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上野の国立博物館を後にして向かったのは、日本橋浜町にある明治座三田政吉追善公演 『忠臣蔵~いのち燃ゆるとき』の観劇の為である三田政吉氏は、空襲で焼け落ちた明治座の復興に尽力し、昭和42年に明治座社長に就任、平成5年から会長を務めていた50年以上にわたり、明治座に関わってきた氏の追善公演ということで、主演者の顔ぶれは、西郷輝彦氏、藤田まこと氏、松平健氏、三田佳子氏と、どの方も舞台では座長を張る役者の方たちが一同に会した脇を固める役者陣も華やかな顔ぶれで、よくぞこれだけ豪華な出演者を集めたものだと思い、これは見逃すわけにはいかない!と今日の観劇となった大劇場で公演される商業演劇の舞台のポスターは、大抵主な出演者の俳優陣の顔が並び、どのような内容かイメージが浮かぶのだが、今回の舞台に限っては、暗闇に雪が降る構図に出演者の連名のみで、全く想像がつかない舞台を観る前に、こんなにワクワクしたのは久しぶりかもしれない今か今かと、舞台の幕が上がるのを楽しみにしたいのちの尊さが希薄になった現代だからこそ、見つめたいいのちの物語まったく新しい忠臣蔵が幕をあけます“人は、いくら別れとうないと願うていても、いつの日か別れねばならぬ時が必ずやってくるもの、それが人の運命…”忠臣蔵というと、赤穂浪士四十七士に比重が置かれがちだが、今回の舞台では吉良家の人々にもスポットライトを当て、架空の人物も登場させるなどして、創作性の高い作品となっている今年のお正月に長時間放送された忠臣蔵のドラマを見て、それなりに忠臣蔵の話の筋は頭に入っているので、舞台を観ていてもすんなりと話に入り込めたやはり、歴史的な背景を知っていると、舞台の内容も数段楽しめるそれにしても、舞台は華やかである名の知れた役者の方たちが、絶え間なく舞台の上に立っているので、目が離せないコース料理なのに、出される料理はすべてメインディッシュといったところだろうかもう満腹状態…一場面が終わる事に客席からは惜しみない拍手が起こる主要な役どころを務める4氏は、さすが舞台では主役を張るだけあって、立っている姿だけでも絵になる松平氏は大石内蔵助を重厚に演じ、三田氏は耐える役どころであったが、夫・息子を思う母の情愛が溢れ、その切なさたるや、こちらの胸が苦しくなるほどであった忠臣蔵は重く暗いテーマではあるが、町人の役どころの藤田氏とその妻の波乃久里子氏の両氏が一手に笑い役を請け、会場を沸かせていたその間といったら、絶妙である儲け役だったのは、女剣士を演じた野村真美氏ドラマとは違って、凛々しい姿を見せ、初めて挑んだという殺陣もなかなかのものだったベテランから若手の方まで、それぞれ皆が熱演しており、どの役者の方にも、出会いと別れ、生と死、さまざまな愛のかたちの見せ場が用意されており、よくぞここまで舞台を練り上げたものだと感心、まさしく追善公演に相応しい公演となったただ、一つ言わせてもらうとすると、吉良上野介には双子がいて、生き別れになった弟に上野介の身替りをさせるというエピソードが盛り込まれていたわりには、その話が生かされておらず、なんとも中途半端にされたのが残念話自体が取ってつけたようなものなので、そのエピソードの核として出演していた林与一氏、赤木春恵氏の折角の演技も消化不良となってしまったとは言え、舞台は十二分に楽しませていただいた3階席のB席が6000円!?公演のパンフレットが2000円!?高いんじゃないのォ?なんて、舞台がはじまる前は思っていたが、この上なく豪華で中身の濃い舞台を観てそれも納得したそれにしても忠臣蔵って、観る者の心をどうしてこうも掴むのだろうか昔は時代劇なんて興味も無かったのに歳を取った証拠かな??大満足で劇場を後にし、雨上がりの街を帰るのであった…明治座3・4月特別公演三田政吉追善公演『忠臣蔵~いのち燃ゆるとき』3月3日(土)初日~4月22日(日)まで出演/大石内蔵助…松平健/大石りく…三田佳子/仕立て屋ひょう六…藤田まこと/堀部安兵衛…西郷輝彦/綾の方…淡島千景/吉良上野介・町田右近(2役)…林与一/おしの…赤木春恵/お嶋…波乃久里子/仙石伯耆守…横内正/富…音無美紀子/清水一学…松村雄基/三輪…野村真美/前原伊助…松山政路/杉野十平次…堤大二郎/おみつ…小林綾子/毛利小平太…山崎銀之丞/大石主税…東新良和/堀部弥兵衛…遠藤太津朗/吉田忠左衛門…島田順司/早水藤左衛門…高松しげお/新藤永四郎…黒部進/神崎与五郎…丹羽貞仁/お絹…松岡由美 ほか
