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えー、 昨日
に続いてiPhoneとGoogleサービスとの共有化ネタです。
実は 「iPhoneとGoogleカレンダーの同期ができたよ」
が成功した後、自分的にはやりたいことがありました。それは、iPhoneで複数のGoogleカレンダーを同期させたいということでした。
それだけ聞いたら「以前の所にも複数のカレンダーを表示できるって書いたじゃん?」と思われるかもしれませんが、ちょっと意味が違うんです。聞いてください。
やりたいことは、複数のGoogleアカウントで別々に作ったGoogleカレンダーをiPhoneのカレンダーアプリで閲覧、書き込み等をさせたかったのです。
わかります?
コンセプトの概念は次の図のようなこと。
このように、「僕がプライベートで使うA@gmail.com」のカレンダーと「みんなの共有で使うB@gmail.com」のカレンダーを「僕のiPhoneのカレンダーアプリで同時に見たいし、別々に書き込みたい。けれどもプライベートは守りたい」という、一見するとはちゃめちゃな希望です。
iPhoneのカレンダーを使わないでこのコンセプトを簡単に実現する方法としては、「みんなの共有で使うカレンダー」をiPhoneカレンダーで、自分の予定をサファリでアクセスすれば良いのでしょう。しかし希望の通り、同時に同時刻の予定の確認は不可能ですし、なにより両方アクセスするなんて面倒くさい。ゆえにこの方式で始めても、きっと嫌になる(笑)
それじゃぁ、「みんなの共有で使うカレンダー」の「設定」で、必要なカレンダーの「共有:設定を編集」を使い、「特定のユーザーと共有」に登録して「権限の設定」を行えば、「みんなの共有で使うB@gmail.com」の内容を「僕がプライベートで使うA@gmail.com」で閲覧することが可能になります。Google推奨のクラウドコンピューティングです。
しかしながらふたつの問題点が発生します。ひとつは、自分のプライベートな予定を「みんなの共有で使うカレンダー」にさらすことになりかねないこと。ひとつは、自分がプライベートで使っている「A@gmail.com」というアカウントを公開することになります。
したがって、これらのGoogleが推奨している「同僚と共有」では、自分が求めるプライバシーの保護に繋がりにくいのではないか、と考えたのです。
ならば、iPhoneに「A@gmail.com」と「B@gmail.com」のアカウントを認識させて、両方のGoogleカレンダー情報を取りに行かせて、iPhoneカレンダーで同時表示できたら、 「なんと幸せなんだろうか」
と考えた次第です。
んでもそんな複数アカウントの同時同期設定なんてできるの?
できたのです!
たまたま昨日の設定をしていたときに、「ん?」と気になる設定を見ました。それは、iPhoneの「メール/連絡先/カレンダー」で「アカウントを追加」をしたところ、以前にはなかった「CalDAVアカウントを追加」という場所がありました。
Googleで調べてみると、なんと 「OS 3.0から以前のようにGoogle Syncを使わなくても、iPhoneでGoogleカレンダーとの同期が簡単にできるようになった」
ということのようでした。ただし、Google Syncを使った方法のように複数ある「マイカレンダー」を一度に同期させることはできないようです。そこをやるためにはちょっと面倒な作業(何度も登録する)があるようです。
で、考えました。
ひとつのアカウントはマイカレンダーの数も多いし共有しているから「Google SyncとMicrosoft Exchange」で同期して、別のプライベートアカウントでは使うカレンダーがひとつだから「CalDAVアカウントを追加」で同期させたらどうだろう。
これが成功したのです!
では、設定方法です。
◎ もちろんGoogle Syncを使わずにこの設定方法でもひとつのGoogleアカウントとカレンダーをiPhoneで同期させることが可能です。
◎ トライしてできなかったら、僕もチェックしてみますので、ぜひレポートをください。
以上です。
これで共有アカウントのカレンダーと自分のアカウントによるプライベートカレンダーを、iPhoneのカレンダーへ同時に同期することができました。
さて、僕はプライベートで使うアカウントの内「マイカレンダー」は主カレンダー(最初に作られる)ひとつを使うことで十分だと思っていますが、「マイカレンダー」のふたつ目あるいはみっつ目を登録したいとか、以前紹介した Google Sync
によるカレンダー同期ではなく「CalDAV」での同期を使い、かつ複数登録したいという人は、次の通りでできるはずです。>未確認
「CalDAV」でふたつ目の追加同期が行けるのかは不明ですが、新規を作るか作らないかだけなので、今回は2番目の「マイカレンダー」をiPhoneへ同期させる方法としてご紹介します。
以上です。
たぶん「アカウントの追加」の「その他」を繰り返せば増えるはずです。でもこれで複数登録するのは面倒だよねぇ(笑)
ちなみに「アドレスもアカウントも共有化も公開化もオッケーだよ」という人の場合は、はっきり言って超簡単です。
仮に先ほどの「B@gmail.com」のカレンダーとの同期方法を考えてみましょう。
ケース甲:自分の「マイカレンダー」のひとつ(あるいはそれ以上)を「B@gmail.com」のカレンダーの「マイカレンダー」へ入れ込み、共有またはiPhoneで表示させたい場合。
→自分の「マイカレンダー」の設定から「特定のユーザーと共有」へ「B@gmail.com」というメールアドレスを入力し、権限を設定し、保存する。
ケース乙:「B@gmail.com」の「他のカレンダー」の中へ自分のカレンダーを共有化させる
→「友達のカレンダーを追加」に「A@gmail.com」を入れる。
両ケースとも共有化していればそのまま、していなければ「アクセスに関するリクエスト」がメールで送られるので、認証すればよい。
次に、 以前紹介のGoogle Syncによるカレンダー同期
で使った「iPhoneのサファリからhttp://m.google.com/sync/」へアクセスして設定する方法を使う。
アクセスしてメールアドレスとパスワードを入れて認証させると、「Manage devices」の画面がでる。ここで「iPhone」を選ぶ。
次の画面で、ケース甲なら「My Calendars」に、ケース乙なら「Shared Calendars」に、追加をさせたカレンダーの名称が表示されているはずなので、以前の同期と同様にチェックをいれることでカレンダーの同期が完了します。
つーことで、どれかをお試しされた方は、ぜひご報告くださいませ。
以上で、「共有化している沢山のカレンダーアカウント」と「他者に知られたくないプライベート向けカレンダーアカウント」をiPhoneの標準アプリのカレンダーに無料で同期させて両方表示および更新させる、という技の説明とその他設定方法の説明を終わります。
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