでは、お楽しみに笑。
2005.09.08
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綺麗な朝日だ。こんな綺麗な朝日を見るのは、久々だ。朝早く出立したから当然だ。 よく考えてみればそんなに早く起きたのも久々だ。昨日の夜、宿屋の主人の話しを聞いたが、結局のところ少し警戒しマジャリアに向かうことにした。 マジャリアは、農作物が豊富に取れる土地である。秋になるとここら辺では、一番盛大な収穫祭をやる。 モノに恵まれているせいもあって、非常に治安が安定している。なので、自分の知る限りではマジャリアの土地が荒れるということは、聞いたことが無かった。 郡主も代々クライフ家の信任が厚い者を任命していたので、問題らしい問題は起きなかった。 とにかく、自分の目で確かめることが一番だと思ったので迷わずマジャリアに向かった。 昼前にマジャリアに着いた。何の異変も感じ取れなかったので、まず郡主の屋敷に向かった。 郡主の屋敷は、それ程立派ではなくむしろ簡素なモノだった。急いで現状を知りたかったので門を叩いた。 すると、「どちら様ですか?」と門兵らしき者が門越しから尋ねてきた。「クライフ家のジークです。」「はっ。失礼いたしました。只今開門します。」そう言うと門が開かれた。「いらっしゃいませ。郡主が待っておりますので、私の後についてきてくださいませ。」 俺は、門兵の後について行った。
2005.09.01
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実は、マジャリア郡はクライフ家の領地の一つである。もちろん、直轄支配してるのではなく郡主に任せているのである 昔、何度か親父に連れられて行った記憶がある。ただ、前の時とは違い治安も決して良くはないであろうから注意しなければいけない。 一番手っ取り早い方法は、盗賊と協定を結ぶことだがこれは、法を犯してしまうことになる。 なので、懲らしめるかせん滅するかになる。けれども、今の状況を考えればせん滅させる方が無難であろう。 出立する時刻が少し遅かったので峠の前の村で宿泊することにした。今の時刻から峠を越えるとなると危険な可能性もあるので、それを防ぐために万全の策を選んだ。 ここでは、身分を隠したほうが無難だと思い旅人ということにして、宿泊帳に書いておいた。 そこで、宿の初老の主人と少し話した。「お客さん。どこから来なすった。」 ここらへんの内容は、嘘をつくのも有効ではないのでできる限り事実を話した。 「ロダムからですよ。」「へえ。それは、珍しい。近頃めっきり客も減ってね。」主人は、少し疲れてそうな感じがした。 「そういえば、お客さん何処に行くんですか?」嘘をつくよりは、ここは現地の情報が少しでも欲しかったので事実を言った。 「マジャリアの方にに行くつもりなんですよ。今、どんな感じですかね?」「マジャリアねー。今は、ボチボチですかな。特に、問題も無くいつも通りときいておりますだ。」 「そうですか。ありがとうございます。明日は、早いのでそろそろ休ませて頂きます。」部屋に入り考えなければいけなくなったので、部屋に向かった。「へえ。おやすみなさいまし。」
2005.08.30
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<ジークへ。元気にしているでしょうか?ちゃんと、ご飯を食べていますか?ミラがいうには、あまり勉強をしていないらしいですね。まあ、そんなに心配はしてはいませんが・・・。姉さんは、あいかわらず元気にしいてます。 最近は、少し物騒な事が多いので気をつけてください。さて、少し伝えなければいけないことがあります。母上が持ってきたモノについてです。今は、父上が持っていますが、少し装飾が変わった「剣」があるかと思います。是非、すぐ父上から譲って貰って下さい。 もし、父上の手から離れた場合は危険なので。詳しいことは、まだいえませんが・・・。とにかく、肌身離さず携帯しておいてください。では、お体ご自愛ください。 姉より> この手紙は、何なのだろう。とにかく、あの剣は、持っておけということか。 何かあるのかな? まあ、今一番重要なことは、マジャリアの平定だ。 俺は、急いで準備をし、父に別れ告げ家を後にした。
2005.08.28