2007年04月04日
用事を済ませてから日比谷にある帝国劇場に着いたのは、開演の20分前だったチケット売り場に並ぶと、当日券を購入した前もってチケットを購入しておけば、少しは良い席が取れるかもしれないのだが、いつ仕事を休めるかわからないので、舞台は当日購入することが多い座席は劇場2階客席の一番奥の列の舞台中央寄り役者さんの表情まではわからないものの、まだまだ視力は良いほうなので、オペラグラス無しでの観劇今日観る芝居は、帝国劇場3月特別公演『雪まろげ』文化勲章受賞の森光子氏主演で、幾度と無く再演が繰り返されている舞台である舞台を観始めるようになってから10年近く経つが、今までどういう訳か縁が無くて、森氏の舞台を観るのは今回が初めて内心では、ちょっと期待している舞台は、青森浅虫温泉雪団子が、坂をコロコロ転がって、だんだん大きくなるのが“雪まろげ”夢子のついた悪気の無い小さな嘘も、どんどん、どんどん大きくなって…嘘つき芸者夢子がついた嘘が巻き起こす大騒動を描いた、涙と笑いの傑作喜劇(公演チラシより)舞台中央に立つ森氏は、とても小柄だが、その姿はよく映えるなにしろ森氏の舞台は初めてみるので、1回だけでは判断しかねるのだが、今回の芝居の夢子というキャラクターがそうなのか、演技・セリフともに淡々としていたのが気になった石田純一氏は、東京から浅虫温泉に左遷させられた放送記者役恋に仕事に優柔不断な役どころで、肩肘張らずに演じていて好感が持てた夢子の妹芸者の山田まりや氏は、観ているこちらが爽快感を覚えるほど自由にのびのびと演じ、売れっ子芸者役の中田喜子氏、最後の1シーンのみの登場の米倉斉加年氏らが手堅い演技で脇を固めた芸達者な役者陣のなかで、一際目を引いたのが、芸者駒子役の田根楽子氏テレビドラマで見かける時も、ちょっと一癖ある中年女性を演じている事が多いが、今回の舞台でもその役を請け負い、セリフ・演技・醸し出す雰囲気が温泉街の年増芸者そのもので、クスッと笑わせてもらった舞台の内容からしていえば、傑作喜劇と謳うほどでもなかったような気がしたたしかに客席から笑いは起きていたが、それは口先でのギャグのもの自分には、その笑いのセンスは判らなかったそれに、同僚のニュースキャスター・亜矢やアンナなど、数ある女性からのアプローチがあるなか、大吾が夢子を選ぶのも不自然いくら年増芸者役とはいえ、森氏と石田氏では、どう見ても恋人には見えないとはいえ、夢子がついた嘘が元で起きた大騒動も収まり、舞台は大団円最後はメデタシ、メデタシ…かと思いきや、最後はほろ苦い結末呆気ないくらいのラストに、逆に絵空事ではなく感じられてよかった“雪まろげ”にはならなかったが、自分もひとつついた嘘を隠す為に、さらに嘘を重ねたことがあるもうそうなると、後戻りはできない嘘で嘘を塗り固めるしかほかない“なぜ、あの時本当のこと言えなかったのだろう”どれだけ、心苦しかったことだろうかどうして人は、嘘をついてしまうんだろう…そんな事を思いながら劇場を後にした帝国劇場3月特別公演『雪まろげ』3月7日(水)~3月31日(土)まで出演/夢子…森光子/伴大吾…石田純一/銀子…中田喜子/南条亜矢…森口博子/汪竜英…米倉斉加年/アンナ…山田まりや/お千賀…大塚道子/竹松…金内喜久夫/駒子…田根楽子 ほか
2007年03月28日
2007年の初観劇は、宝塚歌劇宙組公演『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』である仕事帰りの足で急いで劇場に向かった東京宝塚劇場での観劇は、約2年半ぶり劇場内に入ると、宝塚の世界にも似た豪華な内装と、観劇に訪れた女性の方たちの数に圧倒されながら客席へと着いた客席を埋め尽くす女性の人の数の多さには毎度の事ながら驚かされる大きな劇場の商業演劇を観に行っても、大半は女性客だが、どちらかといえば年齢層は高いが、宝塚の場合は年齢層が若い周囲が女性客ばかりのなか、男一人、若干浮いたような感じに客席に座っているのは、こればかりは毎度の事ながら慣れない今日観劇する舞台は、宙組の主演男役(昔はトップスターと言っていた)である貴城けい氏と、同じく主演娘役の紫城るい氏の退団公演幕末青春グラフィティーと題した芝居『維新回天・竜馬伝!