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今回は内容があって興味深く見ました。もっとも、怪しい人はすぐにわかった。ハワイ島の溶岩が流れる公園で、パークレンジャーの眼の前で海兵隊員が撃たれて死ぬ。死亡したのはルイス二等軍曹で、高性能ライフルで背後から撃たれていた。制服を着ているため、この場所で訓練中と見られるが、ルイスの全身に激しい打撲の痕があり、極秘のサバイバル訓練ではないかという。犯人は広大な森にまだ隠れていると思われる。テナントの自宅では子どもたちの持ち物を整理し、片付けているところにケイトがやってくる。FBIがLA港で監視している密輸組織の現場で、行方不明のマギーらしい女性の姿を捉えたという。今のところ確実な証拠はない。ホノルル支局にルイス軍曹の上官、リード中佐が現れる。高度で極秘の訓練の実施中だが、捜査のために中断させられたと怒り心頭で、ハワイ島で起こった状況を掴んでいなかった。そもそも、無線機器も地図も持たずに精鋭部隊5名が訓練中なので、彼らを見つけるのも難しいという。犯人とルイス以外の4名の身が危険で、リードも現地に赴くことになった。サムによると、彼らはジャングルでの戦闘、心理戦、サバイバル技術に長け、対象の人間性を壊すようなエキスパートらで、普通の兵士ではない。ただ今回訓練中の5名についていえば、全員に倫理規範の問題があり、特に一等軍曹オズボーンに関しては、喧嘩で相手に大怪我をおわせるなどの、逮捕歴がある。NCISとリードは、さらに2人の隊員の遺体を発見する。ここが連続殺人のスタートで、オズボーンのナイフが遺体に刺さっていることから、オズボーンが残ったカークを追っていると思われる。ジェシーとカイ、テナントとリードの二手に分かれて捜索を続けることになった。サムとケイトは、今回の海兵たちがバーで騒ぎを起こし、店から追い出され、バーテンダーのレベッカがその翌日に姿を消しているという情報を掴む。警察の情報で、オズボーンがレベッカの件に関わっているとうことから、サムとケイトはローズユニオンの店に向かう。レベッカは短期間に仕事を替え、転々とバーなどで働いていた。バーテンダーによると、その店で海兵らが騒いで出禁になった時、オズボーンは騒ぎに加わるのではなく、一人離れてレベッカを見つめていたという。酔って暴れる連中より、逆にオズボーンの方が危なく見えたということらしい。ハワイ島では、テナントと一緒だったリードが姿を消す。オズボーンに関して責任を感じてと言った。ジェシーとカイは無事のカーク一等軍曹を発見し、身柄を確保する。カークによると、オズボーンは些細なことですぐに切れるのが有名で、5名のチームが森を進んでいたら、いきなりオズボーンがウォリスにナイフを突き刺し、ブルグが2人を引き離そうとして撃たれてしまったという。ルイスとカークは逃げ出したが、ルイスは撃たれてしまった。オズボーンはレベッカに異常なほど入れ込んでいただけでなく、彼女をひどく傷つけた。危険なので今すぐここを立ち去ろうというカークに、ジェシーたちは捜索を続けるという。リードに置き去りにされたテナントは、オズボーンが仕掛けた罠につかまり、飛んできた丸太に倒されて頭を打った。朦朧としながら歩くテナントは、森の中の小屋を見つけ助けを求める。小屋からライフルを持った女性が現れ、何も関わりたくないとテナントを拒絶するが、何とかテナントは家に入る。女性は外界との接触を避けており、テナントに30分経ったら出ていけという。カークは無線機を使えばオズボーンに悟られると言い、オズボーンは信用できないと言ったところで狙撃されてしまう。近くにオズボーンがいる、蘇生術を施そうとした時にリードが現れた。気を失ったテナントを置いてきたままで、さらにオズボーンを追うという。テナントは女性が空砲のライフルを向けている事を知り、なぜここにいるのか問う。女性ははるか昔に少女がジャングルに逃げ込んだと話し始め、テナントに「ごめんね」といい、ますますテナントは混乱する。ケイトとアーニーは海兵隊の訓練施設に到着し、ドローンを使ってレベッカの痕跡を追う。レベッカが被っていたらしいキャップが見つかり、周辺を捜索すると懲罰用の箱が見つかった。この中で訓練生は耐えるのだが、そこでケイトはレベッカの遺体を発見する。全身に激しい打撲と骨折の跡があり、検視官は複数の人間が暴行に加わっていると指摘する。その頃、サムはハワイ島へと向かっていた。テナントを探すジェシー、カイらにオズボーンが攻撃をしかけてきた。テナントと謎の女性との会話は続く。女性は事件のことを知っており、オズボーンが問題を抱えているのを知っているなら、なぜリードはオズボーンを訓練に参加させたのか、オズボーンはテナントを殺すこともできたはずなの,なぜ殺さなかったのか、などとテナントを問い詰め、空砲のはずのライフルが火を吹いた時、誰もいない小屋の中で一人きりだということに気づく。外ではオズボーン相手に銃撃戦が続き、サムも到着する。現場に戻ったテナントがオズボーンと対峙し、テナントが撃たれそうになった時、サムが窮地を救う。リードがオズボーンに襲いかかり逆に刺されてしまう。サムはそこに割って入り、オズボーンを止める。オズボーンの身柄を確保しホノルル支局で尋問すると、レベッカを殺したのは仲間の海兵だと思うが証拠がないという。彼らの危険性をオズボーンはレベッカに話したが、レベッカは聞き入れずにレイプされ殺された。仲間は目障りなオズボーンを消そうとし、オズボーンは弾薬や罠などの準備をして訓練に臨んだ。しかし殺せと命令を出したのはリードだった。レベッカから検出されたDNAで、リードも暴行に加わっていたことも証明された。リードは逮捕され、レベッカ殺害に関するオズボーンの容疑は晴れた。サムは4名を殺したオズボーンは正当防衛で裁かれることとなろう。サムは海兵は一生海兵だと慰める。自宅に戻ったテナントは幼い子供と一緒に写った写真を見て、森の中の謎の女性は、テナントを捨てて家を出た母親だったと気づく。これは、テナントにとって母を探す、ということなのかもしれない。最初「ランボー」かなと思いました。「トラウトマン大佐」役のリード中佐もいたし、これではNCISのとても捜査官では太刀打ちできない。オズボーンは悲惨で過酷な戦争体験で心を病み、追い詰めれば追い詰めるほど牙を剥く。というところで引っかかったのは、海兵なら飲み屋で騒いで暴れても当然、と捜査官たちがいうところ。今回のチームもあちこちで問題を起こしており、女性も被害にあっていた。当然、日本でもどことは言いませんが、同じような極悪非道な出来事があるということですね。オズボーンは軍事裁判になるでしょうが、その際に単に罪を軽くしてもらうだけでなく、兵士たちが社会でどれほどの犯罪を起こしているのか告発し、間違いを正すようなきっかけにしてもらいたいです。サムはあっさりと正当防衛だと言っていますが、もしかすると軍をあげてオズボーンの口封じをするのかな、と思いました。テナントの幻の件は、上手くやったなと思いました。「LOST」ぽかったですけど。だから、テナントは唐突に家の中の整理をしていたわけですね。幼い頃に家を出た母親探しと、行方不明のマギーの逮捕、これは残り3話で片付くのか、というところですが、残念ながら最終話は後わずかのところですが、間に合わなくなりました。また再放送があれば、キャッチアップしますね。ところで、カイとジェシーのキャラが定着してきて、すっかり良い感じのコンビになりましたね。カイはもっぱら癒し系のゆるキャラみたいに見えますが、「力の指輪」では絵になる、存在感のある演技で印象に残っていました。彼は本当に魅力を持っていて今後も映画やSF系の作品などいろいろ活躍しそう。このシリーズで彼に出会えたのは良かったなと思います。
