もう…何がなんだか日記

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お尻ダンス

第2話『偽善者』

第1話が衝撃的だったので、次は多少緩むかなと要らない心配をしていたけど（笑）
今回も十分衝撃的だった。

火事のシーン、火達磨になって悶え苦しむ人間…
それらはリアルに遭遇すれば大変なことだけど、ドラマとしては比較的見慣れた風景。
こう文字に書くとナンダカナ…だけど、
でも実際にとてもクールな目になってしまうのは確か。

でも、最初から娯楽目的で集まった野次馬達はTVのこちら側にいる私以上に冷酷。
これはドラマとしても怖いし…
リアル世界では大変だと上記したけど、
実際のところリアル世界でも大いに有り得る気がするから怖い…

闇サイトが絡んでいるところや、
そのサイトの運営者が若者というところは、
これまたリアル世界にありそうではあるんだけど、ありそうなだけに衝撃はない＞ぇ

第1話の亜流みたいなもので、それほど衝撃的ではなかった。
まあ、第1話は被害者のご両親に感情移入する部分が大きかったってのもあるからね。

でも今回、それで終わりではなく、その闇サイトに依頼した人物に焦点が当てられていた。
気の弱そうな中年男性。
ここで第1話の影から脱することができたかも？

ホームレスは人間じゃないと嘯く男に被害者の遺体を見せるのも梅木流。
見れば“人間”だと認識するだろうと考えてのことだろうけど、
そういう感情的なものよりも単に生理的に気持ち悪がってるだけって様子だったけど。
まあ、そういうもんなんだろうなという気はする。

梅木のやり方は時代劇に出てくる拷問シーンを連想してしまったりして、
やはり全面的に支持するには問題ありだな…と思っちゃう部分はある。

でも、だからといって、加害者側に理解を示し人間性に訴えるという啓吾のやり方も
これまた全面的に支持は出来ないし…難しいもんだよね。

公園や子供達のことを理由に挙げ、ホームレスを見下す犯人は一見とても分かりやすい“偽善者”。
でも、実際には皆に追い詰められてのことでもあったわけで…

そうして自分の手を汚さず、事が起きれば無関係だと逃げ、今度はその人を責め立てる人々は
火事をショーのように楽しんでいた人々と同類。
そうした人々こそが“偽善者”だという結末は、やはり怖かった。

その“偽善者”という罵倒を自分が受ける夢を見る啓吾は、やはり黒いものを抱えていそう。

何か歪な感情が秘められていそう。

茉莉亜と梅木に似たような過去があるというのが興味深い。
恋人を殺した犯人に殺意を抱いているという梅木は、凄く人間的なんだろうな。

それにしても、そんな梅木を見張る役割…だなんて『X-ファイル』風。
最新の『相棒』もそんな設定が加えられたし、
今やドラマといえど型破りなキャラを登場させるのに、
そんな抑制力（？）を用意しないとダメなのかも？
まあ、大抵見張り役になるキャラは、見張る相手寄りに変化していくというのも定番なんだけど。

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