-硬派・坂本竜馬3』は、1989年、1996年と過去に宝塚で上演された「硬派・坂本竜馬」のリメイク作品男の友情、男女の愛をテーマに、飛び抜けた行動力と優しさ溢れる人間的な魅力で、味方からも敵からも愛された坂本竜馬の生き様を、激動の時代に若い命を燃やした志士たちや竜馬を愛した女たちとのかかわりの中で描いた“痛快娯楽時代劇”ショーの『ザ・クラシック-I LOVE CHOPIN』は、浪漫主義を代表する作曲家ショパンが生んだ“幻想即興曲”“革命”“別れの曲”といった数々の名曲を中心に、華麗で荘厳なクラシック音楽の世界をレヴュー化した作品(チラシ・作品解説より)どちらかというと自分は、宝塚は芝居よりショーを楽しむ人間なので、あまり芝居には期待していなかったのだが、『維新回天・竜馬伝!』は適度に笑いの要素が含まれていて、若き演者たちの熱演が幕末に生きた志士たちの姿と重なり、楽しく拝見できた専科(組に所属していないタカラジェンヌのベテラン)から特別出演している、勝海舟を演じた立ともみ氏、寺田屋の女将お登勢役の邦なつき氏、西郷隆盛を演じた宙組副組長を務める寿つかさ氏と、ベテラン勢が脇から芝居をガッシリと支え、見応えある作品に仕上がっていたショーの『ザ・クラシック』はショパンの名曲で繰り広げられる華麗なショー曲名は知らないが、一度は聞いたことがある楽曲ばかりショパンに関しては詳しくはないが、“自分の中で知っているショパンの曲のなかでは“別れの曲”が一番好きなので、別れの曲を用いたシーンになると、胸が熱くなるその美しくも儚い旋律は、今回で宝塚を退団する主演コンビを送り出すには相応しい主演男役の貴城氏は、自分が宝塚を知った時、若手スターの台頭的存在であったその頃から自分のなかでは時が止まっているので、舞台中央に大きな羽を背負っていると、確かに主演男役を務めているのだが、自分の中ではやはり何かが物足りない宝塚を観始めた頃、初舞台を踏んで間もなく、出番が少なかった生徒の方が今や組では上級生となり、舞台の前のほうで踊っている姿を見ると、なんだか一人時代から取り残されているようで、複雑な気持ちで観るのであった以前ある番組で、“好きなタカラジェンヌの方が宝塚を退団されたら宝塚は観続けますか?”と、観劇に来た人にインタビューしていた“次に応援する別の人を見つける”という人もいれば、なかには“一個人ではなく、組全体が好き”という人もいたなるほど、宝塚が長くファンに愛されているわけであるちなみに自分はどちらも当てはまらない好きな人が退団してしまえば、そこで終わり以前は、舞台の端から端まで舞台に出ている人の顔と名前は一致したものだったが、今や名前を存じている方は殆ど退団されてしまい、舞台を見ていてもどの人も同じ顔に見えてしまう今日観劇に来たのも、顔見知りの方が出演されているので、観劇に来たのである以前は宝塚を観ると胸が躍ったものだが、今は正直言ってそんな気持ちにならない自分の中では、昔のめり込んだ時代のまま時が止まっていて、世代交代・進化し続けている宝塚を拒否しているのである今日観劇して、改めてそう思った東京宝塚劇場・宙組公演『維新回天・竜馬伝!―硬派・坂本竜馬3―/ザ・クラシック-I LOVE CHOPIN』1月2日(火)~2月12日(月)まで主演/貴城けい/紫城るい/大和悠河/蘭寿とむ ほか
2007年02月01日
今日は冬至ということで、我が家の湯船には柚子が浮かんでいたいつもは入浴剤で色がついているので、透明なお湯に浸かるのは新鮮である長く浸かっていたいのだが、仕事に出なければならないので早々にあがった今日は休みの予定だったが、急遽花束の注文が入り、市場に出向き仕入れることになったのであるそれでも仕入れて職場に顔を出せば、それで今日の仕事は終わる筈であった…お目当ての花材を調達し、職場に顔を出すと、出勤すべき一人のスタッフが来ていないことに気づいた携帯電話に連絡しても通じない結局、無断欠勤したスタッフの穴埋めをする為に休日返上で仕事をすることとなった…これから先は年末まで忙しいので休みは無し、結局今月の休みは初めにとった1日だけ我ながら、よく体力が持つな…と思う5時で仕事をあがらせてもらうと、そのまま日比谷へと向かった日生劇場で公演中の、大地真央氏主演の舞台『紫式部ものがたり』を鑑賞する為であるとりたてて見たかった作品だった訳でもなく、チケットが安く手に入った訳でもなく、出演者に惹かれた訳でもなく、なぜこの舞台のチケットを購入したのか我ながら謎とにもかくにも開演10分前に劇場に滑り込んで、公演パンフレットを購入し、2階席の自分の席についた“シングルマザーにして流行作家、千年も昔にこんなキャリアウーマンがいたなんて!”