September 29, 2024
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ここまでモヤモヤしていたオリビアが、自身を取り戻したというか、いつものSVUだなと思いました。ゲストが「ブルー・ブラッド」のリンダじゃありませんか。つい、そちらと混線しそうになりました。オリビアはEMDRセラピーの医師から、気になる少女の事で相談を受ける。両親が不在の土曜の夜に自宅でパーティを開いた15歳の少女が、はっきりとは言わなかったが性的被害を受けたようだという。ただ、その少女の父親は刑事局長のマクグラスだった。自宅を訪ねたオリビアは、マクグラスと母親のケイティを前に、シェイと2人だけで話をさせてほしいと頼む。何事か、という両親だったが、オリビアはシェイからパーティの最中に自分の部屋で「彼」とセックスをしたことを聞き出す。シェイはキスをしてそういう雰囲気になった時に、そこまではしたくないと言ったが、望まないまま事は起きてしまったという。ただ、事を荒立てると迷惑がかかると思っている。オリビアが相手の名前を聞き出し、家庭教師のサーガルだとわかったため、オリビアはシェイを病院に連れて行く。心配してオリビアに食い下がるマクグラスだったが、オリビアは何とか押し切る。ケイティは土曜の夜にパーティがあったことはわかっていたという。娘の様子も気になっていた。マクグラス家では室内にカメラを5台設置していたが、シェイはそれらに目隠しのシールを張っており、状況を知る手がかりが少ない。フィンは事件の捜査を所轄のブルックリンに任せるべきだという。この件で上司であるマクグラスとは微妙な関係になってしまう。しかしオリビアは自分が主導権を持つと主張し、家庭教師のサーガルから話を聞く。サーガルはいつものようにマクグラス家を訪れたが、パーティをしており、シェイは自分の部屋でベッドに横たわっていたという。様子がおかしく、スカートがめくれていて、シェイは「出ていって」と言った。それで帰ったというが、どこで聞きつけたのかマクグラスが取調室に現れ、興奮してもしお前が犯人だったら「殺してやる」と脅してしまう。オリビアはルールに従い、IABにこの件を報告することにする。信頼できるカリー警部を選ぶと、カリーは今後マクグラス家の聴取に自分が立ち会うという。サーガルには弁護士を着けた上、聴取を行うが、最初に言っていた10時に帰宅したというのが嘘だったことがわかる。ガールフレンドの家に寄ってから帰宅したというのでアリバイをチェックするが、サーガルの家族はマクグラスの件でNYPDを訴えると息巻いている。アリバイとDNA検査の結果、サーガルはシロとわかる。シェイのような若い子供はまだ発達段階で、不安定なところがある。なぜ犯人を別人だと言ったのか、なにか理由があるのだろう。SVUでの聞き取りで、シェイは相手は向かいの家のリアムだと明かす。実はリアムの父親ミッキーとマクグラスは仲が良く、家同士の付き合いがあった。リアムから話を聞くためにダウリング家を訪れ、署への同行を求めると、マクグラスもそれに気づいて出てきて、IABのカリーがいることに注目する。SVUはパーティで何か目撃していないか聞くためにリアムを連れ出したが、同席したミッキーはそもそもシェイは問題児だという。リアムは促されてシェイとセックスしたことを認めるが、彼女のほうが誘ってきて合意の上だったと答える。カリシはこの供述だけでは逮捕はできないという。事件を目撃した証人を求めて、パーティの参加者から聞き込みを行うと、リアムがシェイの部屋から出てきた時の写真が見つかった。そこにサーガルが写っており、自転車に乗っていたサーガルのヘルメットにカメラがついている事がわかる。カメラの映像には、明らかに様子がおかしいシェイが客の女性に介抱されている様子が写っていた。シェイはその女性と何を話したか覚えていないが、クーパーのいとこだったという。SVUでの聞き取りで、シェイは当日の様子を話し、自分からリアムを誘って最初はキスして嬉しかったが、その先に進んだ時に「嫌だ」と言ったという。しかし、リアムは途中でやめることなく、最後まで行ってしまった。ケイティはオリビアと2人だけで話しがあるといい、IABの同席はオリビアがマクグラスを職務から引きずりおろし、自分がその後釜に座るつもりなのだろうと責める。ただ、シェイを守りたいのだというオリビアに、ケイティは今後の捜査協力を断るという。裁判で娘に証言させたくない。クーパーのいとこから当日のシェイの様子を聞くと、シェイは泣きながらリアムにレイプされたと言ったと証言する。カリシはリアムの逮捕に踏み切るが、通りを挟んでミッキーとマクグラスが向き合い険悪な雰囲気になる。ミッキーが「お前の娘はあばずれだ」と言うと、マクグラスは興奮して銃を取り出した。すぐさまSVUが割って入るが、これもIAB案件となる。リアムは行為を認めて取引を受け入れるが、自宅で父親と激しい喧嘩沙汰を起こし通報されてしまう。母親が間に割って入るが怪我をしてしまい、ミッキーが日頃から怒りをコントロールできずに壁を殴っていたことがわかる。母親の手当のために病院に向かったオリビアに、マクグラスは一連の出来事を反省し、愛する家族やオリビアを失望させたという。IABの決定に従って罰は受けるつもりというマクグラスにオリビアはねぎらいの言葉をかける。マクグラスは制限勤務となり、本部は刑事局長の後任を検討し始めたという。カリーもオリビアもマクグラスの後任候補の立場ではあるが、カリーは今のIABに変化をもたらそうと考えているという。カリーはSVUの仕事が変化をもたらしていると評価し、オリビアは局長不在なら、変化のためにルールを破ることはできそうだという。カリーも協力を約束する。意外な形でマクグラス刑事局長が退場ですね。「警官の妻を20年やっている」というケイティはどうしてもダニーの妻を思い出してしまいます。オリビアがコースターを折りたたんで投げた意味がわかりませんでしたが、刑事局長が正式に決まるまでは(局長代理がいる間)、組織や世の中を変えていくためにやりたいようにやるよ(つまり、ガンガンIABに報告する)、という風に理解しました。今回オリビアが被害者を守る事を最優先に、上司からの干渉を排除し、サーガルやミッキーを脅した事で「ルールを守って」マクグラスをIABに報告したわけですね。これまでだったら「警察官ならわかるはず」とか歴史ある警察文化で判断したでしょう。でも毅然としてIABに報告した、その辺りがルールを破るということかなと思いました。印象的だったのはマクグラスとミッキーの親父同士の喧嘩を見ていて「昭和のドラマみたい」と思った事。女の子の扱い方を父から伝授されたリアムに、フィンが「80年代じゃないんだから」と言ったのがツボでした。ちゃぶ台をひっくり返して暴力礼賛、暴言吐き放題の展開だと、今ではコメディに見えてしまう。でも、アクションチャンネルで今気に入ってる「Justified」だと、そっち側なんだなあ。少し古いドラマではありますが、田舎のガラの悪い人ばかりが出てくるドラマでも何だか味がある、というのが今の時代では許されないのかなあと思ってしまう。「ブレイキング・バッド」も「ベター・コール・ソウル」もそう。まあ、ドラマと現実は違うということなんですけど。ちなみに、このシリーズはエルモア・レナードの小説をベースにしているのですが、制作・俳優に「スニーキー・ピート」の人がいたり、脚本に「Seal Team」のクリエーター、ベンジャミン・キャヴィルがいたりと、「ほー」と思うことが多いです。脱線しましたが、先週出てきた眼球運動を用いたEMDRセラピーというのが、本当にこういうやり方なのか、と驚きました。眼の前で指を動かしてそれを見ながら質問に答えるオリビアが「目眩がする」というのはすごくわかる。まあ、その後のネックレスのコンパスが意味するものの方が重要だったのかもしれませんけど。
