うずらの卵

2007.07.08
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カテゴリ: 登山記録

渓流シューズ

防水カメラが欲しい~~!!

沢靴です~!型落ちの品で安くなってました。
「渓流」なんて、まんまのネーミングです!(笑)
お店の人に勧められるまま買っちゃいました(^^ゞ
履き心地、悪くないと思うのですが、乾くのに3日かかりました~(^^;



遅くなりましたが、先週の沢での訓練の日記です。

沢にまだデビューする前で不安だったのですが、
見学だけでも可との話だったので、参加を決意した連盟の沢搬出訓練。

集合場所へ集まってる人達を見ると、あきらかに皆ベテラン(ーー;)
約30人くらいいたかな?
これだけ人数がいるのだから、本当に見学だけで終わりそう!
なんて、買ったばかりの沢装備をうれしそうに身につける。

武奈ヶ岳登山口でおなじみの坊村に流れ込む明王谷が今日の訓練の場。


ここでザイルを使って担架を作る方法を教えてもらう。
頭が下がらないようにとか、痛くないようにとか、、、
怪我人に苦痛を与えないようにするのは一苦労です。

それが終わると、実際に沢で怪我人の役をする人を運ぶ訓練をするという。
そこは、流れはどうどうと急だし、沢っていうよりこれは川やな(^^;
水に対する恐怖感が全身に伝わってきた。

すると、悪魔のような指令が、、、。

今回の訓練は、連盟の沢教室の受講生と、○○山の会の受講生(うちら)にやってもらいます。

聞き間違いかと思いました。

あの。。見学だけというのはどうなったのでしょう~???(^^;

てきぱきと行動する連盟の人達に圧倒され、その回りをウロウロ、オタオタ。


担架を運ぶ方法を教えてもらい、沢へざぶん!
流れがこわいなんて言ってられません。
それより、モタモタして怒られることの方がこわいですから(^^;

沢には、小さな滝がたくさんあります。
そこを救助者を担いだままで歩くのはとてもキケンです。

足下の悪い場所では、それを繰り返して、運んでいきます。

とにかく担架の前へ、前へと先に行かないといけません。
ということは、その小さな滝をいち早く下りていかないといけないわけで・・・。

あわてて移動すると、コケます。
何度も沢の中の岩に足を取られ、コケました。
打った膝が痛い!けど、そんなことは言ってられない。
自分はコケても、担架だけは落とすわけにはいきません。

早く前に出る!何度も何度も言われました。
いえ、早く行こうと努力はしてますが、、、岩が多いし、流れが早いし~!
なんて言い訳無用!体育会系のノリは学生のとき以来。きびしーです!!

しかし、頑張ります。
最初はみんなぎこちなかったですが、しばらくするとコツがちょっとわかったみたい。
なんとなく、連携プレーがサマになってきました。

そして、ここは行けないという大滝が登場。
どうするのかと思えば、ザイルをピンと張って、
その上を救助者の担架をロープウェイの要領で下へ渡すのだそうです。
チロリアンブリッジというのだそうです。
可愛い名前とは相反して、なかなかダイナミックな仕掛けですね。

我々は先に滝の下へと下りて、救助者が水につからないように支えてあげないといけません。
自分が水に沈みそうでとってもデンジャラス!!

で、ここが核心部では?と思われる、大きな堰堤の滝が登場!
ここも先へと下りますが、、、
滝の横にアルミの梯子が設置されてるのですが、高さもあり、こわい!!
梯子を下りてすぐの岩壁をへつる箇所で、とうとう背中から水の中へダイブしてしまいました。
2mくらい落ちたでしょうか?

幸い落ちたのが水の中でしたのでなんともありませんが、精神的なショックは大きい。
そのまま岩へよじ登ろうとしたら、泳いで安全な場所まで行くように指示されました。

足がつかない深さで、ちょっとパニック!
私は水泳もできますが、泳ぐというより岩の淵をバタバタともがきながら移動したような、、。
ザックが浮いて、頭を押さえつけるのでケッタイな姿で浮くのです。
情けないよ~~(;´д`)トホホ

そんなハプニングも乗り越え(?)だんだんゴールに近づいてきました。
ずいぶんと長い行程でした。
担架を運ぶのに、想像以上の力がいるので腕も疲れました。

でも、我々より大変なのは、実は救助者役の人。
顔に水をかぶり、ずっとロープで縛られたままで落とされないかと不安だったに違いありません。
本当にお疲れさまでした。

指導してくださった方々は、ロープを張ったり、安全を確保したり。
私みたいな初心者もいたりで、、、(^^;
役目とは言え、命にかかわる作業に関わる重要さとご苦労が伝わってきました。

山で人を搬出するのは、どこだって難しいのは同じかもしれませんが、
ヘリが入れないのと、水の中で行う沢での救助は本当に困難です。
時間もすごくかかるし、人手も必要ですし、装備も、それを使える技術も。

とにかく、沢では絶対に事故は起こしたくないと痛感した1日でした。

大変な訓練でしたが、貴重な体験をさせていただき本当に感謝しています。





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Last updated  2007.07.09 00:13:05
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