平安の世、宮中を舞台に繰り広げられる完全無欠、波乱万丈の痛快王朝ラブコメディーキャッチフレーズだけを見ていると、なんとも賑やかで楽しそうである舞台を観る前に公演評などを見ると、楽しみが半減してしまうので、そういった情報は一切耳に入れないようにしているなので、これから始まる舞台がいったいどんなものなのか想像ができないゆえに、開幕してすぐのシーンが歌と踊りから始まったのには少々戸惑ったその群集のなかのひとりに、本作品の主演を務める大地真央氏がいたちょうど舞台の中央の席とはいえ2階席なので、役者の方の顔立ちははっきりしないが、遠目でもその美しさは十分にこちらまで伝わってきた宝塚は観るのだが、ミュージカルは見ないので、ミュージカル作品に数多く主演されている大地氏の舞台を観るのは今回が初めて初めて演技を観て、どちらかというと気高いイメージを抱いていたので、その弾けっぷりに驚かされたアドリブなのか演技なのかはわからないが、ちょっとした仕草やアクションで会場から沢山の笑いを引き出す姿は、まさにエンターティナーである今日一日で大地氏に抱いていた印象がガラッと変わった劇中では、19年ぶりという男役姿も披露(光源氏)しているが、さすが元宝塚の男役トップスターだっただけに、立ち姿はさまになっていた紫式部の父親を演じる上条恒彦氏は、渋い雰囲気には似使わない軽妙な演技で達者大地氏との丁々発止の親子喧嘩のシーンを大いに盛り上げ、随所に笑いが盛り込まれているので、舞台全体は明るく仕上がっている酒井美紀氏、いしのようこ氏は紫式部のライバルとして華を添え、升毅氏は時の権力者を見事に演じ、久しぶりの仕事復帰となった神田沙也加氏は、話題先行であまり期待していなかったのだが、役を物怖じせず堂々と演じ、1曲披露したのだが、その澄んだ美声に観客からは拍手が沸いたどの役者の方たちも適材適所で見せ場があり、座長の一人芝居にならずに、皆でひとつの舞台を作り上げている感があって良かった肝心の物語だが自分は歴史に疎いので、紫式部が源氏物語を書くうえで起こる騒動を描いた物語としか捉えていない歴史に詳しい人であるならば登場人物の背景などがわかって、本来の切り口から本作品を比較して楽しめたのかもしれないさて、この舞台はなんといったらいいのだろうか華やかな平安王朝のお芝居かと思いきや、似つかわしくない激しいダンスシーンがあったり、突然歌いだしてミュージカル風になったりと、なんだか色々なものを詰め込んだごった煮のようそれはそれで楽しめたのだが、純粋なお芝居でもなく、かといってミュージカルでもなく、なんとも中途半端な感を受けたこの舞台を観て、自分はやはりミュージカルは苦手だと改めて思った芝居をしていたと思いきや、突然歌い始める…どうもその変化についていけない“なんで歌で気持ちを表すの?普通にセリフで言えばいいのに…”と思ってしまうのである大地氏の歌声はよく通り、さすがと思わせる歌唱力なのだが、なんせ舞台は平安時代、衣裳は十二単衣なので、折角の熱唱もなんとも奇妙な画として目に映った物語の最後は大団円でハッピーエンド出演者総出のカーテンコールがつくこのカーテンコールがなんとも華やかで良かったスポットライトを浴びて舞台の中央に立つピンクの着物に身を包んだ大地氏は、それはそれはまばゆい輝きを放ち、まさに輝いていた…なんとも一言では言えない舞台ではあったが、不思議ともう一度観てみたいな…と思わせる魅力、いや魔力が潜む舞台であったことには違いない日生劇場12月特別公演『紫式部ものがたり』12月5日(火)~12月28日(木)まで出演/紫式部…大地真央/清少納言…酒井美紀/藤原為時…上条恒彦/中宮彰子…神田沙也加/藤原道長…升毅/和泉式部…いしのようこ/安倍晴明…姜暢雄/大江匡衡…曽我廼家文童/侍女左近…植本潤/藤原伊周…八十田勇一/藤原惟規…水谷百輔 ほか
2006年12月22日