September 27, 2024
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記事を書く意欲がわかないエピソードでした。キャラクター同士が絡む面白さはあるけれど、シーズン2までの雰囲気はなくなって、軽いというか、表面的にLAシリーズを持ち込んだような印象を持ちました。要するに個性がなくなったという事かな。カイはハワイでのラウントゥリーの役割という感じです。おなじみルヴァー・バートンの監督でした。支局にタリアという女性が現れ、海軍情報部に所属するフィアンセが危険だという。ジャック・スペンス少佐は「赤いウサギ作戦」という高度な機密を扱う立場にいて、レストランで怪しい男に監視されていると言った。その後、別々に逃げるように言われたが連絡が取れなくなった。これまでも任務で連絡が取れないことはあったが、今回はスペンスに危険が迫っていると思われる。テナントは捜査をすると約束するが、雲をつかむような話であまりにも情報がない。サムは実在する極秘任務を担うエリート諜報部隊はあったというが、詳しいことを太平洋軍に問い合わせるという。タリアとスペンスが生活する家を捜索したところ、鍵のかかった部屋に複数のパスポートや諜報活動に必要な機材、暗号を書いたノードなどがあった。どうやらスペンスは本当にスパイのようだ。しかし、タリアが言うレストランにいた怪しい男は、防犯カメラの映像では、スペンスとタリアが席を立っても動く様子はなかった。店外のカメラではスペンスの動きに反応した車があり、尾行されているというのは事実のようだ。アーニーは暗号表に書かれていた記号がカフェのロゴであるという。そのカフェを訪れると、ジルという店員がNCISの質問にぎこちない態度を示す。案の定、ジルはスペンスに捜査官が来たと連絡をする。スペンスからは緊急連絡用の携帯をもらっており、居場所は知らないという。ジルはスペンスと婚約していると言って、NCISを驚かせる。聴取の結果、タリアもジルもデートアプリでスペンスと出会っており、スペンスは2人にビジネス面でアドバイスやサポートを与えていたことがわかる。スペンスのおかげで限度額の融資も受けられたというが、逆に海軍では金の支払いが遅いからと言って、2人から金を出させていた事もあった。スペンスのために2人は「持ち出し袋」に多額の現金を入れて持ち歩かせている事もわかった。パスポートも偽物であることがわかり、スペンスはスパイではなく、女性をカモにした詐欺師ではないかと思われる。調べたところ本物のスペンスはパーレーンで任務についていて、「赤ウサギ作戦」に就いていることは間違いないが、こちらの「スペンス」について、民間の警備会社のヘッドハンター、タイラー・ビンガムだと指摘する。スペンスはビンガムと3年前にDCで出会い、さかんに勧誘されたという。任務については話さなかったが、スペンスは個人的な情報についてはビンガムに話した。これで「スペンス」はデートアプリを使った詐欺師であることははっきりしたが、驚くことに、同様の被害者が14人もいることがわかった。被害にあった女性たちが情報交換の掲示板で発言しており、その主催者のシャロンが4日前にハワイを訪れていた。すぐに滞在しているホテルを訪ねると、シャロンは「ジョージ・マローン」と名乗る男とデートアプリで出会い、すっかり信じてしまって金を奪われたという。独自の情報網で「ジョージ」がハワイにいると知り、問い詰めようと訪れた。警察は頼りにならず、NCISにも協力するつもりはない。しかしルーシーはシャロンの携帯に仲間からスペンスの情報が届いたのを盗み見して、ジェシーが彼の滞在先を訪れる。そこでは「スペンス」はミステリー作家として離れに滞在していた。ジェシーが離れに近づいたとき、離れがガス漏れで爆発した。中から焼死体が見つかるが、スペンスであるかどうかはわからず、チェイス少佐は頭を殴られた後、ガス爆発が起きたという。シャロンを聴取したところ、私立探偵を使って「ジョージ」を探させていたと明かす。殺害は否定する。「スペンス」のSNS上の動きを見ていたアーニーは、この24時間内にスペンスが新たなターゲットを漁っている事をつかむ。「スペンス」はまだ生きており、発見された遺体はシャロンが雇った私立探偵だった。NCISは「スペンス」が逃亡するのに金が必要だと考え、タリアを使ってスペンスをおびき出すことにする。一旦は停止したデートアプリのアカウントを使って連絡を取り、タリアの持ち出し袋を渡す事にすると、スペンスはサッカーのスタジアムで受け渡しをするという。NCIの監視下で、タリアは想定外の動きをして、スペンスを逃がしてしまう。まだ彼の支配下にあったのか。スペンスは以前はジョージ・マローンと名乗っていた。それはスペンスが介護していた老人で、殺してIDを奪った後恋愛詐欺を始めたらしい。未だにスペンスを信じるタリアに、テナントは事実を受け入れさせるため、シャロンとジルに会わせる。自分が騙されていることを認めにないタリアに、シャロンたちは自分たちも同じように騙され金を奪われたと話す。タリアから5万ドルを受け取ったスペンスは、ハワイから脱出するため、新たな「恋人」の力を借りる必要があった。別のアカウントでモリー・バリーという、チャーター船の会社を経営する女性と連絡を取っていたことがわかる。しかし、モリーという女性はこの支局からアプリにアクセスしている。「モリー」とはシャロンがスペンスをおびき出すための偽アカウントだった。NICSがマリーナに到着すると、すでにモリーの船は出航した後で、サムのボートでモリーを追うことになった。スペンスはシャロンを目の前にして最後の悪あがきをしていた。NCISが到着すると、シャロンはスペンスに銃を向けていたが、もみ合った末スペンスは海にばらまかれた金に釣られて逮捕される。最終的に女性たちから奪われた金は全額取り戻すことはできなかった。しかし、タリアは被害者の仲間たちとの助けで立ち直ることはできるだろう。カイはサムがサポートして鉄人レースに出場する準備を始めたが、根を上げてしまう。サムもいつカイがギブアップするか待っていたという。デートアプリの出会いを否定するアーニーに、ルーシーたちは必勝法を伝授する。サムの良い人アピールがすごい。上層部ともすぐにつながるし、筋トレに朝マラソンに付き合う体力があり知識もあり、いざとなると高速ボートで現場に向かう。テナントの出る幕はないですね。カイはすでにサムの舎弟か。ロマンス詐欺の被害者に対するシーンで、テナントは「私は騙す方の立場だったので」というのは興味深かったです。それでもやはりNCISの仕事じゃないなあ。スペンス役のノア・ビーンが「ダメージ」というドラマで見た時の印象が強くて、明らかに怪しかった。冒頭はそれこそジェイソン・ボーンか、という出だしでしたが、sこの人は面倒くさい人生だなと思います。被害者が重婚していた事件もかつてはいくつかありましたが、それらは曲がりなりにも愛はあったと思います。真面目でコツコツと努力する女性たちをカモにして、耳障りの良い言葉や態度を爆弾のように浴びせる詐欺師たちに騙されないよう、せめて警告になれば良いですね。
September 22, 2024