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部屋で旅支度をしていた時、後ろから声がした。「お兄様。何処かに赴くのですか?」「ああ。ウェルス兄さんに言われて、マジャリアの方に行くんだ。」「そんな、随分遠い所ですわね。」少し心配した面持ちでこちらを伺っている。「そんなことはないよ。早馬でいけば4,5時間って所かな。」「十分遠いですわよ。」ミラは、きっぱりと言い切った。「そうでもないよ。」「とにかく、お体にはお気をつけください。あと、お姉さまから手紙がきてますので・・・。」「えっ。エヴァ姉さんから?」少しびっくりして、甲高い声になってしまった。「ええ。これです。何かあったのでしょうかね?とにかく、ご覧ください。では・・・。」と言ってミラは、気を利かして部屋を出て行った。 エヴァ姉さんは、今、ここ首都・ロダムから南の方にある学園都市・アステルダルムにいる。そこの王立カエサルウス大学で魔法や剣や歴史などありとあらゆることを研究している、大学生である。手紙には、次のような事が書かれていた。
2005.08.28
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悲しみの深淵が深くなると人は何も感じなくなるかも知れない。実は、「悲しみ」と「無」とは紙一重なのかもしれない。親父がいなくなることは、考えたことも無かった。家は、騒然としている。「ジーク。大丈夫か?」とウェルスが言った。「ええ、大丈夫です。」極力感情を読み取られないように、努めて明るく振舞った。「親父殿には、こんな大事な時に亡くなってしまって・・・。ところで、任務の件だが・・・。」「いや、大丈夫ですよ。」「違うのだ。どうやら、連合軍も一枚岩ではないらしく停戦や同盟を求めてきている。」「ということは・・・?」次の言葉が気になり、早口で聞いた。「リキノアの件は、当面の間、凍結だ。そのかわり、マジャリア郡の方で盗賊たちが根城を築いたらしく、周辺で暴れまわってるそうだ。 すまんが行って退治してくれないか?あそこは、要所だしな。」「かしこまりました。」「すまんな。一人で行ってくれ。着いたら郡兵を使って制圧してくれ。少し落ちついても、結局の所まだ予断を許さないしな。」「分りました。では、早速準備に取り掛かります。」「うむ。すまんな。」俺は、早速、準備に取り掛かるため自分の部屋に向かった。
2005.08.27
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詳しい話しは教えてくれなかった。けれども、諭すようにこんなことを言った。「まあ、いい機会だから「今」のリキノアを見てきなさい。そこで色々なものに出会うだろう。そして、色々な試練に出会うかもしれない。それは、非常に厳しいものかもしれない。されど、己を信じよ。ジーク。」「そんな今生の別れでないのですから・・・。」俺は、焦って言った。「今回は、簡単に済まないであろう。最悪の事態も考えられる。ワシの第6感だが、ただごとでは済まないような気がする。」「大丈夫ですよ。私が見事、応援軍を要請してくるので万事うまくいきますよ。」「いや、これで最後かもしれないのでこれをお前に渡しておく。」親父は、見たことも無い装飾の剣をくれた。「お前の母が残したものだ。本当は、あと2年後に渡す予定だったが。そして、話さなければならないこともある・・・。グフッ・・・」どうやら発作が起きたらしい。「大丈夫ですか、父上。今、医者を呼びます。おーい!ミラッ!医者を呼んでくれー!!」俺は、出せるだけの声を出した。
2005.08.26
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「ウェルスから聞いているよ。リキノアに行くらしいな。ワシも一度だけ行ったことがある。」とセシルが言った。初めて、聞く話だった。 なぜなら、リキノアとは今国交が開かれてもいないし、また諜報活動などの対象にもならない国であった。 なぜ、父はそんな所に行ったのであろか。「まあ、疑問に思うのも無理はないな。なぜ、ワシがリキノアに行ったか。随分と昔のことだがな・・・。」と父の話は続いた。 昔リキノアに不穏な動きがあったらしい。つまり、クーデターが起こる可能性があったらしい。当時、流行していた思想に新世界主義というものがあった。 それは、人とは常に平等に扱われるものであり、給料やその他の面でも常に平等であるという思想である。最初は、若者に対し非常に人気があった。 しかし、現実は、それを実行するお偉いさん達のための資金集めの建前だった。けれども、それに気がつくのは随分と先の話である。とにかく、その思想がリキノアを覆うようになっていた。 こちら側としては自然消滅を願っていたが、そうとも言っておれず、当時若手ナンバーワンの呼び声が高い親父が密偵として内情を探るよう指令がでていたらしい。それに従い親父は、リキノアに向かったらしい。
2005.08.26