久しぶりに宝塚の舞台を観に行った約2年ぶりである知人であるタカラジェンヌの方が、今回出演する公演を最後に宝塚を退団するという事を知ったからだ休日の予定を入れても、何かあれば出勤しなくてはならない立場にある自分舞台を観に行きたくても、予定が立てられないのでチケットは購入していなかったが、2日前にして急遽休みが決まったその日は、自宅からわりと程近い会場で舞台の公演がある早速、オークションにてチケット探し観劇日から日にちが無いことから、チケットの出品は少なく、軒並み定価より金額は釣り上がっていたが、ダメで元々で狙いをつけたチケットに入札!幸いなことに、チケットの定価より10円安い金額で落札することができたとはいうものの、観劇日まで日にちが無く、チケットを郵送では間に合わないので、観劇日当日に会場前で受け取ることに…観劇日当日の今日…果たして、無事にチケットは手に入るのか?一抹の不安が過ぎるチケットの出品者の方との待ち合わせ時間は開演30分前であるはじめて行く会場だったが、道中、観劇後の客が道なりに大勢歩いていたのでその流れに反して歩いていき、迷うことなく無事到着事前にいただいていたメールに書かれていた特徴の方を探して、無事チケットを手に入れ安心するのであった今日観劇する公演は、宝塚月組公演『あかねさす紫の花/レ・ビジュー・ブリアン―きらめく宝石の詩』芝居とショーの二部構成である芝居の『あかねさす紫の花』は、1976年の初演以来、再演を重ねてきた作品で、大和朝廷を舞台に、中大兄皇子と大海人皇子の兄弟と、女流歌人額田女王の恋模様を描いた作品である2階席の自分の席につくと、程なくして開演した“しまった!”舞台の幕が開いてから、あることに気づいた舞台パンフレットを見る間もなかったので、お目当ての知人の方が何の役を演じているのか判らないのだ自分の席からは、舞台の上に立っている人はマッチ棒サイズにしか見えないので、辛うじて主演のスターは判るものの、その他の人たちはまったく区別がつかない芝居の内容は、さほど惹かれるものはなく、幕切れも呆気ないので、淡々と見終わった感じだった芝居後の休憩時間中に、知人がショーではどの場面に出るのか、頭に叩き込む為にプログラムを確認した殆どが、その他大勢扱いだったが、唯一、ある場面で役がついていたそれは…警官!頭に“警官”と叩き込むと、改めてプログラムをめくった宝塚にハマった時期は、それこそ舞台の後や端で踊っている人の名前まで言えるほどだったが、応援している方々が次々と退団されて興味も薄れ、最近では殆ど興味が無かった今回の舞台で主演している、宝塚・月組主演男役の瀬奈じゅん氏は、自分がハマって観ていた当時は、新進男役としてまだまだ若手のホープだったので、どうもそのイメージが強く、舞台の中央にスターとして立っているのがどうも信じられないのである今回の出演者の顔触れも半数以上が自分が知らない方たちばかりで、年月の流れを感じさせたいよいよ、ショー『レ・ビジュー・ブリアン』の開幕である宝石の持つイメージをテーマに、ドラマティックに取り上げ構成されたレビューは、口ずさみやすい主題歌のメロディーで華やかに幕が上がり、テンポ良く進んでいくそして迎えた夜の港町の場面…警棒を手にした警官登場!“よッ!待ってました!”自分の目には小さく映ったその姿だったが、それは紛れも無く知人に間違いなかった彼女のタカラジェンヌとしての最後の男装を目に焼き付けようと一挙手一投足見逃さないように目で追っかけるその後も、出演者が全員出演するショーの中詰め場面でも知人を辛うじて見つけられたリズムに合わせて楽しそうに踊る彼女を見て、最後の舞台だからだろうか?いつになく弾けていて楽しそうに舞台に立っているように感じた駆け足のように、あっという間にショーも終わり、久しぶりの宝塚の観劇は終わった知人の最後の舞台を見ることができて本当に良かったが、宝塚に対して以前のようなワクワク感を抱かなくなったのも事実である知っている生徒さんが殆どいない今、やはりもう宝塚に夢中になることはないのだろう…しかしながら、夢のような甘く煌びやかな世界の余韻に浸りながら帰路につくのであった宝塚歌劇団月組・全国ツアー公演『あかねさす紫の花/レ・ビジュー・ブリアン―きらめく宝石の詩』10月1日(日)大阪・梅田~10月29日(日)彦根、全国巡演主演/瀬奈じゅん/彩乃かなみ/大空祐飛 ほか
2006年10月09日