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何事も起こらないfiller episodeですが、何と言ってもデイヴィッド・クルムホルツにお任せの回でしたね。冒頭の自虐的な寸劇調のところは一瞬「誰?」と思っていたら、「えー?!」に変わりました。コメディアンとしての面目躍如だったのかもしれませんけど、どうしても「Numb3rs」のチャーリーのイメージが強くって、その後「グッドワイフ」で見たときも、同じ人だとは思えませんでした。さらにイメージ変わりましたね。まあ、彼は芸歴が長いので、役柄の幅も広いのでしょうけど。オリビアは、行方不明になったマディの事件が重く心にのしかかっている。事件の方も進展がなく、母親のアイリーンの叱責も脳裏から離れない。SVUにコールガールをしているというテスが現れ、自分がレイプをしたと申し出てくる。夜中に白人2人組の客に呼ばれてセックスをしたが、帰り際に別の部屋を通ったら場違いな年上の男性がいて、若い男たちが彼に人生最高の夜を経験させてやってほしいと言われた。彼らも年上の男性もドラッグでハイになっていたようだったが、様子がおかしいので断ったところ銃を突きつけられたので仕方なく相手をしたという。オリビアはテスもまたレイプの被害者だといって、落ち着かせる。オリビアはアイリーンから緊急の呼び出しがあり、テスの事件の捜査をフィンに任せることにする。アイリーンによると、夫のピーターがマディの部屋で首を吊っているのを見つけ、病院に運び込んだが意識不明だという。オリビアは希望を持ち続けてほしいと、そばに寄り添う。テスがレイプした、という現場は空き家になっているビルの部屋で、様々ものが散乱して散らかっている中に「青磁色のタイルのサンプル」というメモ書きがあった。配車サービスの記録によると、美容皮膚科医のレイ・ゴールドバーグ医師の名前が上がる。自宅に向かうと、レイは昨夜のことは何も覚えておらず、妻にも知られたくない様子だった。ただ、クラブで若者2人と飲んだところまでは覚えている。カードが不正使用された事実はあり、ATMから数千ドルを引き出したことからその時の画像を見ると、本人が特に脅される様子もなく金をおろしていた。後ろに2人の若者がいて、カリシはこれではレイが被害者だという追及はできないという。フィンとブルーノがレイのクリニックを訪れ、2人の顔を見せるが、テスとのセックスについては、自分は妻を裏切らないと答える。テスは自白しており、このままでは加害者として裁かれる。銃で強要されたという事が証明できれば、テスは無罪となるといって説得し、レイの昨夜の記憶をたどることにする。12,000ドルを使ったというコンビニでは、若い男2人と大量の買い物をしており、防犯カメラの映像を見て、レイは昨夜のことを思い出す。友人のアンディと会うためにクラブを予約したが、本人が来なくなり自分も楽しもうと店に行くと、予約したVIP席に2人がいた。そこで意気投合して飲んでいたという。若者の身元はトリマーのリース・ベイリーと市内ツアーのガイドデュバル・マチスで、SVUで話を聞く。2人は口を揃えて、レイの望みを聞いて人生最高の夜を叶えてやったというが、テスの事も銃を持っていた事も否定する。カリシは2人の説明は一応筋が通っているとし、レイにも責任はあるという。問題は銃の存在だ。テスはリースとデュバルを特定するが、肝心のレイが被害を受けたという記憶がない。改めてレイを自宅に訪ねると、警官が来たということで妻のデニースは激怒して妹の家に行ってしまったという。自分の人生は妻に捧げていて、仕事では人に頼られ世話をするという生活だというレイに、テスのために正義を行ってほしいと説得する。レイはリースとデュバルを呼び出し、銃でテスを脅した事を自白させるため、おとり捜査を実行することになった。先日のクラブで警察沙汰になったことを謝ると言うと、リースとデュバルはテスを雇ったことは認める。その時、妹の家に行っていたはずのデニースがクラブに現れ、捜査に支障が出そうになった。フィンはレイに任せようといい、レイはデニースにおとり捜査を実行中だと毅然とした態度を示す。レイは2人からテスに突きつけたのは本物の銃ではなく、スターターピストルだったという証言を引き出し、SVUはリースとデュバルの逮捕に踏み切る。カリシはリースにデュバルが不利になるような証言をする取引を持ちかけ、結局2人とも第1級レイプ罪の重さを判断して罪を認め刑務所に入ることになった。オリビアはテスにレイの協力で容疑を晴らした事を告げる。オリビアはアイリーンの苦しみに付き合う中、自分自身もマディを目撃したのに見逃したトラウマを抱えるようになっていた。マディが身につけていたブレスレットをマディの部屋に戻すと、EMDR療法の治療を受ける。最後のEMDR療法というのは「眼球運動による脱感作と再処理」というPTSDに対する治療法なのだそうで、それを紹介する意味もあったのかな。https://cocoromi-mental.jp/cocoromi-ms/other/psychological-therapy/emdr/オリビアが抜擢した新人ゴメス巡査は、初日からこの部署の厳しさを目の当たりにして、人の苦しみや悲しみに同調してしまったようでした。それが普通の人の反応だとして、とても続きそうではないですが、今シーズンはオリビアがこのトラウマと向き合うのがテーマなのだろうか。特に今シーズン短いし。もらったペンダントだけが頼りなのが辛いですね。レイとデニースのやり取りはもうコメディでしたね。イケオジのアンディは離婚したばかりで、ちゃっかりナースのアナとお楽しみ?ポルシェに乗ってお金持ち。レイはユダヤ系なのでしょうけど、美容関係の医師でお金には困っていなさそうだし、立派な邸宅にも住んでいるし、それでもアンディをうらやましく思うのですね。ガミガミ言われても奥さんに尽くす、夫の鏡みたいなキャラクターでした。レイは今夜はヒーローになれたが、せめて運動でもすれば良いのにと思いますが、デイヴィッド自身は甲状腺がんを患ってその治療で体重のコントロールが難しくなったということのようです。やはり健康が何よりですね。
September 19, 2024
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お休みしていたルーシーが大活躍ですが、最終シーズンになってルーシーのキャラクターが掘り下げられるのは、嬉しい反面もうちょっと早かったらなあと思いました。サムは相変わらず要所要所で活躍していますね。ハワイで軍縮を呼びかける太平洋サミットが開かれることになり、参加する世界中からのVIPをNCISも警護することになった。ルーシーは世界最大の軍需企業のオーナー一族の娘、タチアナ・ソコロヴァの警護を任される。すでに会場周辺では戦争反対を主張するデモ隊が声を上げており、緊張が高まるが、タチアナの直ぐ側に置かれたリュックが爆発し、赤いペンキが飛び散った。ルーシーは身を挺してタチアナを守り、事なきを得たが、タチアナの父親はロシアの代理戦争を戦い、最近殺されたという。結局は、会社は大儲けをしており軍縮とは逆の方向に動いている。それでタチアナが狙われたのか。テナントらは、ペイント爆弾はロシアの仕業とは思いにくいと考える。これからタチアナはカウアイ島で内密の会合があり、あえてルーシーに警護を頼むと言ってきた。タチアナが宿泊するホテルでは、カイがロビーで監視業務を行っていた。カイは恋人でカナダ人ジャーナリストのカミーユと偶然出会う。カミーユはタチアナに関して情報を得ているようで、カイは後で会おうと約束する。タチアナはルーシーを指名した事に、自分たちは似ているところがあると言ってルーシーを驚かす。それぞれ裕福で権力のある家族を持っており、稼業と結び付けられるのは嫌だ。ルーシーは事前に自分を調べたのか、同じではないと憤慨する。