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Apr 11, 2009
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カテゴリ: 雑誌



かなり今更感があるんですが、LaLa期待の新人・ふじつか雪さんの『もっけ墨』が載ってる「LaLaSpecial」4月号です(出たのは3月10日)。ふじつかさんが描いてる時だけララは買ってるので記事だけ遡って書いておきます。応援してます。白泉社の新人さんで今一番好きな人です。

『もっけ墨』は扉カラー40枚、嘉永元年が舞台の時代物です。「結構好き勝手させてもらえてすごく楽しかった」とのこと。幼い時に両親を亡くした時ちゃんと、彼に想いを寄せる団子屋の槇絵(まきえ)の恋を描いたファンタジー。槇絵は、泳ぐことができず、この地も人もあまり好きではない時ちゃんがいつかこの町を去ってしまうのではないかと不安に思ってます。
表題の「もっけ墨」とは物怪(もっけ)が起こる不思議な墨のこと。団子のお礼に時ちゃんに墨を持ってきた狐が可愛いです。槇絵の見合い話に動揺して時ちゃんが落として割った湯飲みに墨で「結合」と書いたら元通りくっついた、そんな不思議な、もっけの起こる墨。



この墨で願いを認(したた)めれば
夢のひととき
物怪(もっけ)がおきるよ 物怪がおきるよ


ただしその妖力は一日限りのもの。
その墨を使って「一攫千金」を狙うと言う時ちゃんに不安を覚える槇絵。何をしても金にならず、もっけ墨を使って「夜盗を狙う」と言う時ちゃん、槇絵の不安は増すばかり。
「盗っ人持ち物を手放し川へ落ちるべし」と橋に書くつもりと聞いて、お金を手に入れた時ちゃんがもう本当に町を出ていってしまうと思う槙絵は、「こんなことを企てる時点で 時ちゃんも夜盗と何も変わらないのよ…!」と彼をひっぱたいてしまいます。
槇絵を残して夜盗と一緒に橋の下に落ちてしまうシーンは切なかったですね。そして槇絵の咄嗟の機転というどんでん返し。
お金へのこだわりがなくなり、「俺は財力もない阿呆だが 嫁に行くという話 考え直してはもらえんか」と時ちゃんが槇絵にようやく告白できるラストが素敵です。

--日々の中に 物怪と名のつく出来事は 多分あたりまえに存在している


「ステキ」ってどういうこと?というような事を思わせる、楽しく、優しい気持ちになれる読み切りでした。




ふじつかさんのブログ。
http://yfk.whitesnow.jp/

他、印象に残った作品。
斎藤けん『雪のカノン』(読み切り)。『with!!』と同じ作者とは思えない、不思議な切なさがありました。『花の名前』も読んでみたくなるほど良かったです。
病室の、バイクの事故に巻き込まれて失明した10歳の少女・ユキは、見えない目で「お兄ちゃん」を待つ毎日。もちろん本当の兄ではなく、一志(かずし)お兄ちゃんは、ユキを避けようとしてバイクで事故死した篤志(あつし)の兄。やがて今交際している美晴(みはる)と結婚し、月日は流れユキを引き取った一志と美の間に男の子が生まれます。おそらくは死んだ弟と同じ「あつし」と名付けられたその男の子がやがて独り暮らしのために家を出る歳にまで成長します。
血の繋がらないユキ姉(ねえ)とあっちゃんの、逆歳の差ものでもあります。ユキ姉が行くなと言えば自分は出ていかないと告白するあっちゃん、「姉弟だよ」「血が繋がってない」 「年が離れてるし」「関係ない」 「目の見える 普通の子が」「ユキ姉がいい」 「…あっちゃんは酷い これじゃ もう 断る理由が見つからない… 行かないで」

樋野まつり『ヴァンパイア騎士』特別編「とある御婦人の惚気話」。本編の方は未読で内容を全く知らないんですが、この特別編は気に入りました。ゴスロリっぽいものをあまり読んでないのでこれを「ゴスロリ」と呼んでいいのかは知りませんが、絵と世界が好みです。
優姫の母・樹里が学生生活をおくっていた頃の、悠とのとってもとってもイラっとさせられた、でもちょっと甘い思い出のエピソードです。
かなり昔の話なんでしょう。記憶もかすみかけている遠い過去。
ほんの10枚の短い番外編でしたが、本編の方の今第9巻まで出ているコミックスにもちょっと興味わいて来ました。

原作小説がたまらなく面白いと聞く有川浩/弓きいろ『図書館戦争』の特別編も採録。
私は「本が狩られる時代」という焚書の世界に興味があるので、この特別編の単に猫が迷い込んできたというお話はあまり興味をひかれるものがありませんでした。やはり原作小説が面白いんでしょうね。




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最終更新日  Apr 11, 2009 06:09:20 AM
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