小雨降るなか、帝国劇場へ芝居を観てきました帝国劇場10月特別公演『ご存知!夢芝居一座-大笑い!さくら&まこと劇団 奮闘記』チケットが2枚、格安で手に入ったので、今回は母と二人で観劇です孤児院“あすなろ園”で仲良く育ったさくらとまことの二人さくらが旅一座に引き取られ、まことも後を追うように役者を目指し…時は流れて、さくらとまことの二人は旅一座をを旗揚げして大成功を収め、すべては順風満帆に思えたが、まことが大手プロダクションの誘いに乗り、一座を飛び出し、一座は空中分解!テレビで売れっ子タレントとして活躍するまこととは対照的に、さくらはひなびた温泉街で何でも屋を営んでいたそんなところへ、さくらを慕う演劇記者の辰巳から、あすなろ園の園長の危篤の報せが…孤児院で久しぶりに再会した、さくらとまこと園長先生の願いはただ一つ、二人が再び同じ舞台に立つこと…しかし、意地の張り合いで、なかなか素直になれない二人今後やいかに?(公演あらすじより)最近の浜木綿子氏の舞台は、明るく楽しい芝居が多く、観ている間は浮世の憂さも忘れ、観終わった後には元気をもらえる気がする今回の舞台は、コロッケ氏という芸達者な共演者を迎え、いったいどんな芝居を見せてくれるのか期待は大きかったチラシには、芸のぶつかり合い、笑いを沢山盛り込んで…と書かれていたので、否応なしに期待大だったのだが、正直に言えば、少々物足りなく肩透かしをくらったような気がしたお芝居では、さくらはまことに裏切られ、信じてはまた裏切られ…の繰り返しで、少々芝居の中身は薄っぺらい感があり、喜劇という割には笑いも少なかったような気がしたまた、折角の芸達者二人の顔触れも、浜木綿子氏はいつもと変わらぬ緩急自在の絶妙なペースで演じていたが、コロッケ氏は幕が開いてまだ間もないのか、それとも遠慮しているのか、少々コロッケ氏個人が持つ持ち味を生かしきれていないように感じたもっとも、プログラムで、コロッケ氏本人が『物まねのコロッケが何かやっている、と思われたくない』と言っているから、真面目に芝居をしているのだと判った真面目に芝居をされるコロッケ氏を観ることはそうはないのだが、やはり笑いを期待してしまい、少々物足りない物語が盛り上がるのは、ラストである新生のさくらとまこと劇団を立ち上げての劇中シーン突如、劇場内にちあきなおみ氏の『喝采』のメロディーが流れると、下手花道から眩いばかりの赤紫のスパンコールのドレスを見にまとったコロッケ氏登場!勿論、表情はちあきなおみ!自分たちが観劇している座席は花道のすぐ脇なので、間近で見られたこれには、今まで大人しく観賞していた母も大笑い!劇場内も、一気に盛り上がり、その勢いを失いまいとコロッケ氏は、水を得た魚のように、立て続けに美川憲一・五木ひろし・細川たかし・武田鉄矢・美空ひばり・淡谷のり子・沢田研二…と物まねを披露し、客席を爆笑で包んだ最後の最後にして、ようやく見せ場があったかな…という感じだった続いて、浜木綿子氏の優雅な舞があり、客席からは溜め息が漏れたラストは出演者が登場でフィナーレコロッケ氏が自分たちが座る下手花道に来たので、母が手を振ると、コロッケ氏も手を振り返してくださり、おまけにちあきなおみの顔マネまでする大サービス!もうこれには、母は大喜び、一人で興奮していたまさに、エンターティナーだなぁとつくづく感心させられるのであったそして興奮冷めやらぬ中、終幕…観劇後の母の感想は…『コロッケの、ちあきなおみの顔は凄かったわね』それが感想なのぉ?と思ったが、まあ母は楽しんでくれたようなので誘った甲斐はあった…帝国劇場10月特別公演10月2日(月)~25日(水)まで『ご存知!夢芝居一座―大笑い!さくら&まこと劇団 奮闘記』出演/花房さくら…浜木綿子/桂木まこと…コロッケ/辰巳紘平…篠田三郎/畑中里子…丹安弥谷津子/畑中いづみ…小野真弓/女形の千代丸…曾我廼家文童 ほか
2006年10月05日
黙すること、忍ぶこと、そして失うこと…女たちの闘いは、斬りつけ合うより凄まじい橋田壽賀子と石井ふく子による時代劇の名作明治座9月公演『女たちの忠臣蔵』を観劇幾度となく再演を重ねるこの舞台を一度は見ておきたかったのも確かだが、なにより豪華な出演陣に惹かれて今回の観劇を決心させた 日本橋浜町にある明治座に着くと、劇場脇には出演者の方の名前が染め抜かれた幟が風になびいていた否応無く、観劇ムードが高まる自分の席は、3階席の上手側観劇日の数日前に、やっと時間の都合がつきチケットを購入したのだが、殆ど席は埋まっていて、若干舞台が見づらい席しか残っていなかったのである公演のプログラムを購入して3階席に向かい、いざ自分の席に腰掛けると…手擦りが邪魔じゃん!!自分の席は階段のすぐ脇なのだが、階段が急なうえに足元の幅が狭いので、客席から下に落ちかねない(自分も客席に着くまでに恐怖を覚えた)その危険を回避する為に、手擦りがついているのだが、自分が腰掛けると、視野のど真ん中に手擦りが入るのである劇場側さん、もう少し配慮があってもいいんじゃないの?