タチアナは稼業を継いだ弟とは違い、変化をもたらすという。ソコロフ家に対しては、あらゆる分野に批判、抗議する人々がいて、ペイント爆弾のときにジェシーはジョージア出身の活動家、エリアヴァ・ニノを目撃していた。彼女は東欧の反体制派のリーダーで、再びタチアナの前に現れる。ニノは即逮捕されるが、緊急時にタチアナはルーシーに亡命したいと告げた。驚くルーシーだったが、この件は国レベルの扱いとなり、当面は内密にしてこのままルーシーはタチアナの警護を続ける。一方ニノは、戦争を引き起こすソコロフ家の一員としてタチアナを付け回していて、「合法的」に抗議活動をしている、表現の自由だと主張する。ペイント爆弾については、今のところ明白な証拠はない。テナントはサムから要望され、世界中に生物兵器をはびこらせる「化学者」こと、アレクシ・ボロコフの聴取を手伝うことになった。本土に移送されたかと思われたが、ハワイ某所にある国防総省の秘密基地で化学兵器、材料のラボについて尋問が続いていた。ボロコフはのらりくらりと、正確ではない情報を出しているらしい。テナントはボロコフがいなくなった後に「化学者」の地位を盗まれ、奪われるおそれがあると、プライドに働きかけて、有用な情報を引き出すことに成功する。カイはカミーユから、タチアナが過去20年で最大の武器取引をするため国防総省のお膳立てがあるという情報を得る。ただ、そうなるとアメリカがソコロフの立場を認めることになり、反対派の存在も出てくるという。カウアイ島への移動中、ルーシーはタチアナからミサイルとドローンの取引のためにハワイに来たことを聞き出す。しかし、その中での亡命の話は家族に知られてはならない、家族から殺されるおそれがある。その時、ルーシーたちが乗っていたハンビーにロケット弾が撃ち込まれ、車が衝撃でひっくり返った。同時に武装したグループの銃撃を受け、ルーシーはタチアナとボディガードのヴィクトルを森の中に逃げこませる。テナントはジェシーからルーシーの連絡が取れなくなったという連絡を受け、サムとヘリで現場に向かう。アーニーらが情報収集にかかるが、ルーシーの持つ武器は一つで弾も数少ない、その上タチアナが足を負傷してしまったため、追手は着実に迫ってきた。本国では非合法な活動を行うニノの犯行が疑われ、ケイトとカイがニノを追う。そのころ釈放されたニノがホテルから飛び降りて死亡しているのが見つかる。ニノはタチアナのスケジュールを知っていた可能性があり、NCISはニノに罪を着せようとしている者がいると考える。ルーシーは同行しているヴィクトルが怪しいと疑う。ヴィクトルは一家に仕え、タチアナの弟に忠誠を誓っていた。案の定、ヴィクトルがルーシーに襲いかかりルーシーはヴィクトルを撃ち殺す。銃声が追手にも聞こえたと思われ、より危険になった。アーニーはヴィクトルがニノにタチアナのスケジュールを漏らしたことを掴む。亡命を希望している事をタチアナの弟に伝え、ニノを殺したのもヴィクトルだろう。サムとテナントは動けなくなったタチアナとルーシーを見つけ、攻撃しようとしていたソコロフの手下を倒す。ルーシーはタチアナと向き合ったことで、本人を理解したという。帰還したタチアナは亡命を認められ、弟の稼業について情報を提供する取引が行われることになった。ヴォルコフは今度こそ本土に移送されることになったが、サムはこのままハワイに残るという。カイとカミーユはもう一日、ハワイで楽しむことにする。タチアナの父親って、リアルなモデルがありそうですね。あの人?一族、家族が商売していることに反発を感じ、武器の買付でアメリカを訪れたのを隠れ蓑に亡命を希望したタチアナには、最初ルーシーは距離を置いていた。それが、次第に心を寄せるようになった。ルーシーの父親の話はあったと記憶しますが、稼業を継いだ次兄の話はどうだったかなあ。長兄が何か問題があったとか、覚えていません。こちらに記事もありませんし、サラリと流すことにします。サムからの依頼は取ってつけたような話でしたが、ハワイの某所にああいう秘密基地があって、テナントでも知らないというのは興味深かった。デルタフォースということは、陸軍か。シールズのサムはその場所に出入りすることを認められているが、そういえばLAのシーズン6でデルタフォースの出てくるエピソードがあったのでした。いずれまたここの仕事が出てくるのかな。ハワイに残るサムの真相は未だわかりませんが、一応テナントとは持ちつ持たれるの関係になったのですね。カイの噂のカナダ人ジャーナリストは、彼女というには交際している感じがあまりしませんね。この先もいつ会えるのかもわからないし。中の人は「スター・トレック・ピカード」に出ていたというのは、あーそいえば。「ゴッサム」のアイヴィー役だったのははっきりと覚えています。確かにカナダの人だ。
September 15, 2024
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オリビアの罪悪感と呼応したのでしょうけど、何だかなーというエピソードでした。頭でっかちというのかな。オリビアは行方不明となったマディの事で精神的に追い詰められている。未だに手がかりは乏しく、FBIのクレイ捜査官から児童誘拐対応チームへの捜査協力を申し入れられる。マディと一緒に去ったという「カナダ人のジョージ」については、行動分析課が分析中だという。衣料店に覆面をした20人を越える大勢のグループが押し入り、商品を奪ったり店内を荒らしたりした。店員のジェニーが覆面を取った犯人に胸を触られており、若者だったという。オリビアは店の奥に隠れている水着姿の女性を発見し、レイプ被害者だと気づく。ナタリー・ロスは新婚旅行のために水着を買いに来て、試着していたが、騒ぎに気づいて試着室を出た。その時、犯人の一人に目をつけられ試着室に追い詰められた。かなり動揺して怯えているのか、ナタリーは犯人に関する記憶がないという。しかしマスクをしてかなり若い男だったと答える。マスコミが素早くこの事件に飛びつき騒ぎ始めた。ブルーノの重大犯罪犯担当の友人から、防犯カメラの映像が届き、そこにナタリーを襲った男の映像が見つかる。しかし、犯人は直前にマスクを外しており、ナタリーの証言とは矛盾していた。SNSに今回の犯行を自慢気にライブ配信している人物が見つかり、一緒にいる人物がナタリーを襲った犯人と思われる。すぐにアカウントを持つトラビス・バトラーを聴取するが、未成年で悪びれることもなく、あっさりと強盗を認める。しかしレイプについては言葉を濁し、一緒に映っていた人物についても初めて会った、マスクをしていたなどという。重大犯罪班が今回の犯人グループ18名を突き止め身柄を拘束する。オリビアは一人ずつ尋問してレイプ犯を突き止めるというが、カリシはすぐに保釈されるだろうという。直前に目撃していながらマディを救えなかったことから、オリビアがムキになっていると指摘し、オリビアもまずナタリーとジェニーに彼らの写真を見せることにする。ジェニーはすぐに犯人を特定するが、ナタリーはやはりわからないと答える。ところが、マンハッタンSVUのフロアに黒尽くめマスクの集団が現れ、大暴れする。全員未成年ということで、手荒な取り押さえはしなかったが、そもそも目立ちたい、アクセス数を増やしたいというのが目的のようだ。拘束中のトラビスは更に罪を重ねていることから、カリシがレイプ犯の名前を求めると、幼馴染のジェイ・ワトソンだと明かす。身柄を捉えて話を聞くが、レイプについては明白な自白はなく、当初の捜査でDNAも検出されていない。そこでしぶるナタリーに面通しを頼み、やっとジェイを犯人だと指す。それでもジェイの弁護士カーターはナタリーが不安定だと指摘し、カリシも証拠が不十分だという。