やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2013/10/13
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テーマ: 沢登り(77)
カテゴリ: 沢登り
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7mのスライダー滝である。ここも会長がロープなしで登り、後追いのロープがフィックスされた。斜度はきつくないのだが、岩がすべすべで一度スリップしたら長距離滑落しそうな、いやらしい登攀であった。ロープは大変有難い。

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滝の上は巨石が転がる谷となる。いよいよ幕営地が近づいてきた。

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12:56 幕営予定地に到着。右岸の平らな砂地は、石を敷き詰めてテントサイトを広げた跡がある。その近くには焚き火の燃えさしも。11年前も全く同じところにテントを設営し、焚き火を熾した。長い年月風雪に耐えてそのままの形で燃えさしが残っているわけはないだろうから、最近遡行した登山者のものであろう。

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時間があるので空荷で上部の偵察に出る。別の幕営地探しだ。雪渓が幾つも残っており、雫を垂らしている。側壁は急斜面となりテントを張るような地形ではなくなる。やはり先ほどの右岸が適地である。

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イタドリをナイフでどんどん刈り取って、幕営地に敷き詰める。これでもかというほど周囲のイタドリを積み上げた。

草を刈り 今宵の仮宿 組み立てる

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着火剤を使っても火がつかなかったが、小枝や牛乳パックなどを使って何とかなった。14時過ぎからの飲み会。すいすいと胃袋に入って、夕食時に飲む分がなくなってしまった。

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夕暮れ時は谷の中が茜色に染まる。11年前もこんな感じであった。

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霞む彼方の能登の沖に、赤い夕日が沈んでいく。じわりじわりと名残惜しそうに。それと交替で、富山平野の夜景がちらちらと瞬き出す。空には一番星も出た。美しい景色を見ていると、沢登りはいいなーと心底思えてくる。

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食後の食器を沢で洗うと、サンショウウオの幼生が入ってきた。荒々しい谷にも生命が息づいていることに驚く。

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やまやろう持参の一年じっくり乾燥させたイワナの骨酒である。うわちゃーくるねー。

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夜景を見ながら焚き火で暖をとり、語り合う。これ以上必要なものはない(残念ながら酒は足りなかった)。見上げた空には、はくちょう座。すいーと流れ星。2つも見た。

20:05 就寝。





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Last updated  2013/10/29 11:01:34 PM


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