例えば、チケットを購入する際に、一言言うとか…これで、横の人と同じ観劇料じゃ損した気になるよとは言うものの、開演時間ギリギリに席に着いたので息つく暇もないまま舞台は開演…元禄十五年、赤穂の浪士たちは本懐を遂げたしかし、世に広まったその美談の陰には、男たちが生きることを心より願いながら死にゆく姿を見守るしかなかった、「女たちの忠臣蔵」が隠されていた…1幕が討ち入り前夜、2幕が討ち入り後を描いている討入りによって運命が刻々と変わろうとしていく姿を、夫婦、親子、姉弟、恋人…それぞれの男と女の生き様をテンポ良く描いていく女たちの忠臣蔵という題名だけに、それぞれの女優陣に見せ場が設けられている吉良上野介を討ち取った夫を一目見ようと抜け出して見つかり、なぶり者にされた果てに泥まみれになって壮絶な最期を遂げる娼婦を演じた熊谷真実氏どうしても愛する人に一目合いたくて、切腹するその当日、屋敷の塀越しに鼓を打ち合うことで思いを通わせ昇天させた藤田朋子氏愛する弟が切腹したことを知るや否や、半狂乱になって弟の名を叫び、自害の道を選んだ盲目の琴の指導者の涼風真世氏舞台に登場するだけで場を引き締める京マチ子氏母の情愛を滲ませた池内淳子氏この舞台に登場する女性たち(全員ではないが)の人名、境遇などは創作によるもので、史実ではないそうですが、何の違和感も感じず、作・橋田壽賀子氏、演出・石井ふく子氏という数々の名作を世に送り込んだお二方のコンビによる世界観にすっかり酔いしれるのでありましたもう後半なんか涙腺緩みっぱなしです特に、松村雄基氏と藤田朋子氏が、塀越しに鼓を鳴らすことで気持ちを通わすシーン実際にお二方は鼓を嗜まれるそうで、雪が降りしきる中での鼓は、ひときわ拍手が大きかったような…自分も涙腺がウルウルして、胸にあついものがこみ上げてきました久しぶりに良い芝居を見たな!という感じでした明治座9月特別公演『女たちの忠臣蔵』9月1日(金)~27日(水)出演/大石りく…池内淳子/大石内蔵助…宇津井健/瑤泉院阿くり…京マチ子【特別出演】/つね(瀬左衛門の姉)…涼風真世/りえ(十次郎の妻)…熊谷真実/磯貝十郎左衛門…松村雄基/大石瀬左衛門…植草克秀/間十次郎…橋爪淳/しの…藤田朋子/細川越中守綱利…江原真二郎/寺坂吉衛門…えなりかずき/平助…小島秀哉/大石主税…東新良和 ほか
2006年09月25日
有吉佐和子23回忌追悼・新橋演舞場6月公演『和宮様御留』を観劇する新橋演舞場は、平成10年に観劇して以来(6月公演・名取裕子主演『吉原炎上』)だから、実に8年ぶりの観劇である劇場は、去年大幅に改装しただけあって、綺麗になっていましたなかなか、シックな内装です(昔がどんな感じか忘れたけど…何しろ8年ぶりだから)さて、本日観劇した『和宮様御留』ですが…一昨年、花組芝居にて上演された脚本をさらに練り上げ、和宮降嫁を題材に、皇女和宮を取り巻く人々の様々な思惑が渦巻いてゆくミステリアスな歴史絵巻!何がウソで何がマコトか?真実と嘘とが入れ替わる…魅力のキャスティングで挑む舞台に、どうぞご期待ください謎がうごめく雅なものがたり隠された真実にあなたも翻弄される(公演チラシより)なんて、うまい宣伝文句に乗せられて、否応なく期待感は増すばかりです3階席、舞台正面席での観劇舞台脇の席には、団体客か?ご婦人が沢山座っていましたが、正面席は空いていて、自分の列は独占状態ですで、それに目をつけたのが、恥知らずなご婦人たち自分が座っている席から舞台が見づらいのか、芝居の最中に、ゾロゾロと空いている自分の席の列へ…『すいませんねぇ』とかなんとか言いながらも、悪びれる様子もなく自分の前を跨いでいくで、着席したかと思ったら、そのうちの一人が、なにやらビニール袋を弄りはじめたそれが、2~3分続いているのであるそんな時にかぎって、舞台は静かな場面である当然、舞台に集中できるわけなく、いったい、何探してんねん!!と、ご婦人を横目で睨むすると、お目当ての物があったのか手に取ると、おもむろに前の座席の背に叩きつけた何かが割れる音…ゆで卵である!おばはん、いい加減にせんかいッ!!!