オリビアはナタリーが試着していた水着の試着用保護シートがないことに気づき、再度現場を捜索して手に入れる。それからジェイのDNAが検出されたことから、立件され裁判となった。ただ、ナタリーの婚約者ブルックは、黒人であるジェイが被告であることで、公正な裁判を受けることができるのかとオリビアに訴える。ナタリーが証言に積極的ではなく、オリビアはマディの件で自分が無理強いしたのではないかという。懸念した通り、ナタリーは証言で、犯人を目の前にして指し示すことができなかった。カリシは休憩を求め、改めて証言をためらう理由を尋ねる。ナタリーはカメルーン出身の里子の弟がいて、幼い頃に万引きをさせて自分は注意だけで済んだが、弟は勾留され前歴がついたという。その結果、弟は更生せずの人生を送ることになった、その事を悔いて裁判の間に何度も思い出していたという。まだ若いジェイが刑務所に行けば一生それがつきまとう。自分は何とかこの事件を乗り越えるつもりだというナタリーに、この裁判は正当なものであり私を信じてほしいと説得する。ナタリーは改めて証人席に座り、ジェイを指し示す。改めて、弟が不当な扱いを受けた事に罪悪感を持っていると説明するが、カーター弁護士は気まぐれだと批判する。しかし、ジェイは有罪を認め取引に応じるという。これまで何をしても無視され、存在しないかのような人生だったが、今回自分のしたことがナタリーの人生を大きく変えた事を知り、始めて悪事をしたと認識したという。オリビアはカリシにBAUの心理分析レポートを一緒に読んでほしいと頼む。白人は黒人への罪悪感を持て、ということでしょうか。被害者であっても、相手が未成年で、自分が過去に取り返しのつかないことをしたからナタリーは許すのですね。ブルックがオリビアを追及しているのは婚約者を信じ愛しているからということと理解しますが、何だかリアルではない印象でした。何としてもあの若造を有罪にしろ!と言うほうが個人的には自然に感じます。まあ、今回はこのままで置いておきます。事件はいっとき、暴徒が店舗を襲うという事が続いていたという状況が背景にあったのかな。ブルーノがこの街は病んでいると分析していましたが、この国は…ということですよね。暴徒が目の前で蛮行に及んでいるのに、被害者が呆然と立ち尽くすのはこの街に馴染んでいないということですね。ブルックはNYPDに対して、役立たずと批判して、その後があれで、一体どういうキャラクターなんだか。水着の件は女性ならふんふん、と思うところでしたが、案の定オリビアが指摘していました。オリビアのマディへののめり込みは、いつもの彼女らしくないなという印象です。オリビアも年を取った?そんなことはないか。
September 12, 2024
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先週お休みのルーシーが何事もなく出ていて、いつものハワイのメンバーによるいつものエピソードという感じでした。サムに関する疑惑は今シーズン続くのでしょうが、LAから見ている人からしたら、サムが悪役のはずがなく、ハワイ、パールハーバー基地の位置づけはどうなんだとか、当たり前のように厚木基地や沖縄の名前が出てきて、複雑な思いがしました。軍関係者のみが宿泊するカフア・コアホテルで、パイロットのメレディス・ブルックス少佐がベッドで死亡しているのが見つかる。ブルックスはベテランのパイロットで、今は沖縄からオアフへの定期便を担当している。このホテルには年に11回宿泊しているが、その度に部屋にこもりっきりで不自然な印象を与える。死因は首を閉められたことで、争った痕があったが、親しい相手とセックスをした直後でもあった。発見したのはナイト・マネジャーのフランク・ハウエルで、被害者のことをよく知っているという。ドアキーにアクセスしたのはルームサービスや清掃などの関係者だが、ハウエルはブルックスのプライベート情報については頑なに話さない。しかし、サムが防犯カメラの映像にギャップがあることに気づき、ハウエルが元二等軍曹であることがわかる。しかもブルックスのセックスの相手はハウエルだった。ハウエルは以前スペインのロタで、女性と共に大金を持って無断欠勤をしていたことで不名誉除隊となっていた。DVから逃げる女性を助けたというというが、女性が証言を否定したので6ヶ月の刑期で刑務所に入っていたという。ハウエルは当時のNCIS捜査官への不信感から、今回は何も語ろうとしない。ブルックスの所持品からボイスレコーダーが見つかり、ハウエルとの会話の後、誰かが侵入しブルックスを襲う様子が録音されていた。厚木のブルックスの上官の情報で、最近基地へのコカインの持ち込みが問題となりブルックスが取り調べを受けていたことがわかる。早速ブルックスの航空機を捜索し、ジェシーとカイはハウエルの行動を監視する。基地でのコカインの乱用とブルックスの飛行機記録一致しており、ブルックスは何かのために録音していたと見られる。一方、ホテル内の様子を探るため、ルーシーとケイトが新婚旅行客を装って、潜入捜査をすることになった。2人はオープン・バーの常連ジョージと話をする。ジョージは空挺師団を退役し、今はホテルの名誉コンシェルジュ、「町長」として何でも知っているという。ケイトはハウエルが怪しい男と話をしているのを見つけ、観察する。夜、ハウエルと男が車で出かけるのをジェシーらが追跡するが、振り切られてしまう。ハウエルと一緒にいたのは、麻薬の密輸などで前科のあるツプアで、アリゾナで服役していた。ハワイでは不動産関係の仕事をしているというが、管理がされていないような物件ばかりだった。ケイトとルーシーは、ハウエルとツプアが使った従業員用のドアから中に入る。そこで、2人の担当をしたベルボーイのマルコを見かけ、気になる倉庫を調べる。今のところ、怪しい品物は見当たらないが、アーニーから不正な方法でブルックスの部屋に侵入する方法を聞いたケイトは、上の階からベランダに降りて見せる。サムとカイは鑑識でカルテル絡みの証拠品を調べ、液体に混ぜられたコカインを発見する。ジェシーはツプアの担当する不動産の中で、農機具を扱う物件を調べる。昨夜ハウエルを乗せた車が駐車しており、テナントとジェシーが中を調べるとツプアが逃げ出した。そこには、暴行を受けた上残忍に殺されたハウエルの遺体があり、他にも3人が殺されたようだ。手口などからカルテルの関係が浮かび、鑑識のブンブンは液体コカインを注入したパイナップルを発見、そのパイナップルがホテルに隠されていた可能性が出てきた。ケイトは宿泊している部屋で、ベランダから侵入してきたマルコに襲われる。必死に抵抗して相手を倒すが、マルコはカルテルの戦闘員としてハワイで活動しており、ツプアとハワイにコカインを密輸し、市場を拡大、その手を軍に伸ばしていた。ハワイではある農産物を扱う会社が買い取られ、その直後からコカインの流通量が増加している。ここで液体コカインを注入したパイナップルを生産しているとみて、NCISが突入する。サムの活躍もあり、ツプアの身柄を確保、運び屋を担っていた軍人のリストも見つかった。ツプアとマルコはハワイで金を用意し麻薬の手配をしていたが、軍人を運び屋にするのにカフア・コアホテルで人探しをした。その担当は「町長」こと、ジョージ・コンラッド軍曹で、退役したのではなく、陸軍トラックを使って東海岸にドラッグを行き渡らせ、軍を追われた。ブルックスは密輸をしていたが、捜査側に協力する事がわかり殺されたのだった。ジェシーはハワイに居続けるサムの意図を疑うが、サムはジェシーの資質と実績を認め、チームを監視するためにここにいるのはない、という。