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「兄様!ちゃんと、話を聞いていてくださってる?」少し語気が強まった。「ああ、聞いているよ」俺は、悪びれも無く答えた。実は、よく聞いていなかった。「もう、いつも聞いてくださらないだから。」どっちが年上だか分らない状況だ。「もう、一度いいますわよ。お父様がお帰りになりました。至急、書斎に来るようにとのことです。」「・・・えっ!」親父は、遠征中のはずだが。「ほうら、兄様きいてませんことよ。」ミラは、得意げに言った。最近、本当にどっちが年上かとよく思う。 父、セシル=クライフは間違いなく王国を代表する騎士である。先代の皇帝とは主従を超えた間柄でお互いを信頼しあっていたらしい。 もちろん、その名に恥じぬ王国最強の騎士であったことは間違いない。ただ、ここ3、4年体調があまりよくない。よく咳き込む。そのため、一応家督は長兄のウェルスに譲ったが、最高位の聖騎士の称号だけは譲っていなかった。 聖騎士という称号は、基本的には国に貢献した優秀な騎士に死後与えられるものである。そのため、生前から与えられるのは稀である。兄のウェルスも類稀な才能を持ち王国最強の呼び声も高い。聖騎士の資格は十二分にある。 しかし、伝説の称号を生存している状態で二人が持つことはどうかということで時機を見て称号の継承をするということになった。そのような関係で、最近富に父のウェルスに対する帝王学は厳しくなっているようである。本当に、末弟で良かったと常々思う。 ミラの言う通りに父の部屋に行った。父は、少し体調を崩したそうでベッドに横たわっていた。「おお、ジークか久しいな。息災か?」父は、体調が悪いためか弱々しい口調だった。 「お蔭様で充実した日々を過ごさして頂いております。」心配をかけまいと遠方の任務のことはあえて触れなかった。「ウェルスから聞いているよ。」
2005.08.26
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ここで一回俺の家の家族構成について述べたい。 まず、父はセシル=クライフ、長男がウェルス=クライフ(29)、次男がイルファ=クライフ(26)ここまでが先妻の子供である。 そして、長姉エヴァ=クライフ(21)、三男の俺、ジーク=クライフ(18)二人は後妻の連れ子なので父親やウェルスやイルファとは血の繋がりがない。 そして、末妹のミラ=クライフ(16)。ミラは、母が再婚してできた子供である。ミラを生んだ直後母は亡くなったらしい。 ちなみに、俺とエヴァの父親はというと不明。それについては、何も教えてくれない。まあ、セシル親父が実の子と同じ扱いをしてくれので、特に問題はない。 上の兄貴たちもよくできた人間でよく接してくれた。多分、この何不自由ない生活が俺の性格を形成してる要因の一つであることは間違いない。
2005.08.26
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「そうだな・・・。ルレアに付き添ってもらおう。ジーク、それでいいな?」「もちろん、異論はありません。」 異論はあったがどうやら、ファウルスは、気づきながらも無視をしたらしい。相変わらず、よくできた親友だ。「ウェルスもそれでいいな?」「ええ、ルレアなら問題ありません。」「うむ、じゃあジーク急ぎ家に帰り支度せよ。準備が整いしだいルレアを向かわす。」「分りました。それでは、失礼します。」実は、かなり会議に退屈をしていたので嬉しくなってそそくさと会議場をあとにした。俺は、急いで家に帰った。準備のためすぐさま自分の部屋に入った。今日のうちに出発をするというから、かなり急ぎ目の荷支度になるであろう。 旅は、好きだ。特に、一人の旅が一番だ。なぜかというと常に一人称の自分ではなく二人称や三人称の自分を客観的に見ることができる。 同じ学校の奴らの多くはエリート意識か、はたまたは平和ボケなのか分らないが一人称でしか物事を判断しない。だから、民の気持ちを分ろうとする奴も少ない。 ただ、国として唯一の救いは皇帝と重臣たちがしっかりしているということである。「トントン」ノックの音が聞こえてきた。「どうぞ。」「失礼します。兄様、聞きましたわ。リキノアに赴くそうで。あんな、辺境の地に何があるのですか?私には、なぜ兄様がそんなとこに遣わされるのかよくわかりませんわ。」 この声の主は、俺の妹のミラである。ミラは、俺の2才年下の妹である。美しい黒髪で腰の位置くらいまである。体格は、小柄で肌は透き通るほど白い。 そして、その瞳は全てを見抜くかのように冷ややかであり、時にはやさしさを持ち不思議と吸い込まれそうな魅力的な瞳だ。たぶん、魔女はこんな感じだったろうなという気さえする。
2005.08.26
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