と、自分の悪の声が心の中で呟いたその後も、その集団は身を乗り出して観劇したりと好き勝手放題、さすがに頭にきたのか、後ろの座席の方が注意していました勝手に座席を移動してきた自分たちに負い目があるのか、そのご婦人たちはその後は大人しく観劇するのでしためでたし、めでたし最低限の観劇マナーだけは守ってほしいものです肝心の舞台はというと…とにかく場面転換が多いです二幕三十九場、めまぐるしく場面が変わるので、話の流れが止まりがちですが、廻り舞台を効果的に利用していて、感心させられました内容的には、自分は歴史に疎いので、まったく時代背景が判らず、ただ時代という流れに逆らうことができず、もがき苦しみ、犠牲になっていく人々の姿にやるせない気持ちになるのでした歴史や時代背景が判っていれば、さらに一歩踏み込んだ楽しさが味わえるのではないでしょうか和宮の替え玉として育てられる少女・フキを演じた花組芝居の植本潤氏の演技が秀でています四十近くの男性が十四歳の少女を演じる姿は必見で、一人で笑いを誘い、芸達者ぶりを見せつけてくれました庭田嗣子を演じた小川眞由美氏が放つ独特なオーラ和宮の母を演じた池畑慎之介氏の品の良さと和宮替え玉を企む悪どさの二面性剣士・土井重五郎を演じた松村雄基の美しい立ち居振る舞い男役と女役のふたつを見事に演じ分けた加納幸和氏と、役者さんのアンサンブルがよく、出演している皆さんが主役であるような舞台だったのでしたチラシに嘘偽りはなく、確かに舞台には雅な空気が流れているのでした…新橋演舞場6月公演『和宮様御留』6月4日(日)~6月26日(月)まで出演/少進…波乃久里子/観行院…池畑慎之介/庭田嗣子…小川眞由美/土井重五郎…松村雄基/橋本実麗・勝光院(2役)…加納幸和/新倉覚左衛門…安井昌二/乳人藤…英太郎/フキ…植本潤/上臈花園…東千晃/岩倉具視…桂憲一 ほか
2006年06月18日
新宿コマ劇場の春の恒例となりつつある、出演者は宝塚OG(卒業生)のみという舞台『桜合戦狸囃子/ショー・イズ・オン’06』を観劇してきました実はこの公演には知人が出演していて、それが縁で毎年観劇していますお互い忙しい身なので、1年に一回、公演のチケットを受け取りに楽屋口でお会いするだけですが、その度に“一年経つのは早い”としみじみ思うのでした開演前の慌しい時に伺うので、当然相手は舞台化粧をしている訳で、ここ何年も素顔を見ていませんでも、舞台化粧を見る限りは昔と変わらないので、変わっていないんでしょうね…楽屋を後にして、急ぎ足で劇場へ実は…今日は山手線が事故で止まっていたので、だいぶ迂回して来たので、開演ギリギリに到着したんですその山手線の事故を考慮してか、開演時間を遅らす処置を劇場側が取ったので助かりましたさて、この公演は芝居とショーの二部構成になっています過去の公演では、故・木村恵吾監督の「狸御殿」に想を得て上演してきましたが、今回の『桜合戦狸囃子』は、アリストパーネス原作の「女の平和」を脚色したそうです内容を簡単に説明すると、戦の為に何ヶ月もの間、家屋敷を留守にして音沙汰もない夫狸たちに愛想をつかした妻狸たちの反乱の話で、男と女の意地とプライドの戦の結末は?…みたいなお芝居です結論を言ってしまえば、薄っぺらい内容のお芝居ですが、そのことすら霞んでしまう出演者たちの皆様の演技や歌、アドリブの技量はさすがの一言に尽きますなかでも、娘役トップスターだった若葉ひろみさんの盆回しの時の演技は大いに客席を沸かせ、また、宝塚退団後18年ぶりの舞台出演という娘役トップスターだった南風まいさんの長年のブランクを感じさせない演技は素晴らしかったですショーは、過去の公演は出演者のトップスターの方たちが、宝塚現役時代に公演した主題歌をメドレーする形がとられていて、場面場面で分断された感が否めなかったのですが、今回の『ショー・イズ・オン’06』は、基本的には変わらないスタイルを取りつつも、クラシックをアレンジしたオープニングで始まり、違った趣で楽しめました男役のトップスターの方たちは、退団されてから15年以上経たれていますが、宝塚で学んだこと、経験したことが身体に染み付いているのか、水を得た魚のように活き活きとされていますただ、激しいダンスにはちょっと無理があった方も…ショーの中程では、主演の鳳蘭さんが歌いながら客席に降りて、観客の方と踊られる…という場面があり、客席は大いに盛り上がりました舞台と客席が一体になった一コマです自分の知人はというと、芝居では主要な役が少ない内容だけに見せ場がありませんでしたが、ショーでは踊りに踊って、大活躍!春の時期にふさわしく華やかで、肩の凝らない娯楽作品でした新宿コマ劇場4月公演『桜合戦狸囃子/ショー・イズ・オン’06』4月19日(水)~4月30日(日)出演/鳳蘭/淡島千景/鳳八千代/榛名由梨/順みつき/峰さを理/高汐巴/平みち/若葉ひろみ/南風まい ほか
2006年04月24日
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