しかし、アーニーが調べたところ、サムが行っているセミナーの予算はパールハーバーではなく、「エリート」という極秘の存在であるという。最初からバーの常連はおなじみの役者さんなので、怪しいとわかっていました。(笑)ケイトとルーシーの潜入捜査で、2人の結婚願望などについて語られ、最終回はきっとケイトがロイヤルウェディング風のドレスを着て結婚式をするのでしょう。カイにカナダにいる恋人の話が出てきたので、その彼女も出てくるのかな。ブンブンはパイナップルのアレルギーなのでしょうか。ハワイでは辛そうですね。麻薬犬はれっきとした捜査官で、ナデナデしたらだめ、とか美味しいところを持っていきましたね。サムは作戦面でも、実力行使でも、人脈でも重要なアセットである事を見せつけました。これが本土とハワイの人材配置の違いなのかな。それにしても、厚木基地も沖縄の基地もアメリカの国内の一部扱いであることが改めて感じられました。また、ハワイの土地にあのようなゴージャスな軍の施設あるということは、地元の人からすると複雑な気持ちだろうなあ。サムの口からカレンと潜水艦に閉じ込められた話も出てきて、それはそれで良かったですが、ハワイのチームからすると本当に目の上のたんこぶというか、嫌な存在なのがありえないなあ。ちなみにスウィフト役のヘンリー・イアン・キューザックは新板「マクガイバー」でもいきなり怪しい上司側で出てきて、いかにもな配役ですね。
September 7, 2024
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新シーズンプレミア。前シーズンのラストで「組織犯罪特捜班」と2話ずつ合計4話続きのクロスオーバーをしているので、相変わらずシーズン24の22話は「組織犯罪特捜班」のシーズン3を見てからということになります。私の印象としては、クリス・メローニがシリーズに復帰して自分のシリーズを立ち上げるまでの3シーズン分は、SVUとして全力でバックアップしたのではないかなあ。2つのシリーズで一つのストーリーを展開し、オリビアとステイブラーの関係についても、やっと決着が付いて、シーズン25はオーソドックスなSVUに戻るような気がします。オリビアが付けていたペンダントも、その象徴なのでしょう。また、オープニングにマンシーがいませんが、シーズン24の最終話で昇格の話が出ていましたので、そういうことかと思います。アマンダとカリシの子供ニッキーの洗礼式が行われ、SVUの仲間たちで祝う。その帰り道、オリビアは停車している派手なバンの助手席に乗っている少女を見て何かを感じる。大型店舗で買い物をしていたフリン家の娘マディが姿を消した。マディが欲しいと言っていた絵の具の売り場に絵の具が落ちており、母親アイリーンは娘がいなくなったと大騒ぎをしている。男子トイレに銃が隠されており、現場に到着したオリビアはマディの写真を見て、先程の少女だと気づく。オリビアは母親に直接目撃したとは告げず、一斉警告を出し交通カメラなどのチェックを始める。記憶ではマディは怯えたような表情ではなかった事が犯罪を見逃すことになったと、オリビアは自分を責める。夫妻にNYでの知人や友人などについて尋ねるが特に問題は見当たらない。マディの携帯がトンネルのブルックリン側で見つかるが、マディの消息について有力な手がかりが得られず、母親は激しく警察を非難する。フィンやヴェラスコらが、本当に見たのかと疑う中、4時間経ち、オリビアが目撃したエナジードリンクの配達車が州外のガソリンスタンドで見つかる。昨日、会社から盗まれており、ここで車を乗り換えたと思われるが、防犯カメラが壊れている。必死で手がかりを探すオリビアは、シートの間からマディが着けていたブレスレットを見つける。マディはやはりこの車に乗っていたとがわかるが、誘拐した犯人のDNAが特定できない。しかしブルーノが交通カメラから、犯行に使ったバンの映像を見つけ出し、運転手の姿をキャッチした。今のところ、エナジードリンクの会社は捜査に協力的ではなく、カリシは従業員に関する令状を取ることにする。アイリーンは運転手には心当たりはないというが、父親はマディのサッカーの練習中に怪しい男が様子を見ていて、警察が話を聞いたことを思い出す。ゴードン・フランクスの自宅に向かうと、物置の中から、マディを写した写真が見つかった。誘拐に関しては無実を主張するが、アリバイははっきりしない。しかし、マディ本人の存在を示す証拠はでなかった。SVUに少女を見つけたという男がやってくる。ビニールに包まれていたのは、マディにそっくりなラブドールだった。実はこれらの人形は映画の撮影現場で小道具として使われており、なぜかマディの誕生日の時の服装そのままの人形が売られていたことがわかる。マディのSNSは両親が厳しく管理しているので、外に出たとは考えにくいが、オリビアは技術部門に誰かが写真を閲覧したかどうか調べさせるという。娘を案じる両親の精神状態は限界に達していた。ラブドールを輸入した業者を調べたところ、台湾から相当数の人形が輸入されていた。今のところ、小児性愛者が人形を購入しただけでは犯罪とはならず、行き詰まったオリビアはアマンダにアドバイスを求める。アマンダは愛好者が満足できずに欲望を高めていくのではないかと答える。SVUはマディ似のラブドールを購入した客を一軒一軒当たり、DNAを集める。その中でハルという男は、重要な証言をする。もともとマディの人形を購入していたが、友人のマークがマディは実在すると教えてくれたことから、本物が欲しくなり、誘拐する計画を立てた。実際はマークの友人が誘拐を8000ドルで引き受けたが、ハルは怖くなり依頼をキャンセルした。それでも、誘拐は実行された。連絡先の携帯から犯人の位置情報がわかり、SVUがモーテルに急行する。しかし部屋には男の姿はなく、バスタブに浸かった大きな袋の中にマディとは別の少女を見つける。地元SVUのパリッシュ刑事によると、失踪したーニャという少女を追っていたという。ターニャは致死量に達するフェンタニルを摂取しており、同行の男に渡されたという。その男は30代後半、ブラウンの髪の白人男性という程度しかわからないが、マディを連れてきたと証言する。マディは朦朧としていたので、おそらく彼女も薬を盛られたのだろう。男はマディがいるからと、ターニャに別れを告げ薬を渡した。マクグラスは1年以上行方がわからなかったターニャが見つかったことを手柄として発表するという。マディの両親の気持ちを慮るオリビアではあったが、マクグラスに押し切られる。マスコミ発表の場にやはりマディの両親が現れ、オリビアは激しく責められる。オリビアはマディが生きているという希望を持ち続けるという。ということで、マディの捜索は続くわけですね。マディはある特定の趣味の人達には人気があって、それを商売にしているのは台湾の業者ということか。誰がどうやって限定されたSNSから写真を盗んだのかは、結構手がかりがあるんじゃないかと思います。サッカーの写真などは禁止された画像とも言い難く、取り締まりは難しい。どこかで誘拐した男と一緒にいると思われますが、一刻も早く救出しなければなりません。薬漬けにされているかもしれない。脱線しますが、日本で有名なラブドールの会社が生産を終了するという記事を見ました。人形そのものを愛する人もいるし、叶わぬ望みを人形で代替するということもあるし、それは犯罪ではないということですが、今回はちょっと無理やりな展開だったように思いました。冒頭にオリビアがセラピーみたいなところで、24年間のSVUでの自分を振り返っておりましたが、いかにも今シーズンを新たなスタートとして仕切り直したという感じがしました。マンシーがいなくて、ブルーノはいますが、やはりアマンダを出したのが堪える。オリビアの孤独感が増し、直感でこれは怪しいと思ったことをスルーした自分に厳しくあたっています。せめて、人手不足が解消されると良いのですが。洗礼式の後のパーティで、マンチのことを偲んでいましたが、これは御本人がお亡くなりになったということへのお別れですね。洗礼式でオリビアの隣にいるおじさんは誰なのかと思ったら、カリシのいとこだという。しかし、この役者さんはシーズン24の最後に別の役柄で出ていたんだけどなあ。オリビアに誰か紹介したいという、カリシの世話焼きだったわけですが、今後オリビアの新たなパートナー探しはテーマになるのかもしれません。アマンダとカリシはラブラブで良かったですね。しっかりと幸せを掴んでいることが、SVUとしては数少ない喜びです。
September 5, 2024
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今回はジェシーのお当番エピとなりました。タイトルは洒落て「007シリーズ」をもじったものでしょうが、エクストリームスポーツ業界を取り上げたわけですね。でも、まじめにスポーツを目指している選手には気の毒かな。事件と海軍とのつながりは無理やりで、むしろ「マグナム」で描いた方が良かったかも。(笑)白昼、海軍信用組合の現金輸送車が3台のバイクに乗った強盗に襲われ、金を奪った犯人をパトカーが追った。犯人は巧みな運転技能を持ち、そのうちの1台を海岸際まで追い詰めるが、犯人は崖から飛び込み、待っていた水上バイクに乗って逃げ去った。しかし、それはオトリで、現金は後の2台の犯人が持ち去ってしまう。乗り捨てたバイクはモトクロスの専門的なもので、海外のカスタムタイプだった。計画的で手際の良い犯行ではあったが、金を全て奪っておらず、盗んだ場所も警察の指令センターが近い。サムは犯人の目的はスリルを楽しむことだったのではないかという。今回の現金輸送は予定されておらず、内部から情報が漏れた可能性がある。テナントはサムがハワイに滞在する理由が本当に「型破りな戦術セミナー」のためなのか、突き止めるという。遺留品のバイクに貼られたシールから、このバイクはメキシコシティからLAへ輸送されたことがわかる。サムの意見から、海外でド派手な逃亡方法を取った同様の事件を探すとメキシコシティの近代美術館からベースジャンプで逃亡したものがあった。このバイクは最終的にハワイのアロハ・スタジアムに配送されており、ここで現在行われているモトクロスのツアーのものであることがわかる。ということは、この場所には容疑者の候補がたくさんいる事を意味する。ジェシー、カイ、ケイトが参加者に聞き込みを始めるが、ジェシーは若い時にモトクロスをしていたことから、チーフメカニックでライダーのレジェント、TJショウに近づく。昨夜ここでバイクが2~3台盗まれたというが、防犯カメラは切られており、内部犯行の疑いがある。容疑者となりそうな犯罪歴のある関係者は30人を数え、捜査方針についてサムのアドバイスを受け、ハイパードームツアーの関係者が集まるバーで聞き込みを行う。ジェシーは再びJTに会い、意気投合して深夜のスピードボートレースに誘われる。朝帰りしたジェシーは、JTの仲間が世界中で危険なスポーツを楽しんでいる事に圧倒されたという。ジェシーは早くに結婚して家族を持ったため、彼らの生き方には感じるところがある。JTはジェシーに直感で生きろという。ハイパードームツアーでは、ダロウという男がリーダー格で、過去にも犯罪歴があった。また、ゼイヴィアという男は昨夜スピードボートレースには姿を表さず、仲間たちとは違うアパートに滞在しているという。そのアパートには海軍信用組合の管理部に勤務するジーナが住んでおり、早速監視に向かう。ゼイヴィアがジーナとアパートから出てきたため、事情を聞こうと近づくとゼイヴィアが逃亡した。ゼイヴィアはNCISに追跡され、車道に飛び出して轢かれてしまう。ジーナはゼイヴィアとの交際を認め、現金輸送の日程について話したかどうかは覚えていないという。ゼイヴィアがバーでつるんでいた人物はわかるということで、彼らの携帯の位置情報をチェックする。ゼイヴィアの携帯には仲間からのものと思われる着信が多々あり、 相手はまだゼイヴィアの死亡を知らないことから、次の犯行の誘いに答える返事を送る。待ち合わせのダウンタウンで監視していると、ダロウを始め数人の仲間が姿を見せる。ジェシーは強引に現場に近づき、強盗の証拠を求めバンの荷物を探るが、ダロウに見つかってしまう。ダロウはジェシーをバンに押し込むと、これまで経験したことのない事を体験させるという。到着した場所は、高い波が押し寄せる海岸でダロウらはサーフィンを始めた。ジェシーもサーフィンに付き合うが、そこにTJもいた。若者世代との違いを語るJTに、ジェシーは現金強盗について切り込む。JTもダロウもジェシーが警官ではないかと疑いを持っていたという。ゼイヴィアの共犯者を聞き出そうとするが、TJは彼らをかばうような発言をし、ダロウとその他の2人か脱走するのに時間稼ぎを求められたと認める。ジェシーが本部に連絡をいれる間に、ダロウの姿は消えた。さらにJTまで姿を消し、NCISは彼らの車を追跡する。ダロウらはマリーナへ向かった事がわかり、サムも身柄確保に協力することになった。しかし、ダロウの持っていたカバンには現金はなく、偽物とすり替えられていた。TJはダロウを騙し、空港へと向かっていた。ジェシーが駐機しているプロペラ機に近づくと、待ち伏せしていたTJに殴られ意識を失う。ジェシーが意識を取り戻したのは、海上3000メートルを飛ぶ飛行機の中だった。TJは自動操縦の飛行機からパラシュートで逃げ去った。ジェシーはテナントの指示にしたがって、飛行機を旋回させ空港に着陸することができた。今のところTJの行方は不明だ。テナントはサムがビジター用のIDを使って、向かいのビルの地下室に入ったことを掴み、現場に踏み込む。しかし、サムは本当にセミナーの最中だった。テナントはサムのヨットを訪ね、ハワイにとどまる理由について話してくれるのを待つという。ジェシーの中年の危機のエピソードでしたね。家族を大事にする真面目な人柄が伝わってきて、最後の初の飛行機操縦が究極のスリルだったというのがオチでした。サーフィンは上手でしたね、見せ所でした。ルーシーの不在は常態化して、言及さえなし。FBIのケイトが当たり前のように捜査陣に加わるのも変ですが、一応真面目にいつでもスーツを着ているのを突っ込まれたりして、いじられる役は果たしています。TJ役の人は本家にも出ていたんですね。記憶は全くなし。危険なことをしてその場その場を楽しんでいる奴らの多くには、過去に犯罪歴もあり、「このスリルがたまんねー」と言いつつ、法に触れることもするという。日本のニセコのスノーボードが出てきましたが、コースを外れて面倒なことを起こす人たちもこの範囲に入るのかな。でも、逃げるゼイヴィアが定番のように車に轢かれてしまったのは何だかなあ。彼も町中でのパルクールみたいなスポーツがあるのだから、軽々と逃げる方が今回のシナリオには合っていたかも。サムが未だに謎の人として、珍しい事務仕事をしながら、捜査方針には口を出したり、一人で3人相手に兵ぶりを発揮するなど、存在感が相変わらずです。船に住んでいるし、あれはもう仙人ですね。その割に筋肉が多すぎるけど。でも今週のヒットは、ケンジーとディークスの名前を出したことで、LA支局は機能している事がわかってうれしいです。カレンはヘティを探してどこかウロウロしているのでしょうか。
September 1, 2024
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